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【米株新規銘柄取扱】ルーブリック(RBRK)を上場初日4/25(木)より取扱開始予定!

2024/04/24

【米株新規銘柄取扱】鮨 銀座おのでら(ONDR)を上場初日4/19(金)より取扱開始予定!

新規取扱予定銘柄

上場予定日 ティッカー 銘柄名 事業内容 市場
4月25日 RBRK Rubrik Inc-A
ルーブリック インクA
クラウドデータ管理およびデータセキュリティ企業。政府機関や、医療、法務、金融業界などにサービスを提供。 NYSE
  • ※銘柄へのリンク遷移及び注文受付は上場予定日の16:30過ぎより開始予定となります。
  • ※上場予定日は直前で変更になる可能性がありますので、予めご了承ください。
  • ※新規上場銘柄は上場日に初値が確定するまで、成行注文は受付できません 。指値での注文のみ可能です。

会社概要と上場

カリフォルニア州パロアルトに本社があるクラウドベースのセキュリティプラットフォーム企業です。マイクロソフトが出資しています。2013年創業で、2014年に会社名をルーブリックに変更しました。世界中のデータを保護することをミッションに掲げています。2024年1月期の売上高構成はサブスクリプションが86%、保守6%、その他8%です。地域別では米州が70%、欧州・中東・アフリカ26%、アジア太平洋4%です。なお、最終損益は赤字です(2024年1月期は3.5億ドルの最終赤字)。2024年1月末時点でサブスクリプションARR(サブスクリプション契約の年換算額)は前年比47%増の7.8億ドル、継続率は130%強、顧客数は6,100強です(2023年1月末の5,000強から拡大)。サブスクリプションARRで10万ドル以上の顧客数は1,742です。

NYSEに上場予定で、ティッカーシンボルはRBRK、引受金融機関はゴールドマン サックス、バークレイズ、シティグループ、ウェルズ ファーゴ証券等の多数の大手金融機関が参加しています。なお、日系ではみずほとSMBC日興も引受金融機関に入っています。売り出し株数は2,300万株で仮条件の価格帯は$28-$31となり最大で約7.1億ドルの規模になります。4月24日に値決めが行われ、翌25日に取引開始されるとの観測が出ています。CEOは共同創業者でもあるビプル・シンハ氏(2024年4月1日時点で50歳)です。シンハ氏はインドの名門インド工科大学の電子工学学士を持ち、米国の名門ペンシルバニア大学ウォートンスクールでMBAを取得しています。

注目点

(1)マイクロソフトが出資。顧客はゴールドマン サックスやペプシコ等で業種は多岐にわたる

2021年にマイクロソフトが出資しています。2024年1月末時点で顧客数は6,100超で、ゴールドマン サックスやペプシコ、ホーム デポ等が含まれます。業種は金融サービス、小売り、運輸、エネルギー、ヘルスケア、公共、テクノロジー、サービス等様々です。同社のデータ保護プラットフォーム「ルーブリック・セキュリティ・クラウド(RSC)」はデータセキュリティリスクや不審行動の発見・分析・修復を行います。なお、情報技術インフラはデータ侵犯されるものであり、認証無しでは何も信頼できないとの前提であるゼロ・トラスト・データ・セキュリティの考えに基づいて構築しています。同社のビジネスはデータの成長に連動しており、社会のデジタル化や生成AIの登場でデータ量の拡大が見込まれている中、ランサムウェア攻撃が増加しており、セキュリティ業界の成長機会は大きいと思われます。

(2)注目業績指標は4つ

会社側は注目している業績指標として次の4つを挙げています。①サブスクリプションARR、②クラウドARR、③平均継続率、④サブスクリプションARRで10万ドル以上の顧客数です。サブスクリプションARRは2024年1月末で前年比47%増の7.8億ドルです。クラウドARRは同2.2倍の5.2億ドルです。平均継続率は133%(前年は150%)、サブスクリプションARRで10万ドル以上の顧客数は同45%増の1,742です。

(3)TAM(潜在市場規模)は2024年末に363億ドルと推定

会社側は2024年末までにTAMは約363億ドルになると推定しており、2027年末までには約529億ドルに拡大すると見込んでいます(平均成長率13%)。内訳として、データ管理がそれぞれ129億ドル→154億ドルへ、セキュリティが234億ドル→375億ドルです。

(4)バリュエーション

同社の企業価値は最大54億ドルであり、これから算出されるPSR(株価売上高比率:時価総額を通期実績売上高で除して算出)は約9倍です。サイバーセキュリティをビジネスモデルとする企業と比較するとクラウド ストライク ホールディングス Aは約22倍、パロ アルト ネットワークス約13倍、フォーティネット約9倍、センチネルワン A約10倍等となっており、割高感は小さいと思われます。

図表1  サブスクリプションARR(100万ドル)

図表2  サブスクリプションARRで10万ドル以上の顧客数(1月末時点)

リスク要因(一例)

粗利益率は2024年1月期で77%と高水準ですが、同社は創業以来赤字が続いています(通期ベース)。また、顧客大手3社の2024年1月期の売上高に対する比率が76%と大きく依存していることもリスク要因と言えそうです。この他、売り出し株式数の最大5%相当は、ダイレクト・シェア・プログラムに基づき特定の人物に割り当てられ、ロックアップの対象外となるため、IPO以降の株価変動が大きくなる可能性があります。

業績動向

2024年1月期は売上高がサブスクリプションの増加を背景に前年比5%増の6.3億ドル、研究開発費や販売・マーケティング費、一般・管理費増加で最終赤字は同28%増の3.5億ドルでした。研究開発費と販売・マーケティング費が営業費用の87%とその大半を占めています。四半期ベースでは、24/Q4(2023年11月-24年1月)の増収率は前年比29%増で、前四半期の同1%増から伸びが改善していますが、最終損益は約9,700万ドルの赤字で赤字基調が続いてます。

  • ※当コンテンツは同社資料(上場目論見書)、同社Webサイト、各種報道、Bloombergデータを基にSBI証券が作成
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