小次郎講師の
週間チャート分析レポート
英EU離脱、米中問題が解決!?NYダウ・日経225第1ステージ(上昇期)維持!
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。米中貿易協議において米中が「第1段階」の合意がなされ、15日予定の対中制裁関税「第4弾」の全面発動が回避されたことや英国の総選挙などを受けてリスク選好の動きが強まりました。NYダウはステージの1→2→1の押し目買いのパターンから第1ステージの安定上昇期が続いています。この史上最高値更新の流れが続くかどうかを見ていきましょう。
日経225は第1ステージの上昇期が続いています。暫く小さなもみ合い相場となっていましたが、もみ合い放れとなり短期移動平均線が上向きになってきていますので、短期移動平均線と帯の関係に注目しましょう。上昇の勢いが出てくれば昨年10月の高値更新に向けた動きになります。短期移動平均線が帯に突入すればトレンドの勢いが無くなっていきますのでここからの動きに注目して見ていきましょう。
12月6日の米雇用統計の好結果を受けてマーケットには明るい動きが出てきましたが、中国からの輸入品ほぼ全てに対象を広げる制裁関税第4弾の発動期限を控え、投資家の様子見姿勢が強まってきていました。また、中国の11月の貿易統計において輸出額が4カ月連続のマイナスとなったことで通商摩擦の影響が一段と鮮明になったことも投資家心理を冷ます結果となりました。ただ、米中の貿易交渉団が15日の制裁・報復関税の発動見送りを計画していると米紙から報道がなされ期待感が高まりました。そして、ついに米中両政府が貿易協議「第1段階」で大筋合意したと正式合意が発表され、15日予定の対中制裁関税「第4弾」の全面発動が回避されることになり最悪の事態は回避されました。けれども、昨年発動済みの2,500憶ドル分に対する25%の制裁関税率は維持されることや、正式な署名時期が未定なことも投資家心理を慎重にさせました。
米連邦準備制度理事会(FRB)は連邦公開市場委員会(FOMC)で、政策金利を年1.50~1.75%に据え置くことを決定しました。来年の金利水準についても現状維持を想定していましたが、当面は景気刺激に有効な低金利政策が続くとの安心感が広がったようです。また、欧州中央銀行(ECB)も定例理事会で政策金利を予想通り据え置くとともに、引き続き追加利下げの可能性に含みを残しました。
注目を集めていた英国の総選挙では、現地時間12日に投開票が行われて、ジョンソン首相率いる保守党が歴史的勝利を収めたことで、英国の欧州連合(EU)からの「合意なき離脱」の可能性が大きく後退しました。
米中貿易摩擦と英EU離脱問題という長らく市場を覆っていた2つの大きなリスクが緩和方向に向かったことで、株式市場にとっては明るい材料となり新年に向けて株価が上向き基調になったとみる市場関係者もいるようですので、ここからの展開に注目していきましょう。
週間の概況
注目イベント
12月18日(水)08:50(日本)11月貿易統計
12月18日(水)18:00(独国)12月IFO企業景況感指数
12月18日(水)18:30(英国)11月消費者物価指数
12月18日(水)19:00(ユーロ圏)11月消費者物価指数
12月19日(木)未定(日本)日銀金融政策決定会合
12月19日(木)09:30(豪国)11月新規雇用者数、11月失業率
12月19日(木)15:30(日本)黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
12月19日(木)21:00(英国)イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
12月19日(木)21:00(英国)英中銀資産買取プログラム規模
12月19日(木)21:00(英国)英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
12月19日(木)22:30(米国)7-9月期四半期経常収支
12月19日(木)22:30(米国)12月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
12月19日(木)22:30(米国)新規失業保険申請件数
12月19日(木)24:00(米国)11月景気先行指標総合指数
12月19日(木)24:00(米国)11月中古住宅販売件数
12月20日(金)08:30(日本)11月全国消費者物価指数
12月20日(金)16:00(独国)1月GFK消費者信頼感調査
12月20日(金)18:30(英国)7-9月期四半期GDP
12月20日(金)22:30(米国)7-9月期四半期実質GDP
12月20日(金)22:30(米国)7-9月期四半期GDP個人消費
12月20日(金)22:30(米国)7-9月期四半期コアPCE
12月20日(金)24:00(ユーロ圏)12月消費者信頼感
12月20日(金)24:00(米国)11月個人消費支出
12月20日(金)24:00(米国)12月ミシガン大学消費者態度指数・確報値
12月23日(月)22:30(加国)10月月次国内総生産(GDP)
12月23日(月)24:00(米国)11月新築住宅販売件数
12月24日(火)独国休場(クリスマス・イヴ)
12月24日(火)08:50(日本)日銀・金融政策決定会合議事要旨
12月24日(火)22:30(米国)11月耐久財受注
12月24日(火)24:00(米国)12月リッチモンド連銀製造業指数
*今週は日銀とBOEの金融政策と米国のGDPの結果に注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値24,576円 安値21,125円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値28,500ドル 安値25,663ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週は、【Vトレーダーへの道】として、まずは資金管理・リスク管理をきちんとすることで「負けないトレーダーになる」こと、次に「勝てるトレーダーになる」ために、”トレードは確率のビジネスだ”と理解し、大数の法則で勝つためのテクニカル指標のとらえ方についてお伝えしました。
今回は、最終目標である「安定的に勝てるトレーダー」になるために大切なことをお伝えします。
トレードは、ただ勝てばいいというものではありません。大切なのは安定して勝つことです。しかもそれを継続することです。それが「狙いを澄まして勝つ」ことであり、そのためにはトレードルールが必要不可欠なのです。
私の長年にわたる研究の結果、「トレードルールを作り、そして、そのトレードルールを磨き上げることが、安定したトレーダーへの唯一の方法論だ」と悟りました。加えて、トレードルールを作ろうとするならば、テクニカル分析しかないことにも気づきました。
勝率80%でも収入がマイナスの年もあるし、逆に勝率30%でもプラスに収めることができる年もあります。この違いは何かと考え、たどり着いた答えがトレードエッジ(TE)の計算式です。この計算式は非常に大切なことですので頭に叩き込んでくでください。
【トレードエッジ(TE)の計算式】
TE=勝率×平均利益-負け率×平均損失
TEがプラスなら必ず勝て、マイナスなら必ず負けます。この上なく単純な図式にもかかわらず気づかないトレーダーがたくさんいます。
しかし、それに気づいただけでは、まだ本当の意味での勝てるトレーダーではありません。年間利益目標を狙い澄まして実現できて初めて勝てるトレーダー、すなわちVトレーダーになれるのです。
Vトレーダーとは、自分が目指す年間利益額をコンスタントに達成するトレーダーのことです。われわれはこの最終目標に向かって努力をしていくのです。
そのために考えておくことがあります。そして、事前に知っておくべきことがあります。来週は、その大事な部分を掘り下げていきますので、楽しみにしておいてください。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
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