小次郎講師の
週間チャート分析レポート
地政学的リスクでもNYダウ・日経225は第1ステージ(上昇期)に!!
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。米国とイランの対立の深刻化により、イランがイラクの駐留米軍基地へ弾道ミサイルを発射するという大事件が起きましたがマーケットへの影響は軽微でした。
NYダウは第1ステージの安定上昇期が続いています。史上最高値更新が続いており確りとした展開が続いていますので、この流れが続くかどうかを見ていきましょう。
日経225は地政学的リスクによる原油高やリスク回避の円高などから第2ステージへと移行しましたが、再び第1ステージに逆行してきました。ステージの「1→2→1の押し目買い」パターンとは、短期移動平均線が再び上昇帯を突破することでステージの逆行となります。ここから直近高値を更新して第1ステージの上昇期が継続するのか、それとも再び短期移動平均線が上昇帯に突入して第2ステージに移行するのかを確認するために、短期移動平均線と帯の関係に注目しましょう。
イランは7日、イラク駐留米軍基地へ弾道ミサイルを発射しました。これを受けてリスク回避の動きが急拡大しました。ただ、イランのザリフ外相はツイッターで「緊張激化や戦争を望んでいない」と投稿しました。トランプ米大統領も「現時点で順調だ」などと投稿したことで、市場には安心感が広がりました。さらに、トランプ氏は翌日の演説で、「軍事力を行使したくはない」と、イランへの報復攻撃に否定的な考えを表明したことも買い安心感につながっていきました。
中国商務省の報道官が記者会見で、劉鶴副首相が13~15日にワシントンを訪れ、米国との貿易協議「第1段階」の合意文書に署名すると発表しました。一方で、トランプ米大統領は、難航が予想される「第2段階」の交渉については、11月大統領選まで合意を持ち越す可能性があると発言しました。米中貿易協議の完全解決には程遠いが、両国の関係が当面は悪化しないとの思惑により投資家のリスク選好意欲が高まりました。
昨年12月の米サービス業購買担当者景況指数(PMI)確報値が、前月の確報値よりも上昇し市場予想も上回りました。11月の米貿易収支では輸出が増加し、米サプライ管理協会(ISM))が発表した12月の米非製造業景況指数も結果が改善していました。米オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)が発表した全米雇用報告も昨年12月の非農業部門就業者数が前月比20万2,000人増と市場予想を上回りました。
ただ、米労働省が発表した昨年12月の雇用統計では、景気動向を示す非農業部門の就業者数が前月比14万5,000人増と市場予想を下回りました。しかし、失業率は3.5%と約50年ぶりの低水準を維持しました。また、個人消費を支える堅調な雇用情勢が確認されたということで、反応は限定的だったようです。売り買いが交錯し易いニュースが続いていますので、株価の動きにもご注意ください。
週間の概況
注目イベント
1月15日(水)18:30(英国)12月消費者物価指数
1月15日(水)19:00(ユーロ圏)11月貿易収支
1月15日(水)21:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
1月15日(水)22:30(米国)12月卸売物価指数
1月15日(水)22:30(米国)1月ニューヨーク連銀製造業景気指数
1月16日(木)16:00(独国)12月消費者物価指数
1月16日(木)22:30(米国)12月小売売上高
1月16日(木)22:30(米国)新規失業保険申請件数
1月16日(木)22:30(米国)1月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
1月17日(金)13:30(日本)11月第三次産業活動指数
1月17日(金)18:00(ユーロ圏)11月経常収支
1月17日(金)18:30(英国)12月小売売上高
1月17日(金)19:00(ユーロ圏)12月消費者物価指数
1月17日(金)22:30(米国)12月住宅着工件数
1月17日(金)22:30(米国)12月建設許可件数
1月17日(金)23:15(米国)12月設備稼働率
1月17日(金)23:15(米国)12月鉱工業生産
1月17日(金)24:00(米国)1月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
1月20日(月)13:30(日本)11月鉱工業生産
1月21日(火)未定 (日本)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
1月21日(火)未定 (日本)日銀展望レポート
1月21日(火)15:30(日本)黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
1月21日(火)18:30(英国)12月失業保険申請件数
1月21日(火)18:30(英国)12月失業率
1月21日(火)18:30(英国)11月失業率(ILO方式)
1月21日(火)19:00(独国)1月ZEW景況感調査
1月21日(火)19:00(ユーロ圏)1月ZEW景況感調査
*今週は日銀の金融政策決定会合に注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値24,072円 安値21,125円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値29,500ドル 安値27,297ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週は目標利益の設定について見てきました。目標利益の設定は簡単なようで難しいことをご理解頂けたと思います。なぜなら、目標の利益を大きくすればするほど、それだけリスクが高まります。逆に目標の利益を下げれば下げるほど、それだけリスクを抑えることができます。それに対してリスクだけ抑えて大きな利益を狙う投資手法はありません。ノーリスクでハイリターンなものや、あっという間に5倍や10倍になるといったうたい文句を簡単に信じてはいけません。
もちろん、価格変動が大きくなることをボラが大きくなるといいますが、そのようなボラが大きくなる時は結果として投資用資金が2倍、3倍になることはあります。しかし、Vトレーダーが、2倍、3倍の収益をコンスタントに達成する手法はありません。その思いは投資の手法を歪め資金配分に無理が生じてしまいます。
そこで、狙い澄まして儲けるためには、勝利の方程式を作る必要があります。では、どのような方程式を作ればよいか皆さんも考えてみましょう。その方程式を作るために必要なことは何かといえば、「期待値」と「年間取引回数」ということになります。
では、それぞれが方程式を作るのにどう関わってくるかを見ていきましょう。
仮に投資用資金1,000万円のトレーダーがいたとします。そして、1年間で200万円の利益を上げたいと考えた場合、どのように考えるかをシュミレーションしてみましょう。
1回のトレードは1ユニット単位となりますので、1%のリスクを取る取引量です。(*このユニットという考え方の詳細やロスカットの考え方は小次郎講師の週間チャート分析レポートの、「小次郎講師のVトレーダー養成講座」2017年6月20日号~2018年1月16日号をご一読ください。)
このときに、年間どれくらいのトレードをするか、つまり、トレード回数でイメージしてみます。
例えば、複数の銘柄ではなく、1銘柄に絞り、かつスキャルピングやデイトレードといった短期トレードは避け、年間10回くらいとします。この前提でいけば、年間200万円の利益を上げるためには、単純に計算しても、1回当たり20万円の利益が必要になります。
1回当たりの利益とは期待値のことで、トレードエッジを意味します。過去にトレードエッジも学びましたが、計算式を覚えているでしょうか。では、20万円の利益を達成するには、どれくらいの勝率と平均利益が必要なのでしょうか。
その答え合わせは来週にしていきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
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