小次郎講師の
週間チャート分析レポート
世界同時株安の動きに!NYダウ・日経225は第4ステージ(下降期)継続へ!!
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。新型コロナウイルスの感染拡大が世界規模で拡大していることにより波乱のマーケットとなってきています。リスク回避の動きと金融緩和の攻防により乱高下しています。NYダウは下降期である第4ステージを維持しています。帯が傾きを持って間隔が広がっていますので、トレンドに勢いがあることが分かります。
日経225も大きく下落し第4ステージの下降期を維持しています。下降帯が傾きを持って間隔が広がってきておりトレンドに勢いがあることが分かります。このまま帯に傾きが出て間隔が広がり下降トレンドに更に勢いが出てくるのかどうかを、短期移動平均線と帯の関係に注目して見ていきましょう。
2月末のNYダウは一週間で過去最大の下げ幅となり、下落率は2008年の世界金融危機以来の大きさとなりました。こうした中、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、緊急声明を発表し追加利下げの可能性を示唆しました。また、日銀の黒田東彦総裁も、「潤沢な資金供給と金融市場の安定確保に努めていく」との談話を発表したほか、欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁も適切な措置を講じる用意があると表明したことで、市場では利下げを含む主要中銀による協調的な景気刺激策が取られるとの期待が拡大しました。
そして、先進7カ国(G7)財務相に中銀総裁も加わった電話会議が行われ、新型肺炎を背景とする経済の下方リスクに対し、財政・金融政策を念頭に「あらゆる適切な政策手段を用いる」と確認し共同声明を発表しました。その後、FRBは緊急の米連邦公開市場委員会(FOMC)を開き、0.5%の利下げに踏み切りました。日米欧の協調利下げ観測が広がった時には、過去最大となる上げ幅を記録し、FRBの利下げでは市場の想定の範囲内だったこともあり、大幅に反落しジェットコースターのような乱高下となっています。
民主党の候補指名争いでは3日、14州の予備選などが集中する序盤戦最大のヤマ場「スーパーチューズデー」の投開票が行われました。バイデン氏は9州での勝利を確実にした一方、「反ビジネス」の姿勢を打ち出す急進左派のサンダース上院議員が勝利を確保したのは3州にとどまりました。また、中道派のブルームバーグ前ニューヨーク市長が指名争いから撤退し、バイデン氏支持に回ったことで、市場は一連の流れを歓迎しました。
米議会上院は、新型コロナ感染拡大に伴う緊急対策を盛り込んだ予算案を賛成多数で可決しました。トランプ政権が想定していた額の3倍以上に当たる総額83億ドル(約8,800億円)規模となりました。2月の米雇用統計では非農業部門就業者数が前月比27.3万人増と、市場予想を大幅に上回りました。失業率も3.5%に低下し雇用の堅調さを示しましたが、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う景気悪化や米企業業績への重石がどの程度になるかが今後の課題となりそうです。
週間の概況
注目イベント
3月11日(水)18:30(英国)1月月次GDP
3月11日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
3月11日(水)21:30(米国)2月消費者物価指数
3月12日(木)08:50(日本)1-3月期四半期法人企業景気予測調査
3月12日(木)19:00(ユーロ圏)1月鉱工業生産
3月12日(木)21:30(米国)2月卸売物価指数
3月12日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
3月12日(木)21:45(ユーロ圏)欧州中央銀行(ECB)政策金利
3月12日(木)22:30(ユーロ圏)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
3月13日(金)16:00(独国)2月消費者物価指数
3月13日(金)23:00(米国)3月ミシガン大学消費者態度指数
3月16日(月)08:50(日本)1月機械受注
3月16日(月)11:00(中国)2月小売売上高、2月鉱工業生産
3月16日(月)21:30(米国)3月ニューヨーク連銀製造業景気指数
3月17日(火)09:30(豪国)豪準備銀行(RBA)、金融政策会合議事要旨公表
3月17日(火)13:30(日本)1月設備稼働率
3月17日(火)13:30(日本)1月鉱工業生産
3月17日(火)18:30(英国)2月失業保険申請件数、2月失業率
3月17日(火)18:30(英国)1月失業率(ILO方式)
3月17日(火)19:00(ユーロ圏)1月建設支出
3月17日(火)19:00(ユーロ圏)3月ZEW景況感調査
3月17日(火)21:30(米国)2月小売売上高
3月17日(火)22:15(米国)2月鉱工業生産
3月17日(火)23:00(米国)3月NAHB住宅市場指数
*今週は欧州のECB政策金利に注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値20,036円 安値18,202円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値27,136ドル 安値23,027ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週は注文価格と成立価格の違いを見てきましたが、今週はスリッページというところから解説していきましょう。
そもそも、「10・スリッページ(スリップページ)」とはどういうことかというと、発注価格と成立価格の差のことです。つまり、注文を発注するも成立価格がすべるという表現を使いますが、発注価格と成立価格が違うことを意味します。価格がすべった結果というのは、必ずしもトレーダーにとって不利になるとは限りません。例えば、指値注文で500円以下なら買うという指定をしたときに、498円で約定したら指値の価格より2円も有利な価格で成立したことになります。ですから、スリッページは、有利な方向に動いた場合は+で、不利な方向に動いた場合は-で記録していきます。
「11・ATR」については、「小次郎講師のVトレーダー養成講座、2017年7月25日号から2017年8月22日号」の中で紹介していますので、計算方法や仕組みを学んでみてください。もし計算が苦手なら、取引業者の中にはATRを計算するチャートシステムを備えている場合があるので、そちらを参考にしてください。
「12・ユニット換算」については、「小次郎講師のVトレーダー養成講座、2017年8月29日号」から紹介していますので参照してください。この養成講座ではユニット単位のレードを勧めています。もしユニット単位で取引をしていないとしても、ATRをもとに1ユニットの取引量を計算すれば、そこから取引量をユニットに換算できるはずです。その場合は小数点以下2桁くらいまで計算しておくといいでしょう。
「13・仕掛けの理由」はとても大事な項目です。すでにトレードルールを持っているトレーダーは「マイルール2番の理由で買いエントリー」などと簡単に記載ができます。もし、トレードルールができていない場合には、「●●新聞の○○の記事を見て」など自由に書きましょう。それを記載することでいい加減なトレードの戒めになります。いい加減なトレードとは、言い換えれば、そのときのフィーリングによるトレードを指します。無計画なトレードは、結果として大きな損をもたらします。そのときどきでブレるトレードを避けるためにも、仕掛けの理由はつけるべきです。
また、仕掛けの理由をつけると、「テレビのニュースを見て」とか「雑誌の特集を読んで」といった理由がいかに当てにならないかもわかってくるでしょう。どういう情報が役に立つのかを知るうえでも、記録することは重要なのです。その繰り返しが「Vトレーダー」へと繋がっていくのです。
ここまでは仕掛けという側面から記録をつけるということを見てきましたが、来週からは手仕舞いの記録のつけ方を見ていきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
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