小次郎講師の
週間チャート分析レポート
NYダウ・日経225は第4ステージ(下降期)継続!
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。新型コロナウイルスの抑え込みによる外出・営業禁止などが世界的に広がっており景気後退への危惧が高まっています。そうした中、米政権と議会指導部は2兆ドル規模の経済対策を行うことで合意しました。世界各国の金融政策がどの程度の効果となるかは未知数ですが、マーケットは一先ず世界の金融政策に対する期待感もあるようです。
NYダウは下降期である第4ステージを維持しています。帯が傾きを持って間隔が広がっていますので、トレンドに勢いがあることが分かります。ただ、短期移動平均線が上向きになってきましたので、ここからの動きに注目となります。日経225も大きく下落しており第4ステージの下降期を維持しています。下降帯が傾きを持って間隔が広がってきておりトレンドに勢いがあることが分かります。ただ、短期移動平均線が上向きになってきましたので、ここからの動きに注目となります。ここから短期移動平均線が帯に突入するのか、帯の抵抗を受けるのかを、短期移動平均線と帯の関係に注目して見ていきましょう。
米連邦準備制度理事会(FRB)は、無制限の量的金融緩和の実施を発表しました。「必要な量」の米国債などを買い入れ、金融市場の安定化を図る考えを示しました。トランプ米政権がまとめた新型コロナウイルスの感染拡大に対する経済対策第3弾の議会での可決が難航していましたが、米政権と議会指導部は、2兆ドル規模の経済対策をめぐり合意をしました。そして、上下両院においても可決をしました。新型コロナの感染拡大で打撃を受けた企業支援策も盛り込まれたことで、旅行需要急減の影響を受けた航空各社やクルーズ船運航などのレジャー関連銘柄が買われる局面もありました。
一方で、新型コロナの世界的な感染拡大は続いており、米国でもニューヨーク州などで急増しており、米ジョンズ・ホプキンス大学の集計では、米国の新型コロナの感染者数は10万人を超えて、中国を上回り世界最多となっています。米国では、感染封じ込めのため外出規制やレストラン、小売店の閉鎖などが広がり、経済活動の縮小が続いています。
それを象徴するように、米労働省が発表した21日までの1週間の新規失業保険申請は、季節調整済みで328万3,000件と前週比で約12倍に増え、リーマン・ショックの時も超えて過去最大を記録しました。新型コロナの影響で工場の操業停止や店舗閉鎖が相次ぎ、企業によるレイオフ(一時解雇)が急増しているようです。市場関係者の間では、感染者増加が止まらず、影響が長期化するとの懸念が広がっています。
20カ国・地域(G20)の首脳は、新型コロナウイルスの感染拡大による世界経済への打撃を和らげるため「5兆ドル超を投入する」との声明をまとめましたが、大規模な金融緩和とコロナとの闘いの行方をニュースだけで確認するのではなく、チャートの変化でも確認するようにしましょう。
週間の概況
注目イベント
4月1日(水)08:50(日本)1-3月期日銀短観
4月1日(水)10:45(中国)3月Caixin製造業購買担当者景気指数
4月1日(水)17:00(ユーロ圏)3月製造業購買担当者景気指数
4月1日(水)18:00(ユーロ圏)2月失業率
4月1日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
4月1日(水)21:15(米国)3月ADP雇用統計
4月1日(水)22:45(米国)3月製造業購買担当者景気指数
4月1日(水)23:00(米国)3月ISM製造業景況指数
4月2日(木)08:50(日本)3月マネタリーベース
4月2日(木)18:00(ユーロ圏)2月卸売物価指数
4月2日(木)20:30(米国)3月チャレンジャー人員削減数
4月2日(木)21:30(米国)2月貿易収支
4月2日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
4月3日(金)10:45(中国)3月Caixinサービス部門購買担当者景気指数
4月3日(金)17:00(ユーロ圏)3月サービス部門購買担当者景気
4月3日(金)18:00(ユーロ圏)2月小売売上高
4月3日(金)21:30(米国)3月非農業部門雇用者数変化
4月3日(金)21:30(米国)3月失業率
4月3日(金)21:30(米国)3月平均時給
4月3日(金)22:45(米国)3月サービス部門購買担当者景気指数
4月3日(金)22:45(米国)3月総合購買担当者景気指数
4月3日(金)23:00(米国)3月ISM非製造業景況指数
4月6日(月)15:00(独国)2月製造業新規受注
4月7日(火)08:30(日本)2月全世帯家計調査・消費支出
4月7日(火)13:30(豪国)豪準備銀行(RBA)、政策金利発表
4月7日(火)15:00(独国)2月鉱工業生産
4月7日(火)28:00(米国)2月消費者信用残高
*今週は米国の雇用統計に注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値20,493円 安値15,901円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値24,743ドル 安値18,027ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週からトレードルールを作るためのワークシートのお話をしました。Myルールを作ることを難しく考えずに今週も作成していきましょう。
まずは、投資用資金と年間利益目標を決めましょう。
利益目標は高ければ高いほど、投資家にとっては素晴らしいことと感じるかもしれません。けれども、実はそこに落とし穴があるのです。利益目標は通常10%から30%くらいが適当で、40%を超えるあたりからリスクが高くなり、100%を超えたら現実性がなくなります。このことを理解しましょう。ただし、少額資本のトレーダーの場合は状況が違ってきます。なぜなら、投資用資金が10万円のトレーダーは、年間で100%以上の利益を上げようと思うはずですし、また、少額資本のトレーダーはそれなりにリスクを取らざるをえません。ですから、投資用資金がどれだけあるかによって目標は変わってくるはずです。
2:投資用資金と年間利益目標
「例」
・資金が無くなっても生活に影響が出ない。その条件の下で投資に使おうと決めた金額
・年間利益目標は●●%
「Myルール」
・
・
投資用資金と年間利益目標を作りました。次は1回当たりの取引量です。ここではユニットというタートルズのルールが出てきます。タートルズのトレードルールは幾つもありますが、そのルールの中でもユニットという資金管理の考え方はもっとも素晴らしいものです。ぜひとも利用してほしいところです。
3:1回当たりの取引量
「例」
・ATRを元に算出した1ユニットという単位
(1ユニットは1日当たり1%のリスクを取る取引量)
「Myルール」
・
・
1回当たりの取引量が決まれば、次は最大の取引量となります。これはトレードの経験値やレベルによって変わってきます。ベテランになればなるほど取引量を増やすことが可能となります。なぜなら、ベテランは取引量が増えても冷静に対応が出来て、また、思惑通りに動かなかったときでも正しいロスカットが出来るからです。逆に初心者のトレーダーはあまり増やしてはいけない部分となります。
4:最大取引量
「例」
・同一銘柄では最大4ユニットまで
・相関関係の高い銘柄は6ユニットまで
「Myルール」
・
・
次回も「トレードルールを作るためのワークシート」を作成していきましょう。
※先週分のレポートの詳細は下記リンク先よりご確認いただけます↓
詳細はこちら
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
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