小次郎講師の
週間チャート分析レポート
米雇用統計が大幅悪化!NYダウ・日経225は第4ステージ(下降期)継続!?
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。新型コロナウイルスによる景気後退懸念が実体経済の指標にも如実に表れ始めてきました。米国の新規失業保険申請件数が過去最高の増加となり米雇用統計も非農業部門就業者数が9年半ぶりのマイナスとなっており、これらの結果を見ると景気の悪化がこれから本格化してくるのではないかと感じさせる内容となってきています。
NYダウは下降期である第4ステージを維持しています。帯が傾きを持って間隔が広がっていますので、トレンドに勢いがあることが分かります。上向きになっていた短期移動平均線が再び下向きになってきましたので、ここから下降の勢いがでてくるのかどうかにも注目となります。
日経225も大きく下落しており第4ステージの下降期を維持しています。下降帯が傾きを持って間隔が広がってきておりトレンドに勢いがあることが分かります。上向きになっていた短期移動平均線が再び下向きになってきましたので、ここから下降の勢いが出てくるのかどうかにも注目となります。短期移動平均線が下向きになり帯に傾きが出て間隔が広がってくるのかどうかを、短期移動平均線と帯の関係に注目して見ていきましょう。
米国では先日、個人への現金給付や打撃を受けた企業への支援策を盛り込んだ経済対策が成立し、また、米製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)が新型コロナに対するワクチンの臨床試験を9月までに始めると発表したことは好感されるニュースでした。しかし、トランプ米大統領は外出などの行動自粛要請を4月末まで延長する方針を表明し、経済活動縮小の長期化による景気悪化への懸念が根強くなってきました。その景気悪化懸念が経済指標の結果にも顕著に出始めてきました。
米民間有力調査会社コンファレンス・ボードが発表した3月の消費者景気信頼感指数が120.0と、前月の132.6から急低下し、2017年7月以来、2年8カ月ぶりの低水準となりました。米サプライ管理協会(ISM)が発表した3月の米製造業景況指数では、新型コロナの影響で、3カ月ぶりに景気拡大と縮小の節目となる50を下回りました。特に新規受注が11年ぶりの低水準に落ち込みました。米労働省が発表した3月28日までの週間新規失業保険申請は664万8,000件と、前週に続いて過去最多を更新しました。さらに、3月の米雇用統計は、新型コロナウイルスの感染拡大で雇用削減が広がる中、非農業部門就業者数が前月比70万1,000人減となり、9年半ぶりのマイナスとなり、失業率も4.4%と、2年7カ月ぶりの水準に上昇しました。米国が深刻なリセッション(景気後退)に陥っているとの見方を裏付けるような結果となりました。
一方で、中国国家統計局が発表した3月の製造業購買担当者景況指数(PMI)が過去最低まで悪化した2月からV字回復したことは少し明るいニュースとなりました。また、トランプ米大統領のツイッター投稿をきっかけに、主要産油国サウジアラビアとロシアが減産で合意するとの期待が高まったことで、原油相場が急伸し代表的な指標である米国産標準油種WTIが一時、前日比で約35%上昇しました。リセッションへの懸念が高まっていますがチャートは先日の安値を割らずに底抜けしていませんので、チャートの推移をしっかりと見ていくようにしましょう。
週間の概況
注目イベント
4月8日(水)未定(日本)3月景気ウオッチャー調査-現状判断DI、先行き判断DI
4月8日(水)08:50(日本)2月国際収支・経常収支、貿易収支
4月8日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
4月9日(木)03:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
4月9日(木)15:00(独国)2月貿易収支、2月経常収支
4月9日(木)17:30(英国)2月月次GDP
4月9日(木)21:30(加国)3月新規雇用者数、3月失業率
4月9日(木)21:30(米国)3月卸売物価指数
4月9日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
4月9日(木)23:00(米国)2月卸売売上高
4月9日(木)23:00(米国)4月ミシガン大学消費者態度指数・速報値
4月10日(金)NYダウ・DAX・FTSE100休場(グッドフライデー)
4月10日(金)10:30(中国)3月生産者物価指数、3月消費者物価指数
4月10日(金)21:30(米国)3月消費者物価指数
4月13日(月)DAX・FTSE100休場(イースター・マンデー)
4月14日(火)03:00(米国)3月月次財政収支
4月14日(火)未定(中国)3月貿易収支
4月14日(火)21:30(米国)3月輸入物価指数
4月14日(火)21:30(米国)3月輸出物価指数
*今週は米国のFOMC議事要旨に注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値20,493円 安値15,901円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値24,743ドル 安値18,027ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週の続きでトレードルールを作るためのワークシートを作成していきましょう。今週はまずはエントリールールを決めていきましょう。エントリールールはトレーダーがそれぞれ勉強して、工夫を重ねて積み上げていくものです。よって初心者の方とベテランの方であれば全く違ったエントリールールになる可能性も出てきますね。
5:エントリールール
「例」
・移動平均線のゴールデンクロス、デッドクロス
・20日ハイ、20日ローの仕掛け
「Myルール」
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次は、損切りのルールを作成していきましょう。何度も出てきているタートルズ流の損切りはATRの2倍、つまり、2ATRが基本となります。もちろん、2ATRではロスカット幅が小さいというトレーダーがいるのも事実です。逆に2ATRでは幅が広すぎるという考えもあるでしょう。ただ、2倍未満ではロスカットラインとしては小さ過ぎるケースが多いという考えもあります。銘柄の状況やマーケットの状況によっては2.5ATRとか3ATRが適切というトレーダーもいます。この損切りをどうするかという考え方は、非常に奥が深く各トレーダーの力量や個性が試されるところです。
6:損切りルール
「例」
・ATRの2倍の逆方向で逆指値を出しておく
「Myルール」
・
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では、次はトレイリングストップです。初心者の方には難しく感じるところかもしれませんが、これはロスカットを変えていくという方法です。例えば買った銘柄が上昇していったらそれに合わせてロスカットも引き上げていくというものです。簡単に見えますが単純に引き上げ続ければよいというものではありません。工夫が必要ですので試してみましょう。
7:トレイリングストップ
「例」
・価格が上昇したら上昇幅の2分の1の幅分のロスカットを引き上げる
・あるところまではトレイリングストップを使うが、そこから先は使わない
「Myルール」
・
・
さて、いよいよトレードルール作成も終盤になってきました。上記の「例」はあくまでも「例」ですので、ご自身でルールを作れるようになっていきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
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