小次郎講師の
週間チャート分析レポート
日経225は第1ステージ(上昇期)へ!
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。世界の経済活動の再開への期待感や感染拡大の「第2波」への警戒感などが交錯しています。また、米中対立深刻化への懸念や、米経済指標の大幅悪化が嫌気されています。NYダウは上昇相場の入り口である第6ステージから下降期である第4ステージに逆行してきました。短期移動平均線が再び下降帯を下抜けてきました。下降帯に傾きが出て間隔が広がってくれば下降トレンドに勢いが出てきます。日経225は上昇相場の入り口である第6ステージから上昇期である第1ステージへと移行していきました。上昇帯に傾きが出て間隔が広がってくれば上昇トレンドに勢いが出てきます。NYダウと日経225の動きに変化が出てきました。ここからは短期移動平均線と帯の関係に注目して見ていきましょう。
欧米では新型コロナウイルスの感染拡大を受けた行動制限を解除する動きが継続しています。感染が深刻な米ニューヨーク州も段階的に解除する計画です。ただ、経済活動の再開に動いた中国や韓国、ドイツなどで新規感染者が増加に転じたことを受け、市場では経済活動の早期再開による感染拡大「第2波」への警戒感が台頭してきました。各国が再び制限強化に舵を切れば、世界経済への悪影響が長期化するとの懸念も広がっています。また、国立アレルギー感染症研究所のファウチ所長は上院委員会で、経済活動の性急過ぎる再開がもたらすリスクを警告しました。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、オンラインセミナーで講演を行い、景気の先行きについて、非常に不確実性が高く、大きな下振れリスクにさらされていると発言しました。さらに、追加の財政刺激策がなければ景気低迷が長引く可能性があると警告しました。そこに追い打ちをかけるように米中両国の摩擦再燃への警戒感も高まっています。連邦職員や軍人の退職年金を運用する米連邦退職貯蓄投資理事会は、新型コロナ危機による経済環境の変化などを理由に、中国企業への投資計画を無期限に延期すると発表しました。トランプ政権が投資の中止を求めていたとされており、米中関係の新たな火種になるとの懸念が高まっています。また、米商務省は中国通信機器最大手の華為技術(ファーウェイ)に対する輸出禁止措置を強化すると発表しました。中国側も対抗措置として、アップルへの制裁や、ボーイングの航空機の購入停止などで応じる用意があると報じられています。
米労働省が発表した最新週の新規失業保険申請は298万1,000件と、前週から減ったものの、依然高水準を維持しています。4月の小売売上高や鉱工業生産は、前月からの下げ幅がいずれも過去最大となりました。
トランプ米大統領は、新型コロナウイルスの複数のワクチン候補に米政府が投資すると表明し、年末までにワクチン利用が可能になるとの期待を語りました。今後のマーケットの動きを決める要素の一つにワクチンの問題が大きく左右すると思われますので、その点にも注意しながらチャートの推移を細かく見ていきましょう。
週間の概況
注目イベント
5月20日(水)08:50(日本)3月機械受注
5月20日(水)17:30(英国)4月消費者物価指数
5月20日(水)18:00(ユーロ圏)4月消費者物価指数
5月20日(水)23:00(ユーロ圏)5月消費者信頼感
5月20日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
5月21日(木)08:50(日本)4月貿易統計
5月21日(木)21:30(米国)5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
5月21日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
5月21日(木)21:30(米国)失業保険継続受給者数
5月21日(木)22:45(米国)5月製造業購買担当者景気指数
5月21日(木)22:45(米国)5月サービス部門購買担当者景気指数
5月21日(木)22:45(米国)5月総合購買担当者景気指数
5月21日(木)23:00(米国)4月景気先行指標総合指数
5月21日(木)23:00(米国)4月中古住宅販売件数
5月22日(金)08:30(日本)4月全国消費者物価指数
5月22日(金)15:00(英国)4月小売売上高
5月22日(金)17:00(ユーロ圏)5月製造業購買担当者景気指数
5月22日(金)17:00(ユーロ圏)5月サービス部門購買担当者景気指数
5月25日(月)英国休場
5月25日(月)15:00(独国)1-3月期GDP
5月26日(火)13:30(日本)3月全産業活動指数
5月26日(火)22:00(米国)3月住宅価格指数
5月26日(火)22:00(米国)3月ケース・シラー米住宅価格指数
5月26日(火)23:00(米国)5月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
5月26日(火)23:00(米国)4月新築住宅販売件数
*今週はFOMC議事要旨に注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値21,125円 安値17,516円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値24,859ドル 安値20,644ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週も検証をしていく上で分析するべき項目を説明していきます。
まず、先週の1)~9)の中の、8)年間損益額を算出していきましょう。
検証は月に1回のペースで行いましょう、ということを以前にお話しました。そうすると、まずは年間損益額の前に、検証の時の差引損益を見ていきましょう。
差引損益・・・(トータル勝ち金額)-(トータル負け金額)
差引損益は実際の益金または損金であり、もっとも重要な数字です。差引損益がプラスにならなくては、そもそも意味がありません。ただ、一時的なマイナスに拘るのではなく、1回1回の検証を積み重ねていったときに年間損益額がプラスになることが大事なこととなります。
平均利益・・・(トータル勝ち金額)÷(勝ちトレード回数)
平均損失・・・(トータル負け金額)÷(負けトレード回数)
平均利益はトータル勝ち金額を勝ちトレード回数で割って求めます。これで勝ちトレードの1回当たり金額(平均利益)が分かります。平均損失はその逆です。記録をするときは、平均損失が20万円なら、「-20万円」ではなく、「20万円」と絶対値で書きます。後に説明するRR比率の計算に影響するからです。多くの投資家はご自身の平均利益や平均損失を計算していません。ですから、検証をしていくことで新たな発見が出てきます。
リスクリワード(RR比率)・・・(平均利益)÷(平均損失)
RR比率が「損小利大」を実現するために重要な数字であることは、すでに勉強しました。RR比率が1より大きければ大きいほど損小利大に、逆に1より小さければ小さいほど損大利小となります。勝率を優先するトレーダーの場合、RR比率が小さくなります。何度も記載してきたことですが、損小利大を目指すためにこれまで勉強してきたと思います。多くの投資家はRR比率という言葉すら知りません。ですから、「Vトレーダー」を目指すためにもしっかりと学んでいきましょう。来週もここのところを深堀していきます。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
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