小次郎講師の
週間チャート分析レポート
堅調さが継続!NYダウ・日経225は第1ステージ(上昇期)を維持!
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。黒人男性が白人警官によって拘束後に死亡した事件を契機に、抗議デモが全米に拡大しています。一部が暴徒化するなど不穏な空気が流れていますが、株式市場は経済再開への期待感から堅調な展開が続いています。
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。上昇帯に傾きが出て間隔が広がっていますので、トレンドに勢いがあることが分かります。ここから更にトレンドに勢いが出てくるのかどうかです。日経225も上昇期である第1ステージを維持しています。帯に傾きが出て間隔が広がってきています。NYダウ、日経225にトレンドの勢いが更に出てくれば帯に傾きが出て間隔が広がってきます。勢いがなくなれば短期移動平均線が帯に突入してきますので、ここからは短期移動平均線と帯の関係に注目して見ていきましょう。
香港情勢をめぐる米中対立の激化懸念がくすぶる中、米通信会社が「中国が米国の大豆輸入の一部を停止する可能性がある」と報道しました。さらに、米中西部ミネソタ州で黒人男性が白人警官による拘束時に死亡した事件をめぐり、人種差別への抗議デモが全米各地に広がり、一部は暴徒化し、ニューヨーク市などでは夜間外出禁止令が出たことなどがマーケットの重石となっています。
米サプライ管理協会(ISM)が発表した5月の米製造業景況指数は43.1となり、2009年4月以来11年ぶりの低水準だった前月から上昇しました。景気拡大と縮小の節目とされる50を3カ月連続で下回りました。オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)の5月の全米雇用報告では、非農業部門の民間就業者数が前月比276万人減と、4月(1,955万7,000人減)から減少幅が大きく縮小しました。米労働省が発表した新規失業保険申請件数は187万件となり、外出規制が始まった3月以降で初めて200万件を下回りました。5月の雇用統計では、失業率が13.3%と前月から改善し、非農業部門の就業者数も250万9,000人増とプラスに転じました。予想に反して雇用が増加し失業率も低下したことで、米経済の早期回復への期待が高まっています。
また、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国でつくる「OPECプラス」が、減産の延長を協議する会合を6日にオンラインで開き、6月末までを予定していた日量970万バレル規模の協調減産を7月末まで継続することで合意しました。
経済指標は非常に悪い結果となっていますが、欧米では新型コロナウイルスの感染拡大で事実上停止していた経済活動を再開する動きが継続しており、経済指標の結果よりも景気回復への期待感が高いようです。ここからは価格変動が大きくなるかもしれませんのでチャートの動きに素直に対応するようにしましょう。
週間の概況
注目イベント
6月10日(水)08:50(日本)5月国内企業物価指数
6月10日(水)08:50(日本)4月機械受注
6月10日(水)10:30(中国)5月消費者物価指数、5月生産者物価指数
6月10日(水)21:30(米国)5月消費者物価
6月10日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)
6月10日(水)27:00(米国)5月月次財政収支
6月10日(水)27:30(米国)パウエルFRB議長、定例記者会見
6月11日(木)08:50(日本)4-6月期四半期法人企業景気予測調査
6月11日(木)21:30(米国)5月卸売物価指数
6月11日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
6月11日(木)21:30(米国)失業保険継続受給者数
6月12日(金)13:30(日本)4月鉱工業
6月12日(金)15:00(英国)4月月次GDP
6月12日(金)18:00(ユーロ圏)4月鉱工業生産
6月12日(金)23:00(米国)6月ミシガン大学消費者態度指数
6月15日(月)11:00(中国)5月小売売上高、5月鉱工業生産
6月15日(月)18:00(ユーロ圏)4月貿易収支
6月15日(月)21:30(米国)6月ニューヨーク連銀製造業景気指数
6月16日(火)未定(日本)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
6月16日(火)10:30(豪国)豪準備銀行(RBA)、金融政策会合議事要旨公表
6月16日(火)15:00(独国)5月消費者物価指数
6月16日(火)15:00(英国)5月失業保険申請件数、5月失業率
6月16日(火)15:30(日本)黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
6月16日(火)18:00(ユーロ)6月ZEW景況感調査
6月16日(火)21:30(米国)5月小売売上高
6月16日(火)22:15(米国)5月鉱工業生産
6月16日(火)23:00(米国)6月NAHB住宅市場指数
*今週は日米の金融政策が大注目となります。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値24,072円 安値17,516円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値28,139ドル 安値22,744ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週からはいよいよ移動平均線大循環分析について解説していこうと思いますが、その前に、移動平均線のことを解説していきます。
チャート分析においては、「移動平均線を制する者がチャート分析を制する」といった言葉があります。それだけ、移動平均線はチャート分析の基本中の基本と考えられており、また、奥が深くトレードの精度を高めてくれるものです。
その移動平均線が一躍有名になったのは、「グランビルの法則」を考案した米国のチャート分析家である、ジョセフ・E・グランビルが移動平均線を極めた解説書を出版してからです。グランビルの法則も踏まえて今後解説していきますが、まずは移動平均線をマスターするために押さえておかなければならない5箇条があります。
1:計算式を覚える
2:計算式の意味を理解する
3:計算式をもとにそのテクニカル指標がどこを見ているのかを知る
4:売買サイン(買いなのか、売りなのか)を学ぶ
5:売買サインの理屈を知る
これらはすべていつ売買するのがチャンスかを学ぶためのものですが、初心者トレーダーの大多数、もっと言えば、ほぼ全員が「売買サインだけを学びたい」と口にします。しかし、それだけでは正しいテクニカル分析はできません。大事なことは、そのサインはなぜ買いなのか、もしくは、なぜ売りのサインなのかを正しく理解することです。そのテクニカル指標の理屈を理解しない限り、テクニカル分析は正しく使えるようにならないと心得てください。
もうひとつ大事なことがあります。それはテクニカル分析には「ダマシ」がつきものだということです。ダマシとは、買いサインが出た後に価格が下がってしまうこと、逆に売りサインが出た後に価格が上がってしまうことを言います。初心者の方から上級者の方まで、トレードをしている限りダマシにあいます。そのときに、上記の4、の売買サインだけを学んでいる方と、計算式から覚えている方とでは、そのダマシに対する対応が変わってきます。
来週はなぜダマシが起きるのか、また、そのダマシに対する考え方などを解説していきますので、楽しみにしておいてください。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
CFD(くりっく株365)
CFD(くりっく株365)を
はじめるには
CFD(くりっく株365)取引を行うにはCFD(くりっく株365)取引口座の開設が必要となります。
※PCでのお手続きを推奨しております
総合口座をお持ちでないお客さまはこちら
CFD(くりっく株365)関連ページ
免責事項・注意事項
-
- ・本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。