小次郎講師の
週間チャート分析レポート
景気回復への期待が強い?NYダウ・日経225は第1ステージを維持!
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。中国や米国などで新型コロナウイルスの新規感染者が増加したことに伴う、感染拡大「第2波」への警戒感が台頭してきたことが景気回復の妨げになるとの見方が広がりました。米連邦準備制度理事会(FRB)が5月に開始した社債の上場投資信託(ETF)の購入に加え、個別企業の社債の買い取りも始めると表明し、米メディアはトランプ米政権が1兆ドル近いインフラ投資を計画していると報道したことで、景気対策に対する期待感が高まり、強弱材料が交錯する動きとなっています。
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。短期移動平均線が帯に接近してきてます。短期移動平均線が上昇帯に突入すれば第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージへと移行します。ここからトレンド転換するのか、それとも、トレンドを継続するのかがポイントとなります。
日経225も上昇期である第1ステージを維持しています。短期移動平均線が帯に接近しており、短期移動平均線が上昇帯に突入すれば第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージへと移行します。ここからは短期移動平均線と帯の関係に注目して見ていきましょう。
中国の北京市で食品卸売市場が感染源とみられる新型コロナウイルスの集団感染が拡大しました。また、米国でも南部のフロリダ州やテキサス州など早期に経済活動を再開した州を中心に新規患者が急増し、感染拡大「第2波」への警戒感が台頭しています。航空便の欠航などが相次いだり、アップルは新型コロナ感染者が急増しているアリゾナやフロリダなど4州の一部店舗を再び閉鎖するとなったりして、感染再拡大が景気回復の妨げになることへの懸念が高まっています。
一方で、FRBが5月に開始した社債の上場投資信託(ETF)の購入に加え、個別企業の社債の買い取りも始めると表明しました。さらに、米メディアは、トランプ米政権が1兆ドル近いインフラ投資を計画していると報道したことや、FRBのパウエル議長が、議会証言で、さらなる財政出動の必要性に言及したことなどで、景気対策への期待が高まりました。
経済指標は米商務省が発表した5月の小売売上高は、前月比17.7%増となっており、停滞していた経済活動の再開を背景に過去最大の上昇率となりました。5月の住宅着工許可件数も前月から14.4%増加し、住宅市場の本格的な回復の兆しが示されました。米調査会社コンファレンス・ボードの5月の景気先行指標総合指数は前月比2.8%上昇と市場予想を上回りました。フィラデルフィア連銀発表の製造業景況指数も、市場予想を上回る大幅改善となりました。最新週の米新規失業保険申請は150万8,000件と、11週連続で前週を下回りました。このように経済指標は経済再開によって回復傾向になりますが、感染「第2波」によってどうなっていくかは予想が難しいところですのでチャートの推移をしっかりと捉えていくようにしましょう。
週間の概況
注目イベント
6月24日(水)14:00(日本)4月景気先行指数・4月景気一致指数
6月24日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数(前週比)
6月24日(水)22:00(米国)4月住宅価格指数(前月比)
6月25日(木)13:30(日本)4月全産業活動指数
6月25日(木)21:30(米国)1-3月期四半期実質GDP
6月25日(木)21:30(米国)1-3月期四半期GDP個人消費
6月25日(木)21:30(米国)1-3月期四半期コアPCE
6月25日(木)21:30(米国)5月耐久財受注
6月25日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
6月25日(木)21:30(米国)失業保険継続受給者数
6月26日(金)08:30(日本)6月東京都区部消費者物価
6月26日(金)21:30(米国)5月個人所得
6月26日(金)23:00(米国)6月ミシガン大学消費者態度指数
6月29日(月)08:50(日本)5月小売業販売額
6月29日(月)18:00(ユーロ圏)6月経済信頼感
6月29日(月)18:00(ユーロ圏)6月消費者信頼感
6月29日(月)21:00(独国)6月消費者物価指数
6月29日(月)23:00(米国)5月住宅販売保留指数
6月30日(火)08:01(英国)6月GFK消費者信頼感調査
6月30日(火)08:30(日本)5月失業率、5月有効求人倍率
6月30日(火)08:50(日本)5月鉱工業生産
6月30日(火)10:00(中国)6月製造業購買担当者景気指数
6月30日(火)14:00(日本)5月新設住宅着工戸数
6月30日(火)15:00(英国)1-3月期四半期GDP
6月30日(火)18:00(ユーロ圏)6月消費者物価指数
6月30日(火)21:30(加国)4月月次GDP
6月30日(火)22:00(米国)4月ケース・シラー米住宅価格指数
6月30日(火)22:45(米国)6月シカゴ購買部協会景気指数
6月30日(火)23:00(米国)6月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
*今週は米国や英国のGDPに注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値24,072円 安値17,516円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値28,139ドル 安値22,744ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週も移動平均線大循環分析を学ぶために、全ての分析手法の基本となる移動平均線を学んでいきましょう。
テクニカル分析にはボリンジャーバンドや一目均衡表、エリオット波動、MACD、RSIなど、たくさんの分析手法があります。聞いたことのあるものから聞いたことのないようなものまでさまざまです。そして、それらはとても複雑で、難しそうに聞こえます。フィボナッチがどうとか、ペンタゴンがどうといわれても、理解できる人は少なく、多くの方にとって難解に聞こえます。
そうすると、初心者トレーダーは、どういった印象を持つかというと、トップトレーダーはそういう難しいテクニカル指標を駆使してトレードをしていると考えるかもしれません。
ところが、プロと呼ばれる人たちの話を聞くと、トレードの経験が長くなればなるほど、基本に立ち返るようです。
そして、移動平均線は下記のように評されています。
「チャート分析は移動平均線に始まり、移動平均線に終わる」
「移動平均線を制する者がチャート分析を制する」
移動平均線はとてもシンプルです。それ自体を学ぶにあたって決して難しいものではありません。それほどシンプルであるにもかかわらず、移動平均線だけで莫大な利益を得ているトップトレーダーは世の中にたくさんいることを知っておいてください。
証券、FX、くりっく株など会社を問わず、ネット取引口座を開設すれば、チャートソフトは簡単に入手できます。もちろん、自分で先進的なソフトを入手するトレーダーもいるはずです。どのようなソフトであれ、スクリーンにローソク足を表示すれば、ほぼ自動的に移動平均線も1本か2本は描画できることでしょう。最近は3本以上描画できるチャートソフトも増えてきています。
それだけ移動平均線はスタンダードな手法ということですが、では、ここで皆さんに伺います。移動平均線が意味するものは何でしょうか?そして、移動平均線を正しく使うにはどうすればよいでしょうか?
移動平均線を知っている人、使っている人はたくさんいますが、上記の二つの質問をしっかりと回答できる方は意外と少ないのです。来週はその点を深堀していきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
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