小次郎講師の
週間チャート分析レポート
経済指標は好結果に!?NYダウは第1ステージ(上昇期)に移行!!
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。米ジョンズ・ホプキンス大の集計によると、世界の感染者数の累計は1,000万人、死者数は50万人に達しており、新型コロナウイルスの感染再拡大への懸念が高まってきています。一方で、雇用統計をはじめとする経済指標は好結果となっており景気の回復期待も高まっており、強弱材料が交錯しているような状況のようです。
NYダウは上昇相場の終焉である第2ステージへと移行していましたが、再び第1ステージへと逆行していきました。短期移動平均線が帯を上抜けてきました。ここから短期移動平均線が再び帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへと移行します。3本の移動平均線が傾きを持って間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。
日経225は上昇期である第1ステージを維持しています。短期移動平均線が帯に接近しており、短期移動平均線が上昇帯に突入すれば第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージへと移行します。ここからは短期移動平均線と帯の関係に注目して見ていきましょう。
新型コロナウイルスの新規感染者が急増しており、経済活動を早期に再開した米国の南部や西部の州で感染者が急増しています。さらに、入院者数も再び増加しており経済活動再開の動きを中断する州も出てきており、ニューヨーク市では、店内飲食の再開を遅らせたようです。そのような状況のもと、米製薬大手ファイザーは新型コロナのワクチン候補について、初期の治験で良好な結果が出たと発表し早期のワクチン開発への期待が高まりました。
米不動産業者協会(NAR)が発表した5月の中古住宅販売仮契約指数は、前月比44.3%の上昇となり過去最大の伸びを記録しました。米調査会社コンファレンス・ボードが発表した6月の消費者景気信頼感指数は98.1と、前月から上昇し市場予想も上回りました。米民間雇用サービス会社オートマティック・データ・プロセッシング(ADP)は、5月の非農業部門の民間就業者数を大幅に上方改定し、米サプライ管理協会(ISM)の6月の米製造業景況指数では、景気拡大と縮小の節目とされる50を4カ月ぶりに上回りました。さらに、米労働省が発表した6月の雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比480万人増、失業率は11.1%に低下し、市場予想を上回る改善となりました。レジャーやレストランなどで就業者数が増加し、経済活動の再開を裏付けた格好となり景気回復への期待感が高まっています。
中国による香港の統制強化などをめぐって米中関係が悪化しています。米連邦通信委員会(FCC)は、中国通信機器大手の華為技術(ファーウェイ)と中興通訊(ZTE)を国家安全保障上の脅威と認定しました。
新型コロナウイルスの問題や米中問題などの懸念材料と、景気回復への期待が交錯しておりますので注意を払ってチャートの変化を見ていくようにしましょう。
週間の概況
注目イベント
7月8日(水)08:50(日本)5月国際収支・経常収支・貿易収支
7月8日(水)14:00(日本)6月景気ウオッチャー調査
7月8日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
7月9日(木)08:50(日本)5月機械
7月9日(木)10:30(中国)6月消費者物価指数、6月生産者物価指数
7月9日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
7月9日(木)21:30(米国)失業保険継続受給者数
7月9日(木)23:00(米国)5月卸売売上高
7月10日(金)08:50(日本)6月国内企業物価
7月10日(金)21:30(加国)6月新規雇用者数、6月失業率
7月10日(金)21:30(米国)6月卸売物価指数
7月14日(火)未定(中国)6月貿易収支
7月14日(火)13:30(日本)5月鉱工業生産
7月14日(火)17:30(英国)5月月次GDP
7月14日(火)17:30(英国)6月失業保険申請件数、6月失業率
7月14日(火)17:30(英国)5月失業率(ILO方式)
7月14日(火)18:00(ユーロ圏)5月鉱工業生産
7月14日(火)18:00(ユーロ圏)7月ZEW景況感調査
7月14日(火)21:30(米国)6月消費者物価指数
*今週は日本や中国の貿易収支に注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値23,235円 安値21,325円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値27,645ドル 安値22,744ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週も移動平均線を深堀していきましょう。先週は移動平均線の計算方法を学びましたが、次に移動平均線を活用するうえで、何日移動平均線を使うのがよいのかという問題が出ています。
これは、なかなか一概には言えません。よく使う日数というであれば以下の通りです。
5日、20日、25日、50日、75日、100日、150日、200日
日数の違いが何を示しているのかというと、どの期間のトレンドを見るかということです。例えば1週間のトレンドを見るのであれば、5日間の移動平均線となります。1週間の7日間のうちマーケットが動いていない土日を外したものです。20日であれば1カ月から土日を外した数に近く、同様に75日は3カ月、200日は1年間に該当します。このように、1カ月、1年のトレンドを見るのとでは異なります。なお、週足チャートでは13週、26週、52週などが良く使われます。
では、移動平均線は何のためにあるのでしょうか。
移動平均線の役割は2つあります。
ひとつは価格の推移を滑らかにしてトレンドをわかりやすくすることです。
20日移動平均線を例にとってみてみると、20日移動平均線とは、当日を含めた過去20日間の平均値を、当日の位置に置いてつなげて描いた線であり、当日を含めた過去20日の平均値の推移をみたものです。
下のチャートはローソク足に1本の移動平均線を表示しています。20日移動平均線になります。ローソク足自体の値動きを見ただけでは、価格が上がったり下がったりとギザギザになっているためにわかり難いのですが、移動平均線を入れることで価格の動きを滑らかにしていることが分かります。
これが、移動平均線の役割のひとつになります。では、来週はもう一つの役割を見ていきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
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