小次郎講師の
週間チャート分析レポート
米国の雇用統計が予想を上回る結果に!NYダウは第1ステージ(上昇期)を維持!!
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。米国の雇用統計が発表され予想を上回る好結果が好感されました。一方で、新型コロナウイルスの感染拡大を受けた追加の経済対策は大統領令が発動されるという異例の展開になってきました。
そういった状況ではありますが、NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。短期移動平均線が上向きになってきており、帯に傾きが出て間隔が広がり始めていますので、トレンドに勢いが戻ってきました。短期移動平均線が上昇帯に突入すれば第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。3本の移動平均線に傾きが出て間隔が広がってくれば更にトレンドに勢いが出てきます。
日経225は下降相場の入り口である第3ステージから上昇相場の終焉である第2ステージに逆行してきました。短期移動平均線が帯を上抜ければ、ステージの「1→2→3→2→1の押し目買い」パターンになります。ここから短期移動平均線が上昇帯を下抜ければ第3ステージに移行します。今後の短期移動平均線と帯の関係に注目して見ていきましょう。
トランプ米大統領は安全保障上の懸念から動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の禁止を視野に入れていましたが、マイクロソフトは、同アプリの米国事業買収に向けて、交渉を続けると表明したことで強硬策は当面回避されました。しかし、買収額のうちかなりの部分が米国の国庫に入るべきだとのトランプ氏の発言などを受け、買収をめぐる不透明感も出てきています。
新型コロナウイルスの感染拡大を受けた追加経済対策をめぐり、トランプ米政権と議会与野党は協議を継続しています。そして、米政府と議会の協議が進展しているといった報道も出ました。ところが、トランプ米大統領は、失業給付の上乗せなどを盛り込んだ追加の新型コロナウイルス対策を、大統領令で急きょ発動しました。膠着状態の議会審議を見切って大統領権限を発動しましたが、歳出の決定権は原則として議会にあるため更なる懸念が出てきたことになります。
製薬大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、開発中のワクチン候補の治験が成功すれば、1億回分を供給する契約を米政府と交わしたと発表しました。バイオ医薬品のノババックスも、ワクチン候補の初期段階の治験で良好な結果が出たことを明らかにしました。
サプライ管理協会(ISM)が発表した7月の米製造業景況指数は54.2と前月から上昇し、好不況の節目とされる50を2カ月連続で上回りました。米労働省が発表した1週間の新規失業保険申請件数は、3週間ぶりに減少に転じ、市場予想も大きく下回りました。また、7月の雇用統計(季節調整済み)は失業率が10.2%と、3カ月連続で改善しました。新型コロナウイルス対策の緩和で経済再開が進み、非農業部門の就業者数も前月から176万3,000人増加しました。雇用改善ペースは前月から鈍化したものの、市場予想を上回る堅調な内容に安心感が広がりました。マーケットの夏枯れ相場に注意しながらチャートの変化をしっかりと捉えていきましょう。
週間の概況
注目イベント
8月12日(水)15:00(英国)6月月次GDP
8月12日(水)15:00(英国)4-6月期四半期GDP
8月12日(水)18:00(ユーロ圏)6月鉱工業生産
8月12日(水)21:30(米国)7月消費者物価指数
8月13日(木)10:30(豪国)7月新規雇用者数、7月失業率
8月13日(木)15:00(独国)7月消費者物価指数
8月13日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
8月14日(金)21:30(米国)失業保険継続受給者数
8月14日(金)11:00(中国)7月小売売上高、7月鉱工業生産
8月14日(金)18:00(ユーロ圏)6月貿易収支
8月14日(金)18:00(ユーロ圏)4-6月期四半期GDP
8月14日(金)21:30(米国)7月小売売上高
8月14日(金)21:30(米国)4-6月期四半期非農業部門労働生産性
8月14日(金)21:30(米国)4-6月期四半期単位労働コスト
8月14日(金)23:00(米国)8月ミシガン大学消費者態度指数
8月17日(月)08:50(日本)4-6月期四半期実質GDP
8月17日(月)13:30(日本)6月鉱工業生産
8月17日(月)21:30(米国)8月ニューヨーク連銀製造業景気指数
8月17日(月)23:00(米国)8月NAHB住宅市場指数
8月18日(火)10:30(豪国)豪準備銀行(RBA)、金融政策会合議事要旨公表
8月18日(火)21:30(米国)7月住宅着工件数
8月18日(火)21:30(米国)7月建設許可件数
*今週は欧州や英国、日本のGDPに注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第2ステージ
第2ステージは上昇相場の終焉です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値23,235円 安値21,325円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値27,645ドル 安値24,538ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週はゴールデンクロス、デッドクロスのときの心理の変化について見ていきました。今週は、ゴールデンクロス、デッドクロスについて考察していきましょう。
ゴールデンクロスは買いのサインでした。デッドクロスは売りのサインではありますが、実際の相場でも必ず上手くいくのかというと、そうではありません。
相場には「だまし」というのがあります。これは、どういうことかというと、買いサインが発生したから買ったものの、その後の価格が下降する。売りサインが発生したので売ったものの、その後の価格が上昇するというように、「サインに反する動き」をすることがあるということです。
そこで、移動平均線を用いて売りサインや買いサインを判断するには、単純にサインを鵜呑みにするのではなく、移動平均線と実際の価格の関係をより細かく把握しておく必要があります。そのわかりやすい法則として昔から変わらず人気がある「グランビルの法則」を理解していきましょう。
移動平均線を考案したジョセフ・E・グランビルの著書「グランビルの法則」において、「移動平均線と株価の乖離の仕方や方向性を見ることで、株価の先行きを判断する」ためのルールとして定めたものです。
グランビルの法則としては、買いのシグナルが4つ、売りのシグナルが4つ、計8つのシグナルが定められています。
来週は、この8つのシグナルの詳細を見ていきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
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