小次郎講師の
週間チャート分析レポート
FRBが新たな政策方針を表明!NYダウ・日経225は第1ステージ(上昇期)維持!
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。米政権が新型コロナ感染症から回復した患者の血液成分を利用した治療法を緊急認可したと発表しました。新型コロナ対策の進展や経済の早期正常化への期待が広がりました。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長はカンザスシティー連銀主催の経済シンポジウムで講演し、インフレ率が目標の2%を一時的に上回ることを許容する新たな政策方針を明らかにしました。ハト派的な発言が好感されました。
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。短期移動平均線が上向きになってきており、帯に傾きが出て間隔が広がっていますので、トレンドに勢いがあるのが分かります。短期移動平均線が上昇帯に突入すれば第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。3本の移動平均線に傾きが出て間隔が広がってくれば更にトレンドに勢いが出てきます。
日経225は上昇期である第1ステージを維持していますが、短期移動平均線が帯に接近しています。ここから短期移動平均線が上昇帯に突入すれば第2ステージに移行します。帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。ここからの短期移動平均線と帯の関係に注目して見ていきましょう。
米政権は新型コロナ感染症から回復した患者の血液成分を利用した治療法を緊急認可したと発表しました。また、英紙フィナンシャル・タイムズは、米政府が、英アストラゼネカと英オックスフォード大学が開発するワクチンの緊急使用認可を検討しているとも報じました。市場関係者の間では、新型コロナ対策の進展や経済の早期正常化への期待が広がりました。
米中両政府は、貿易協議「第1段階合意」の履行状況の検証を目的に、両国閣僚が電話協議を行ったと発表しました。悪化していた米中関係をめぐる懸念が和らぐとの期待感が高まったようです。
カンザスシティー連銀主催のジャクソンホール経済シンポジウムでFRBのパウエル議長が講演を行い、インフレ率が目標の2%を一時的に上回ることを許容する新たな政策方針を明らかにしました。FRBがハト派姿勢を明確にしたことが好感されました。
米商務省が発表した7月の個人消費支出は前月比1.9%増と市場予想を上回りました。米ミシガン大学が発表した8月の消費者景況感指数の確報値も上方修正されました。米実質GDP(国内総生産)の約7割を占める個人消費の好調さを示したことも含めて経済指標が良い結果となったことが好感されたようです。
安倍晋三首相が28日、辞任を表明しました。首相辞任の意向が伝わると、日経225も一時急落しました。日本の政治動向にも注意を払いながらチャートの推移を見ていきましょう。
週間の概況
注目イベント
9月2日(水)08:50(日本) 8月マネタリーベース
9月2日(水)10:30(豪国) 4-6月期四半期GDP
9月2日(水)20:00(米国) MBA住宅ローン申請指数
9月2日(水)21:15(米国) 8月ADP雇用統計
9月2日(水)23:00(米国) 7月製造業新規受注
9月2日(水)27:00(米国) 米国地区連銀経済報告(ベージュブック)
9月3日(木)10:45(中国) 8月Caixinサービス部門購買担当者景気指数
9月3日(木)17:00(ユーロ圏) 8月サービス部門購買担当者景気指数
9月3日(木)17:30(英国) 8月サービス部門購買担当者景気指数
9月3日(木)18:00(ユーロ圏) 7月小売売上高
9月3日(木)20:30(米国) 8月チャレンジャー人員削減数
9月3日(木)21:30(米国) 7月貿易収支
9月3日(木)21:30(米国) 4-6月期四半期非農業部門労働生産性
9月3日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
9月3日(木)21:30(米国) 失業保険継続受給者数
9月3日(木)22:45(米国) 8月サービス部門購買担当者景気指数
9月3日(木)22:45(米国) 8月総合購買担当者景気指数
9月3日(木)23:00(米国) 8月ISM非製造業景況指数
9月4日(金)21:30(米国) 8月非農業部門雇用者数変化
9月4日(金)21:30(米国) 8月失業率
9月4日(金)21:30(米国) 8月平均時給
9月4日(金)21:30(加国) 8月新規雇用者数
9月4日(金)21:30(加国) 8月失業率
9月7日(月)未定(中国)8月貿易収支
9月7日(月)米国祝日(労働者の日)
9月8日(火)08:50(日本)7月国際収支・経常収支・貿易収支
9月8日(火)08:50(日本)4-6月期四半期実質GDP
9月8日(火)18:00(ユーロ圏)4-6月期四半期GDP
9月8日(火)28:00(米国)7月消費者信用残高
*今週は米国の雇用統計と各国のGDPに注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値23,941円 安値21,671円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値29,503ドル 安値25,998ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週は先週の続きとして買いシグナルの「(2)」について見ていきましょう。「(2)」は移動平均線が上昇しているときに、移動平均線を価格が一時的に下回るも直ぐに上昇に転じたところでした。このシグナルは一見するとデッドクロスに見えるのですが、デッドクロスではありません。正確にいうと正しいデッドクロスではないという表現になります。基本的な考え方として正しいデッドクロスとはどういったものでしょう。まず、移動平均線の方向性がポイントとなります。正しいデッドクロスの場合は、移動平均線が横ばい状態になるか、少し下降基調に転じるという前提が必要なのです。さらに、そこから価格が上から下へとはっきりとクロスする必要があります。
この(2)のケースでは、移動平均線がまだ上昇しているなか、価格が移動平均線の下にいくという形です。こういったケースではデッドクロスして下降トレンドに移行するというよりは、上昇トレンドがまだ継続するなかでの押し目であり、売りのポイントとなるのではなく、むしろ、買うポイントとなります。
ただ、こうしたケースでは、移動平均線と価格が何度も交差を繰り返すパターンも散見されます。そして、やがて勢いをなくして下降に転じてしまうこともあります。ということは、この買いシグナル(2)の最大のポイントとしては、ここが押し目のチャンスなのか、トレンド転換なのかは紙一重となってきます。このことを理解することが重要で、その理解によってこの買いシグナル(2)が大きく利益を獲るために積極的に仕掛けるポイントではないということを教えてくれています。
では、来週は買いシグナル(3)について解説していきますので楽しみにしておいてください。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
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