小次郎講師の
週間チャート分析レポート
欧米でコロナの感染拡大!NYダウが第3ステージに(下降相場の入り口)に!
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。欧州で新型コロナの新規感染者が再び増加していることで経済活動への規制強化への懸念が強まっているようです。また、米国政府の追加の経済対策の妥結が不透明になっていることなどから株価は軟調な展開となっています。
NYダウは第2ステージから下降期の入り口である第3ステージへと移行してきました。短期移動平均線が上昇帯を下抜けたことで第3ステージに移行しましたが、更に中期移動平均線が長期移動平均線を下回ると下降期である第4ステージに移行します。ここから切り返し再び短期移動平均線が上昇帯に突入すると第2ステージに逆行します。
日経225は上昇期である第1ステージを維持しています。上昇相場の終焉である第2ステージへと一時移行してきましたが、ステージの「1→2→1の押し目買い」パターンから切り上がってきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が上昇帯に突入して第2ステージに移行すればもみ合い相場となるかトレンドの勢いは無くなってきます。ここからの短期移動平均線と帯の関係に注目して見ていきましょう。
欧州で新型コロナの新規感染者が再び増加し、一部の国で経済活動への規制が強化される可能性が取り沙汰されています。米国でも新型コロナによる死者が22日に、20万人を突破しており、米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、新型コロナ禍で悪化した景気の回復に向け政府や議会に追加経済対策を求めましたが、ギンズバーグ連邦最高裁判事の死去を受けた後任選びで議会与野党の対立が見込まれており、新型コロナ危機に対応した追加経済対策の妥結は不透明になっています。
米政府の内部文書で、複数の世界的な大手金融機関が過去20年近く巨額のマネーロンダリング(資金洗浄)に利用されていた疑いがあることが発覚しました。国際調査報道ジャーナリスト連合(ICIJ)が公表した資料では、JPモルガン・チェースなどが不正送金を許容したと名指しされました。
米不動産業者協会(NAR)が発表した8月の中古住宅販売件数(季節調整済み)は、2006年12月以来13年8カ月ぶりに600万戸を突破しました。また、8月の新築一戸建て住宅販売件数は前月比4.8%増の101万1,000戸と、約14年ぶりに2カ月連続で90万戸を超えました。米商務省が発表した8月の耐久財受注額は前月比0.4%増と、4カ月連続のプラスを記録しました。一方で、最新週の新規失業保険申請件数は87万件と、予想に反して前週から増加しました。
週間の概況
注目イベント
9月30日(水)10:00(中国)9月製造業購買担当者景気指数
9月30日(水)10:45(中国)9月Caixin製造業購買担当者景気指数
9月30日(水)14:00(日本)8月新設住宅着工戸数
9月30日(水)15:00(英国)4-6月期四半期GDP
9月30日(水)16:20(ユーロ圏)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、発言
9月30日(水)16:55(独国)9月失業者数、9月失業率
9月30日(水)18:00(ユーロ圏)9月消費者物価指数
9月30日(水)21:15(米国)9月ADP雇用統計
9月30日(水)21:30(加国)7月月次GDP
9月30日(水)21:30(米国)4-6月期四半期実質GDP
9月30日(水)21:30(米国)4-6月期四半期GDP個人消費
9月30日(水)21:30(米国)4-6月期四半期コアPCE
9月30日(水)22:45(米国)9月シカゴ購買部協会景気指数
9月30日(水)23:00(米国)8月住宅販売保留指数
10月1日(木)中国・香港休場(中秋節・国慶節)韓国休場(秋夕)
10月1日(木)08:50(日本)7-9月期日銀短観
10月1日(木)17:00(ユーロ圏)9月製造業購買担当者景気指数
10月1日(木)17:30(英国)9月製造業購買担当者景気指数
10月1日(木)18:00(ユーロ圏)8月失業率
10月1日(木)20:30(米国)9月チャレンジャー人員削減数
10月1日(木)21:30(米国)8月個人所得
10月1日(木)21:30(米国)8月個人消費支出
10月1日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
10月1日(木)21:30(米国)失業保険継続受給者数
10月1日(木)22:45(米国)9月製造業購買担当者景気指数
10月1日(木)23:00(米国)9月ISM製造業景況指数
10月2日(金)中国・香港休場(中秋節・国慶節)インド休場(ガンジー生誕日)
10月2日(金)08:30(日本)8月失業率、8月有効求人倍率
10月2日(金)14:00(日本)9月消費者態度指数
10月2日(金)21:30(米国)9月非農業部門雇用者数変化
10月2日(金)21:30(米国)9月失業率
10月2日(金)21:30(米国)9月平均時給
10月2日(金)23:00(米国)9月ミシガン大学消費者態度指数
10月5日(月)中国休場(国慶節)、豪国休場(レイバーデー)
10月5日(月)17:00(ユーロ圏)9月サービス部門購買担当者景気指数
10月5日(月)17:30(英国)9月サービス部門購買担当者景気指数
10月5日(月)18:00(ユーロ圏)8月小売売上高
10月5日(月)22:45(米国)9月サービス部門購買担当者景気指数
10月5日(月)22:45(米国)9月総合購買担当者景気指数
10月5日(月)23:00(米国)9月ISM非製造業景況指数
10月6日(火)中国休場(国慶節)
10月6日(火)12:30(豪国)豪準備銀行(RBA)、政策金利発表
10月6日(火)21:30(米国)8月貿易収支
*今週は米国の雇用統計に注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値23,941円 安値21,671円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第3ステージ
第3ステージは下降相場の入り口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値29,225ドル 安値25,998ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週までは「グランビルの法則」の買いのシグナルを見てきました。今週からは売りのシグナルについて見ていきましょう。
まずは売りシグナル(1)を見ていきましょう。売りシグナル(1)は移動平均線がある程度の期間上昇した後で横ばい状態になるか、あるいは少し下降基調に転じたときに、価格その移動平均線を上から下にはっきりとクロスしたところです。
これは、買いシグナル(1)の逆で、最も典型的なデッドクロスとなります。典型的とはどういうことかというと、価格が上昇していることで移動平均線もしばらく上昇しています。次に、その移動平均線が上げ止まりを予兆させるものであるというところがポイントとなります。この2つの条件が揃っているというのが大前提としてあり、その条件が揃っている状態で、移動平均線の上にあった価格が、移動平均線を下向きにはっきりとクロスする形になったときが、典型的なデッドクロスであり、最大の売りチャンスになります。
デッドクロスについても、何となく「短期線が長期線を上から下にクロスしたところ」だと覚えている人も多いようです。しかし、単純にクロスしたからデッドクロスというのではなく、その前の前提条件があってのデッドクロスであるということを理解すると、前提の条件が無いデッドクロスは信ぴょう性が低いのではないかと考えることが出来るようになります。
グランビルの法則のなかでは、買いシグナル(1)のゴールデンクロスとこの売りシグナル(1)のデッドクロスがメインとなりますので、正しく理解しましょう。
では、来週は売りシグナル(2)について見ていきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
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