小次郎講師の
週間チャート分析レポート
膠着状態が続くマーケット!NYダウ・日経225第1ステージ(上昇期)維持!!
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。引き続き新型コロナウイルス感染拡大を受けた追加経済対策をめぐる与野党の対応にマーケットは膠着状態となっています。また、米ギリアド・サイエンシズは、同社の抗ウイルス薬「レムデシビル」について、新型コロナウイルスの治療薬として、米食品医薬品局(FDA)の正式承認を受けたと発表しました。
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。このまま上昇相場が継続するのか、それとも、短期移動平均線が下向きになってきていますので、ここから上昇帯を試しにくるのかがポイントとなります。
日経225も上昇期である第1ステージを維持しています。ステージの「1→2→1の押し目買い」パターンから切り返してきましたが、短期移動平均線が上昇帯に接近してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が上昇帯に突入して第2ステージに移行すればもみ合い相場となるかトレンドの勢いは無くなってきます。ここからの短期移動平均線と帯の関係に注目して見ていきましょう。
新型コロナウイルスの経済対策をめぐり与野党の協議が難航しています。この追加経済対策をめぐって、野党民主党のペロシ下院議長は、協議の合意期限について、11月3日の大統領選前の成立を「楽観している」と発言し期待感が高まりました。しかし、その後ペロシ氏が政権との隔たりが依然大きいと述べたと伝わると期待感が後退しました。今度は、トランプ米大統領が新型コロナウイルス経済対策をめぐる野党民主党との協議で「民主党より大きなものを望んでいる」と、同党が主張する2兆2,000億ドルを超える支援策を容認する考えを改めて表明し、大型対策に反対の与党共和党が同意するとも強調したことで法案可決への期待が広がりました。
9月の住宅着工件数は年換算で前月比1.9%増の141万5,000戸と、市場予想を下回りました。先行指標とされる住宅着工許可件数は5.2%増と予想を上回りました。住宅統計は引き続き堅調な数字が続いており、相場の下支えに寄与しています。米労働省が発表した1週間の新規失業保険申請件数は、78万7,000件と2週間ぶりに減少しました。米不動産業者協会が発表した9月の中古住宅販売件数は14年4カ月ぶりの高水準となり、経済指標の改善によりマーケットの下支え要因となりました。
米ギリアド・サイエンシズは、同社の抗ウイルス薬「レムデシビル」について、新型コロナウイルスの治療薬として、米食品医薬品局(FDA)の正式承認を受けたと発表しました。新型コロナの感染再拡大への懸念が強まる中での買い材料となりました。
大統領選を控えて様子見ムードも出てきていますが、結果が出る前にマーケットが動き出すことも考えられますのでチャートの推移をしっかりと見ていきましょう。
週間の概況
注目イベント
10月28日(水)23:00(加国)カナダ銀行 政策金利
10月29日(木)未定(日本)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
10月29日(木)未定(日本)日銀展望レポート
10月29日(木)14:00(日本)10月消費者態度指数
10月29日(木)15:30(日本)黒田東彦日銀総裁、定例記者会見
10月29日(木)17:55(独国)10月失業者数、10月失業率
10月29日(木)19:00(ユーロ圏)10月経済信頼感
10月29日(木)19:00(ユーロ圏)10月消費者信頼感
10月29日(木)21:30(米国)7-9月期四半期実質GDP
10月29日(木)21:30(米国)7-9月期四半期GDP個人消費
10月29日(木)21:30(米国)7-9月期四半期コアPCE
10月29日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
10月29日(木)21:30(米国)失業保険継続受給者数
10月29日(木)21:45(ユーロ圏)欧州中央銀行(ECB)政策金利
10月29日(木)22:00(独国)10月消費者物価指数
10月29日(木)22:30(ユーロ圏)ラガルドECB総裁、定例記者会見
10月29日(木)23:00(米国)9月住宅販売保留指数
10月30日(金)08:30(日本)10月東京都区部消費者物価指数
10月30日(金)08:30(日本)9月失業率、9月有効求人倍率
10月30日(金)14:00(日本)9月新設住宅着工戸数
10月30日(金)15:30(仏国)7-9月期GDP
10月30日(金)16:00(独国)7-9月期GDP
10月30日(金)19:00(ユーロ圏)9月失業率
10月30日(金)19:00(ユーロ圏)7-9月期四半期GDP
10月30日(金)19:00(ユーロ圏)10月消費者物価指数
10月30日(金)21:30(加国)8月月次GDP
10月30日(金)21:30(米国)9月個人所得
10月30日(金)21:30(米国)9月個人消費支出
10月30日(金)21:30(米国)7-9月期四半期雇用コスト指数
10月30日(金)22:45(米国)10月シカゴ購買部協会景気指数
10月30日(金)23:00(米国)10月ミシガン大学消費者態度指数
11月2日(月)10:45(中国)10月Caixin製造業購買担当者景気指数
11月2日(月)18:00(ユーロ圏)10月製造業購買担当者景気指数
11月2日(月)23:45(米国)10月製造業購買担当者景気指数
11月2日(月)24:00(米国)10月ISM製造業景況指数
11月3日(火)日本祝日(文化の日)
11月3日(火)12:30(豪国)豪準備銀行(RBA)、政策金利発表
*今週は日欧の金融政策と各国のGDPに注目しましょう。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値23,941円 安値21,671円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値29,225ドル 安値25,998ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週までは「グランビルの法則」の4つの買いシグナル、4つの売りシグナルを学んできました。これで、皆さんは基本的なグランビルの法則を学んだことで移動平均線がどういう役割を果たしているかという基本を理解できたと思います。
では、いよいよ「移動平均線大循環分析」を学んでいきましょう。移動平均線大循環分析は3本の移動平均線を使います。3本の移動平均線を使うことでより高度で精度の高い分析ができるのです。ただし、3本の移動平均線を使った分析を理解するためには、その3本の移動平均線がどういった意味を成し、どういう役割をし、そこからどういった分析ができるのかということを知る必要があります。そこで、その前に2本の移動平均線を使ってそれぞれの意味や役割を理解していきましょう。そうすることで、移動平均線大循環分析をより深く理解することができますので楽しみにしておいてください。
先週まではグランビルの法則でしたので、価格と移動平均線の分析でした。ただ、お分かりになる人も多いと思いますが、価格の動きは滑らかではなく、1本のローソク足の動きだけでは強い動きなのか、弱い動きなのかの判別が難しいことがあります。そこで、価格と移動平均線で分析するのではなく、ローソク足の代用として2本の移動平均線を使って分析していきます。そうすることで、「だまし」を減らすことができ、なおかつ、価格の動きを平滑化することができます。つまり、価格と移動平均線のクロスであれば、日々の相場の変動によって、クロスが頻繁に発生してしまうところを、価格を平滑化した移動平均線ともう1本の移動平均線の2本を使うことで頻繁に発生するだましを減らすことができます。
下記の図はローソク足と20日移動平均線の動きと、5日移動平均線と20日移動平均線の2本を使った時の違いです。明らかに違いが分かりますね。
では来週は、そこの部分も含めて深堀していきます。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
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