小次郎講師の
週間チャート分析レポート
マーケットは不安定な動きに!日経225が第2ステージ(上昇相場の終焉)へ!!
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。長期金利の指標である10年物米国債利回りが上昇したことでハイテク株を中心に軟調な動きとなるも、値ごろ感などからの買いも入る不安定な動きになっています。NYダウは上昇期である第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージに移行しましたが、直ぐに切り返して上昇期である第1ステージに戻りました。短期移動平均線が帯に突入したことでステージが変化しましたが、ここから再び短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへと移行します。逆に、帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。日経225は上昇期である第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージに移行しました。短期移動平均線が帯に突入したことでステージが変化しました。ここから短期移動平均線が帯を下抜ければ下降相場の入り口である第3ステージへと移行します。逆に、短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇期である第1ステージに戻ります。ここからは短期移動平均線と帯の関係が重要となってきますので注目して見ていきましょう。
米当局は、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)の新型コロナウイルスワクチンに緊急使用許可を出しました。米国で使用が認められたコロナワクチンは三つ目ですが、1回の投与で済むのはJ&J製が初めてで、接種加速への期待が広がりました。
バイデン米大統領が成立を目指す1兆9,000億ドル(約200兆円)の追加経済対策法案では、一人最大1,400ドルの現金給付などが盛り込まれていますが、これが議会下院で可決され、政権と与党民主党は、上院の可決を経た後、3月中旬までの成立を目指しているとのことです。
サプライ管理協会(ISM)の2月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)が60.8と、前月から上昇し市場予想を上回りました。2月の米サービス業購買担当者景況指数(PMI)と、米民間雇用サービス会社ADPの2月の全米雇用報告で非農業部門の民間就業者数(季節調整済み)の伸びがそれぞれ市場予想を下回りました。雇用統計では、景気動向を反映する非農業部門就業者数が前月比37万9,000人増と、市場予想や好調の目安とされる20万人増を上回りました。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、最近の金利急上昇をめぐり「市場の無秩序な動き」に懸念を表明しました。ただ、新型コロナウイルスワクチンの普及などを背景とするインフレ率上昇は「一時的」との見方を改めて示し、雇用と物価目標の達成まで金融緩和策を続ける姿勢を強調しました。
長期金利の指標である10年債利回りが一時1.63%と、昨年2月中旬以来の高水準に上昇し、低金利を背景に買われてきた成長株を中心に株価の重石となっていますので、今後の長期金利の動向に注目しましょう。
週間の概況
注目イベント
3月10日(水)10:30(中国)2月消費者物価指数、2月生産者物価指数
3月10日(水)21:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
3月10日(水)22:30(米国)2月消費者物価指数
3月10日(水)24:00(加国)カナダ銀行 政策金利
3月10日(水)28:00(米国)2月月次財政収支
3月11日(木)08:50(日本)2月国内企業物価指数
3月11日(木)21:45(ユーロ圏)欧州中央銀行(ECB)政策金利
3月11日(木)22:30(ユーロ圏)ラガルドECB総裁、定例記者会見
3月11日(木)22:30(米国)新規失業保険申請件数
3月11日(木)22:30(米国)失業保険継続受給者数
3月12日(金)8:50(日本)1-3月期四半期法人企業景気予測調査
3月12日(金)16:00(英国)1月月次GDP
3月12日(金)16:00(英国)1月貿易収支
3月12日(金)16:00(独国)2月消費者物価指数
3月12日(金)19:00(ユーロ圏)1月鉱工業生産
3月12日(金)22:30(加国)2月新規雇用者数、2月失業率
3月12日(金)22:30(米国)2月卸売物価指数
3月12日(金)24:00(米国)3月ミシガン大学消費者態度指数
3月15日(月)11:00(中国)2月小売売上高、2月鉱工業生産
3月15日(月)13:30(日本)1月第三次産業活動指数
3月15日(月)21:30(米国)3月ニューヨーク連銀製造業景気指数
3月16日(火)13:30(日本)1月鉱工業生産
3月16日(火)13:30(日本)1月第三次産業活動指数
3月16日(火)19:00(独国)3月ZEW景況感調査
3月16日(火)19:00(ユーロ圏)3月ZEW景況感調査
3月16日(火)21:30(米国)2月小売売上高
3月16日(火)22:15(米国)2月鉱工業生産
3月16日(火)22:15(米国)2月設備稼働率
3月16日(火)23:00(米国)3月NAHB住宅市場指数
*今週は欧州の金融政策に注目となります。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第2ステージ
第2ステージは上昇相場の終焉です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値31,000円 安値27,582円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値32,500ドル 安値29,750ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週はステージを見ると相場の現況が分かるところを確認しました。今週はその部分をもう少し深掘りしていきましょう。
ステージが順行する基本的な相場展開では、第1ステージと第4ステージは長く、その他のステージは短くなります。このときはトレンドも明確なため、利益を獲り易くなります。
ところが、ときに、相場はいったり来たりの動きを見せることがあります。そのような、いわゆるトレンドと呼べないときには、「第1ステージと第4ステージが短く、第2ステージと第3ステージ、または第5ステージと第6ステージが長い」か、あるいは、「第2ステージと第3ステージまたは第5ステージと第6ステージを繰り返す」ことがよくあります。
このような状況のときは、安定したトレンドとなっていないため、利益を獲り難くなります。トレンドが出来ていなかったり、もみ合い相場になっていたりします。いったり来たりのときには、残念ながら、利益を獲るのは困難です。「休むも相場」という格言を守るべきときです。
トレードで大きな利益を獲るためにはトレンド相場を狙い、トレンドの無いところを回避しなければいけません。その為にもこのステージの特徴をしっかりと覚えておきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
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