小次郎講師の
週間チャート分析レポート
バイデン政権のインフラ投資計画に期待!NYダウ第1ステージ(上昇期)維持!!
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。バイデン米政権のインフラ投資計画が3兆ドルに上る可能性があるとの報道や、新型コロナウイルスの流行で悪化した経済の回復持続の見込みからマーケットが堅調さを取り戻してきました。
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。帯に傾きが出て間隔が広がっていますのでトレンドに勢いがあるのが分かります。逆に、ここから短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへと移行します。
日経225は下降相場の入り口である第3ステージとなるも、切り返して上昇相場の終焉である第2ステージに逆行しています。短期移動平均線が帯を上抜けていけば、ステージの「1→2→3→2→1の押し目買い」パターンとなります。一方で短期移動平均線が帯を再び下抜けていけば第3ステージに移行します。帯が細く横這いになってきていますのでステージの変化が起きやすい状況であることを認識し、ここからの短期移動平均線と帯の関係に注目して見ていきましょう。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、インフレ率の上昇が今後見込まれるものの、「大幅で継続的な上昇は想定していない」との見方を示しました。新型コロナウイルス危機を受けた大型財政出動が、景気過熱を招く可能性を否定しました。議長は、経済対策やワクチン普及により「景気回復は想定より速く、足取りは強くなりそうだ」との見通しを示し、インフレ率は年内に緩やかに上昇すると説明しました。
ただ「四半世紀の間、世界的に物価上昇圧力が非常に弱い環境が続いてきた」と語り、巨額の財政支出がインフレ高進につながらないと主張し、景気に悪影響を及ぼすインフレに対して「FRBは政策手段があり、対応を講じる」と語りました。その上で「雇用と物価の目標に遠いことを考えると、現時点の極めて緩和的な金融政策は適切」と表明しました。景気回復が進み、量的緩和の縮小が必要になれば「かなり事前に通知する」と述べ、市場の混乱回避に細心の注意を払う姿勢を示しました。
欧州では、新型コロナウイルスの感染拡大懸念が強まっており、ドイツは23日、変異ウイルスの拡大を受け、現行のロックダウン(都市封鎖)の期限を延長しました。イースター休暇中は規制を一段と厳格化すると発表しました。フランスやイタリアも前週、一部地域で規制強化に動いており、世界保健機関(WHO)も、変異ウイルスの感染拡大が世界の多くの地域でみられると警鐘を鳴らしました。
米不動産業者協会(NAR)が発表した2月の中古住宅販売件数は、年換算で前月比6.6%減の622万戸と、3カ月ぶりに減少し市場予想も下回りました。米商務省が発表した2020年10~12月期の実質GDP確定値は、年率換算で前期比4.3%増となり、改定値(4.1%増)から上方修正されました。米労働省が発表した新規の失業保険申請は、20日までの1週間で前週比9万7,000件減少の68万4,000件で2週間ぶりの改善となりました。
日経225とNYダウのチャートの形状が違ってきていますので、それぞれの動きをしっかりと確認していきましょう。
週間の概況
注目イベント
3月31日(水)08:50(日本)2月鉱工業生産
3月31日(水)10:00(中国)3月製造業購買担当者景気指数
3月31日(水)14:00(日本)2月新設住宅着工戸数
3月31日(水)16:55(独国)3月失業者数、3月失業率
3月31日(水)18:00(ユーロ圏)3月消費者物価指数
3月31日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
3月31日(水)21:15(米国)3月ADP雇用統計
3月31日(水)21:30(加国)1月月次GDP
3月31日(水)22:45(米国)3月シカゴ購買部協会景気指数
3月31日(水)23:00(米国)2月住宅販売保留指数
4月1日(木)08:50(日本)1-3月期日銀短観
4月1日(木)10:45(中国)3月Caixin製造業購買担当者景気指数
4月1日(木)17:00(ユーロ圏)3月製造業購買担当者景気指数
4月1日(木)17:30(英国)3月製造業購買担当者景気指数
4月1日(木)20:30(米国)3月チャレンジャー人員削減数
4月1日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
4月1日(木)21:30(米国)分失業保険継続受給者数
4月1日(木)22:45(米国)3月製造業購買担当者景気指数
4月1日(木)23:00(米国)3月ISM製造業景況指数
4月2日(金)米国・ユーロ圏・英国(祝日)(復活祭聖金曜日)
4月2日(金)08:50(日本)3月マネタリーベース
4月2日(金)21:30(米国)3月非農業部門雇用者数変化
4月2日(金)21:30(米国)3月失業率
4月2日(金)21:30(米国)3月平均時給
4月5日(月)中国・香港休場(清明節)、独国・英国(イースター・マンデー)
4月5日(月)22:45(米国)3月サービス部門購買担当者景気指数
4月5日(月)22:45(米国)3月総合購買担当者景気指数
4月5日(月)23:00(米国)3月ISM非製造業景況指数
4月6日(火)香港休場(イースター・マンデー(振替休日))
4月6日(火)10:45(中国)3月Caixinサービス部門購買担当者景気指数
4月6日(火)13:30(豪州)豪準備銀行(RBA)政策金利発表
4月6日(火)18:00(ユーロ圏)2月失業率
*今週は米国の雇用統計に注目となります。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第2ステージ
第2ステージは上昇相場の終焉です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値31,000円 安値27,582円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値33,500ドル 安値29,750ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週もクロスする線とクロスされる側の線の関係を見ていきましょう。
クロスするかどうかはクロスされる側の線の動きで読み取ることができるという話をしました。では、具体的に見ていきましょう。
クロスするケースをよく見てください。2本の線はある時期までは一緒に上昇していましたが、2本の線がともに下げ出した挙句にクロスに至っています。
一方、クロスしないケースでは、長期線は上昇を継続しています。つまり長期トレンドが上昇なら、短期トレンドは一時的に下がっても、また上昇力を取り戻すのです。
別の見方をすると、長期のトレンドが方向を変えてしまったら短期トレンドも、それに沿っていくということになります。
なおクロスする側は常に短期線、される側は常に長期線です。短期と長期の関係は相対的なものなので、移動平均線が3本になってもどちらがクロスする側でどちらがされる側かは変わりません。
このことをチャートで確認してみましょう。
チャートで確認すると3本でもクロスする側とされる側が変わらないことがよく分かります。来週はこの部分を深堀していきます。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
CFD(くりっく株365)
CFD(くりっく株365)を
はじめるには
CFD(くりっく株365)取引を行うにはCFD(くりっく株365)取引口座の開設が必要となります。
※PCでのお手続きを推奨しております
総合口座をお持ちでないお客さまはこちら
CFD(くりっく株365)関連ページ
免責事項・注意事項
-
- ・本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。