小次郎講師の
週間チャート分析レポート
NYダウ反落!緊急事態宣言延長の影響?日経225は第4ステージ(下降期)へ!
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。米国の消費者物価指数や卸売指数が大きく上昇しておりインフレ懸念が台頭したことで、米連邦準備制度理事会(FRB)が金融緩和を引き締めるといった懸念により米国株は大きく反落する動きを見せました。また、日本では緊急事態宣言の延長によって株価が軟調な動きとなっています。
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。短期移動平均線が帯に接近していますので、このまま短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへと移行します。一方で、短期移動平均線が上向きとなり、帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。
日経225は中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けて、下降期である第4ステージへと移行しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いがでてきます。一方で、短期移動平均線が帯を上抜けてくれば下降相場の終焉である第5ステージとなります。ここからの短期移動平均線と帯の関係に注目して見ていきましょう。
7日に発表された米雇用統計で、非農業部門の就業者数が市場予想を大きく下回ったことで、米金融緩和の長期化観測が台頭しました。また、新型コロナウイルスのワクチン普及を背景にした経済活動の再開への期待も根強くなってきました。
しかし、米国では経済活動の再開や大型財政出動、サプライチェーン(供給網)の制約などに伴うインフレ加速への懸念もあります。米労働省が発表した3月の雇用動態調査(JOLTS)では、3月末時点の求人件数が812万3,000件と、過去最高を記録しました。先日発表された4月の米雇用統計で、非農業部門就業者数が市場予想を大きく下回ったほか、一部企業は人材確保のために賃上げを表明しており、人手不足がインフレ加速につながるとの懸念もくすぶっています。また、4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比4.2%の上昇と、市場予想を上回り、12年7カ月ぶりの大きな伸びを記録しました。さらに、4月の米卸売物価指数(PPI)も、前年同月比が6.2%上昇と、統計開始以降最大の上昇率となり、インフレ加速懸念を改めて意識させる内容となりました。
米燃料送油管会社コロニアル・パイプラインは7日にサイバー攻撃の被害を確認し、全パイプラインの稼働停止に追い込まれました。供給体制混乱への懸念からガソリン価格などが上昇しています。
米疾病対策センター(CDC)は13日に、新型コロナウイルス感染防止に向けた新たなガイドライン(行動指針)を発表しました。ワクチン接種を完了した人はマスク着用や対人距離の確保が不要とする方針を打ち出し、ワクチン接種完了後の行動制約を大幅に緩和したことで経済正常化期待を高める要因となりました。
週間の概況
注目イベント
5月19日(水)13:30(日本)3月鉱工業生産・3月設備稼働率
5月19日(水)15:00(英国)4月消費者物価指数
5月19日(水)18:00(ユーロ圏)4月消費者物価指数
5月19日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
5月19日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
5月20日(木)08:50(日本)4月貿易統計
5月20日(木)10:30(豪国)4月新規雇用者数・4月失業率
5月20日(木)17:00(ユーロ圏)3月経常収支
5月20日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
5月20日(木)21:30(米国)失業保険継続受給者数
5月20日(木)21:30(米国)5月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
5月20日(木)23:00(米国)4月景気先行指標総合指数
5月21日(金)08:01(英国)5月GFK消費者信頼感調査
5月21日(金)08:30(日本)4月全国消費者物価指数
5月21日(金)17:00(ユーロ圏)5月製造業購買担当者景気指数
5月21日(金)17:00(ユーロ圏)5月サービス部門購買担当者景気指数
5月21日(金)17:30(英国)5月製造業購買担当者景気指数
5月21日(金)17:30(英国)5月サービス部門購買担当者景気指数
5月21日(金)22:45(米国)5月製造業購買担当者景気指数
5月21日(金)22:45(米国)5月サービス部門購買担当者景気指数
5月21日(金)22:45(米国)5月総合購買担当者景気指数
5月21日(金)23:00(ユーロ圏)5月消費者信頼感
5月21日(金)23:00(米国)4月中古住宅販売件数
5月24日(月)独国休場(聖霊降臨祭月曜日)
5月25日(火)15:00(独国)1-3月期GDP
5月25日(火)22:00(米国)3月住宅価格指数
5月25日(火)22:00(米国)1-3月期四半期住宅価格指数
5月25日(火)22:00(米国)3月ケース・シラー米住宅価格指数
5月25日(火)23:00(米国)4月新築住宅販売件数
5月25日(火)23:00(米国)5月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
5月25日(火)23:00(米国)5月リッチモンド連銀製造業指数
*今週はFOMC議事要旨に注目となります。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値30,753円 安値26,955円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値35,137ドル 安値33,317ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週からはステージごとの基本戦略について見ていきます。
移動平均線がどういう順番で並んでいるかによって6つのステージに分かれます。そのステージごとの戦略を考えることは非常に大事なことです。なぜなら、ステージが変わることにより状況が変わるために同じ戦略では間違った判断をしてしまうからです。だからこそ、それぞれの戦略を考え正しく理解することで移動平均線大循環分析を正しく使いこなせるようになるのです。
では、ステージごとにどういった戦略を立てるべきなのかを見ていきましょう。
では、まずは第1ステージの戦略を見ていきましょう。第1ステージでの移動平均線の並び順は上から短期線、中期線、長期線の順番になり安定上昇期の時期となります。安定上昇期の時期であるわけですから、当然、この時期は買いとなります。
しかし、買い注文を出す前に「3本の移動平均線がすべて右肩上がりになっていること」を確認する必要があります。第1ステージになったからといって無条件での買いではありません。3本の移動平均線がすべて上向きになっていない場合、第1ステージはあっという間に終わる可能性が高いからです。この3本の移動平均線がすべて右肩上がりになっているという条件が非常に大事なのです。なぜなら、多くの投資家が間違いを起こしやすい局面というのはもみ合い相場なども含めた第1ステージが継続せずに直ぐに終わる局面でのエントリーなのです。そういったところでのエントリーをいかに減らせるかが、安定的に勝てる投資家になるための重要なポイントなのです。
逆に、3本の移動平均線がすべて上向きになった瞬間を確認したら、そこは攻めるべきときです。3本の移動平均線の間隔がどんどん広がっていくようなら、さらに強気だと判断して買いを仕掛けます。
ここで上級者への注意点を申し上げます。それは、3本の移動平均線が右肩上がりになったところを確認してから買うと、若干タイミングが遅くなるということです。これをどうやって克服するかはこれから掲載していくとして、初心者の方はまずは第1ステージで3本の移動平均線が右肩上がりになったところを狙っていきましょう。
大きなトレンドの渦中では、多少のエントリータイミングの遅れは大した差ではありません。仕掛けが早いか遅いかの差は、小さな相場を取り逃がさないときだけ関係してくる問題です。
来週はチャートを見ながらより具体的に解説していきますので、楽しみにしておいてください。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
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