小次郎講師の
週間チャート分析レポート
景気回復期待が優勢に!?日経225が第6ステージ(上昇相場の入り口)へ!
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。5月21日に中国人民銀行や銀行保険監督管理委員会など関連当局で構成される中国政府の金融安定発展委員会が、ビットコインの「マイニング(採掘)」や取引を取り締まる方針を公表した影響で下落していたビットコイン相場が回復し、マーケットの懸念が後退しました。景気回復期待が強まる動きが続いています。
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。短期移動平均線が帯でサポートされ、帯に傾きが出て間隔が広がり始めており、トレンドに勢いが出始めています。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージへと移行します。
日経225は短期移動平均線が帯を上抜けし下降期である第4ステージから上昇相場の入り口である第6ステージへと移行しました。この流れから中期移動平均線が長期移動平均線を上抜ければ上昇期である第1ステージへと移行します。一方で、短期移動平均線が帯の中に戻れば下降相場の終焉である第5ステージへと逆行します。ここからの短期移動平均線と帯の関係に注目して見ていきましょう。
中国人民銀行(中央銀行)や銀行保険監督管理委員会など関連当局で構成される中国政府の金融安定発展委員会が、ビットコインの「マイニング(採掘)」や取引を取り締まる方針を公表したことで、前日比10%超下げる場面もあったものの、暗号資産(仮想通貨)のビットコイン相場回復を受けてリスク選好の動きが強まりました。
米シカゴ連邦準備銀行のエバンズ総裁は、インフレ率の上昇に関し、望ましくない高水準に向かう前兆ではないと強調しました。クラリダ米連邦準備制度理事会(FRB)副議長も、おおむね一時的との見方を維持していると述べたことで、早期の金融緩和縮小懸念が後退しました。また、クオールズFRB副議長も、同様の見解を表明したものの、同時にインフレ率や雇用動向が予想を上回れば、今後の連邦公開市場委員会(FOMC)で、資産購入額の調整の検討を始めることが重要であるとも述べました。
米労働省が発表した新規の週間失業保険申請件数は、40万6,000件と、前週から減少しました。新型コロナウイルス感染拡大以降の最低の水準を更新しました。一方、1~3月期の米実質GDP改定値は、速報値から変更がなかったものの、個人消費、設備投資が引き上げられ、ワクチン普及による経済活動の再開を背景に、雇用や景気の改善が続いていることを示しました。さらに、4月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、食料品とエネルギーを除くコア指数が前年同月比3.1%上昇と、約29年ぶりの大きな伸びとなりました。ミシガン大学が発表した期待インフレ率も、1年先が4.6%上昇と、約10年ぶりの高水準となりました。
バイデン米大統領は戦後最大規模となる6兆ドル超の予算教書を議会に提出しました。ただ、政権が企業と富裕層への増税を目指していることに加え、野党共和党の反対がある中での実現は不透明となっています。
週間の概況
注目イベント
6月2日(水)10:30(豪国)1-3月期四半期GDP
6月2日(水)18:00(ユーロ圏)4月卸売物価指数
6月2日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
6月2日(水)27:00(米国)米地区連銀経済報告(ベージュブック)
6月3日(木)10:45(中国)5月Caixinサービス部門購買担当者景気指数
6月3日(木)17:00(ユーロ圏)5月サービス部門購買担当者景気指数
6月3日(木)17:30(英国)5月サービス部門購買担当者景気指数
6月3日(木)20:30(米国)5月チャレンジャー人員削減数
6月3日(木)21:15(米国)5月ADP雇用統計
6月3日(木)21:30(米国)1-3月期四半期非農業部門労働生産性
6月3日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
6月3日(木)21:30(米国)失業保険継続受給者数
6月3日(木)22:45(米国)5月サービス部門購買担当者景気指数
6月3日(木)22:45(米国)5月総合購買担当者景気指数
6月3日(木)23:00(米国)5月ISM非製造業景況指数
6月4日(金)08:30(日本)4月全世帯家計調査・消費支出
6月4日(金)18:00(ユーロ圏)4月小売売上高
6月4日(金)21:30(米国)5月非農業部門雇用者数変化
6月4日(金)21:30(米国)5月失業率
6月4日(金)21:30(米国)5月平均時給
6月7日(月)未定(中国)5月貿易収支
6月8日(火)08:50(日本)4月国際収支・経常収支・貿易収支
6月8日(火)08:50(日本)1-3月期四半期実質GDP
6月8日(火)14:00(日本)5月景気ウオッチャー調査
6月8日(火)18:00(独国)6月ZEW景況感調査(期待指数)
6月8日(火)18:00(ユーロ圏)6月ZEW景況感調査
6月8日(火)18:00(ユーロ圏)1-3月期四半期GDP
6月8日(火)21:30(米国)4月貿易収支
*今週は米国の雇用統計が大注目となります。日欧などのGDPも注目となります。新規失業保険申請件数の結果も確認しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第6ステージ
第6ステージは上昇相場の入り口です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値30,753円 安値26,955円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値35,137ドル 安値33,317ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週は第2ステージの戦略について見ていきましょう。確認しますが第2ステージとは3本の移動平均線の並び順が上から中期線、短期線、長期線となります。そして、第2ステージの基本は買い建玉の手じまいです。ただし、中期線と長期線の「間隔」に注目します。
中期線と長期線の間の部分を帯と呼びます。その帯が厚いほど、そのトレンドは強いと判断できます。一方で帯が細いほどトレンドの勢いは弱いと判断できます。
下記の左側の第2ステージをご覧ください。第1ステージから第2ステージに移行するときの帯が横ばいで細くなっています。こういうときは、トレンドの勢いが弱まってきていますので短期移動平均線があっさりと帯に突入しています。そして、第2ステージがあっという間に終わり第3ステージへと移行しています。
次に右側の第1ステージをご覧ください。第1ステージを継続して帯が徐々に厚くなってきているのが分かります。つまり、トレンドの勢いが強くなっているということが分かります。その帯に短期移動平均線が接近してきます。【A】です。短期移動平均線が帯に接近するものの、帯に跳ね返されているのが分かります。このように帯の状況を確認することで、短期移動平均線が帯に突入していくのか、それとも帯で跳ね返されるのかを読み解くことが出来るようになるのです。
このように見ていくのが帯の使い方です。では来週は第3ステージの戦略について見ていきましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
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