小次郎講師の
週間チャート分析レポート
米国の企業決算が好調!NYダウは第1ステージ(上昇期)継続!!
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。新型コロナウイルス変異株(デルタ株)への感染が世界的に広がっており、景気減速懸念となっていますが、そういった中、米国企業の決算発表は好調で株価を押し上げています。
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。一時的に上昇相場の終焉である第2ステージになりましたが、「1→2→1の押し目買い」パターンから第1ステージを維持しています。ここから、帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で短期移動平均線が帯を下抜ければ上昇相場の終焉である第2ステージへと移行します。
日経225は下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくれば下降トレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ下降相場の終焉である第5ステージへと移行します。ここからの短期移動平均線と帯の関係に注目して見ていきましょう。
コロナ禍で制限された経済活動が正常化に戻り始めていましたが、新型コロナウイルス変異株(デルタ株)への感染が世界的に広がる中、景気減速への懸念が再び強まってきています。
米当局は、コロナ拡大を理由に英国への渡航中止を勧告し、投資家心理を冷やしました。米政府はまた、中国政府が国家安全保障や経済に脅威となるサイバー攻撃を行っていると非難する共同声明を、日欧の同盟国などと共に発表しました。これに伴い中国との対立をめぐる懸念も強まりました。
6月の住宅着工件数は前月比6.3%増加の164万3,000戸と、市場予想を上回りました。しかし、米労働省が発表した週間新規失業保険申請件数は、市場予想に反して前週から増加し、コンファレンス・ボードが発表した6月の米景気先行指数や、6月の米中古住宅販売件数も、市場予想に届かずマーケットの重石となりました。
調査会社リフィニティブによると、米主要500社のうち、決算発表を済ませた104社の88%が市場予想を上回る決算内容となっていました。また、ロイター通信によると、S&P500種株価指数の構成企業のうち、120社が決算発表を終えましたが、そのうち約88%の企業は、市場予想を上回る好業績だったということです。
現行の米国の債務上限適用停止措置が7月31日に失効します。議会が8月2日までに連邦政府債務上限の引き上げ、もしくは一時停止に動かなければ、財務省は米国の債務不履行(デフォルト)回避に向け「緊急措置」を講じると言明しています。議会での妥結が遅れれば、デフォルトや政府機関が閉鎖される可能性がありますので注意して見ていきましょう。
週間の概況
注目イベント
7月28日(水)14:00(日本)5月景気先行指数・5月景気一致指数
7月28日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
7月28日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)、終了後政策金利発表
7月28日(水)27:00(米国)パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長、定例記者会見
7月29日(木)16:55(独国)7月失業者数・7月失業率
7月29日(木)18:00(ユーロ圏)7月消費者信頼感
7月29日(木)18:00(ユーロ圏)7月経済信頼感
7月29日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
7月29日(木)21:30(米国)失業保険継続受給者数
7月29日(木)21:30(米国)4-6月期四半期実質GDP
7月29日(木)21:30(米国)4-6月期四半期GDP個人消費
7月29日(木)21:30(米国)4-6月期四半期コアPCE
7月29日(木)23:00(米国)6月住宅販売保留指数
7月30日(金)08:30(日本)6月失業率・6月有効求人倍率
7月30日(金)08:50(日本)6月鉱工業生産
7月30日(金)14:00(日本)6月新設住宅着工戸数
7月30日(金)17:00(独国)4-6月期GDP
7月30日(金)18:00(ユーロ圏)6月失業率
7月30日(金)18:00(ユーロ圏)7月消費者物価指数
7月30日(金)18:00(ユーロ圏)4-6月期四半期GDP
7月30日(金)21:30(加国)5月月次GDP
7月30日(金)21:30(米国)4-6月期四半期雇用コスト指数
7月30日(金)21:30(米国)6月個人所得
7月30日(金)21:30(米国)6月個人消費支出
7月30日(金)22:45(米国)7月シカゴ購買部協会景気指数
7月30日(金)23:00(米国)7月ミシガン大学消費者態度
8月2日(月)10:45(中国)7月Caixin製造業購買担当者景気指数
8月2日(月)14:00(日本)7月消費者態度指数・一般世帯
8月2日(月)17:00(ユーロ圏)7月製造業購買担当者景気指数
8月2日(月)17:30(英国)7月製造業購買担当者景気指数
8月2日(月)22:45(米国)7月製造業購買担当者景気指数
8月2日(月)23:00(米国)7月ISM製造業景況指数
8月3日(火)08:30(日本)7月東京都区部消費者物価指数
8月3日(火)08:50(日本)7月マネタリーベース
8月3日(火)13:30(豪国)豪準備銀行(RBA)、政策金利発表
8月3日(火)18:00(ユーロ圏)6月卸売物価指数
8月3日(火)23:00(米国)6月製造業新規受注
*今週はFOMCや欧米のGDPが大注目となります。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値30,753円 安値26,955円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値35,137ドル 安値32,144ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週も帯について見ていきましょう。
先週は「大転換」するところを確認しました。
上昇帯から下降帯に変わったところ(A)の地点以降は、安定的に下落しているときには帯(下降帯)に価格が近づくと跳ね返されています。つまり、下降帯が抵抗帯として機能している証拠です。
そして、大転換する流れは前回にお伝えしました。そして、大局が上昇トレンドに変わると、今度は価格が下がっても、上昇帯が支持帯として機能していきます。
テクニカル分析では、上位の足の流れに乗ってトレードするのが基本です。上位とは、相対的に長い時間軸を意味します。
例えば、日足が上昇トレンドを示しているとします。そうした状況でも4時間足は小刻みに上下動を繰り返しているはずです。その4時間足が下がってきたけれども、日足が上昇力を失っていなければ、そこは押し目買いのチャンスだと判断します。
もちろん、上位の足の流れも必ずどこかで切り替わります。大局の変化、それが「大転換」です。それを見極めるのがテクニカル分析の一番のポイントといえるでしょう。
大転換は、そう頻繁に起こりません。ということは、大転換が発生するまでは、大局に沿ってトレードをしておけば、理論上は成功できるといえるでしょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
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