小次郎講師の
週間チャート分析レポート
米国のGDPがコロナ前を上回る!NYダウは第1ステージ(上昇期)継続!!
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。4~6月期の実質GDP(国内総生産)は、年率換算で前期比6.5%増となり、米経済の柱である個人消費は2ケタ増と好調で、設備投資も大きく伸びました。GDPの水準は、新型コロナウイルス感染拡大前を上回ってきました。また、連邦公開市場委員会(FOMC)終了後の記者会見で、パウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長は、雇用回復ペースを確認していく考えを強調し、ハト派的な発言を行いました。
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。ここから、帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で短期移動平均線が帯を下抜ければ上昇相場の終焉である第2ステージへと移行します。
日経225は下降期である第4ステージを維持しています。帯に傾きが出て間隔が広がってきていますので下降トレンドに勢いがあるのが分かります。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ下降相場の終焉である第5ステージへと移行します。ここからの短期移動平均線と帯の関係に注目して見ていきましょう。
中国政府によるITや教育関連企業への規制強化への懸念から、中国、香港市場では株価が下落し、投資家心理が悪化しました。市場関係者の間では、中国政府は、IT関連だけでなく幅広く規制をしようとしていると警戒する声が上がっています。さらに、米国の感染者数は増加傾向にあり、米疾病対策センター(CDC)は、ワクチン接種後は大半の場所でマスクが不要になるとの立場を修正し、一部地域では屋内でのマスク着用を求めました。新型コロナ感染拡大による景気回復の鈍化への警戒感の高まりも懸念材料となっています。
FRBは金融政策会合で、市場の予想通りゼロ金利政策と量的緩和策の維持を決めました。FRBは量的緩和の縮小に向け、今後複数回の会合で経済情勢の進展を検証する方針を決めました。一方、パウエルFRB議長は会見で、量的緩和縮小の条件の一つである労働市場の改善については、まだ時間がかかると説明し、利上げの検討からも遠いとの認識を示したことで安心感が広がりました。
米商務省が発表した4~6月期の実質GDP(国内総生産)は、年率換算で前期比6.5%増となりました。米経済の柱である個人消費が2ケタ増と好調で設備投資も大きく伸びました。GDPの水準が新型コロナウイルス感染拡大前を上回ってきました。6月の個人消費支出(PCE)は、変動の激しい食品とエネルギーを除いた「コア指数」が前年同月比で3.5%上昇と、約30年ぶりの高水準となりました。半面、前月比では0.4%上昇と、市場予想を下回りました。
週末にはアマゾンが4~6月期決算を発表しましたが、売上高が市場予想に届かなかったほか、7~9月期の弱気の業績予想が嫌気されました。経済活動の再開に伴い、インターネット通販事業の売上高の伸びが鈍化傾向にあることが示され、他の電子商取引企業にも売りが波及。コロナ禍で広がった「巣ごもり」需要鈍化への懸念が高まりましたので、注意してマーケットの動きを見ていきましょう。
週間の概況
注目イベント
8月4日(水)10:45(中国)7月Caixinサービス部門購買担当者景気指数
8月4日(水)17:00(ユーロ圏)7月サービス部門購買担当者景気指数
8月4日(水)17:30(英国)7月サービス部門購買担当者景気指数
8月4日(水)18:00(ユーロ圏)6月小売売上高
8月4日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
8月4日(水)21:15(米国)7月ADP雇用統計
8月4日(水)22:45(米国)7月サービス部門購買担当者景気指数
8月4日(水)22:45(米国)7月総合購買担当者景気指数
8月4日(水)23:00(米国)7月ISM非製造業景況指数
8月5日(木)20:00(英国)イングランド銀行(BOE、英中央銀行)金利発表
8月5日(木)20:00(英国)英中銀資産買取プログラム規模
8月5日(木)20:00(英国)英中銀金融政策委員会(MPC)議事要旨
8月5日(木)20:30(米国)7月チャレンジャー人員削減数
8月5日(木)21:30(米国)6月貿易収支
8月5日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
8月5日(木)21:30(米国)失業保険継続受給者数
8月6日(金)10:30(豪国)豪準備銀行(RBA)、四半期金融政策報告
8月6日(金)14:00(日本)6月景気先行指数(CI)6月景気一致指数(CI)
8月6日(金)21:30(加国)7月新規雇用者数、7月失業率
8月6日(金)21:30(米国)7月非農業部門雇用者数変化
8月6日(金)21:30(米国)7月失業率
8月6日(金)21:30(米国)7月平均時給
8月6日(金)23:00(米国)6月卸売売上高
8月9日(月)日本祝日(山の日)
8月9日(月)10:30(中国)7月消費者物価指数、7月生産者物価指数
8月10日(火)(日本)7月景気ウオッチャー調査
8月10日(火)08:50(日本)6月国際収支・経常収支・貿易収支
8月10日(火)18:00(ユーロ圏)8月ZEW景況感調査
8月10日(火)21:30(米国)4-6月期四半期非農業部門労働生産性
8月10日(火)21:30(米国)4-6月期四半期単位労働コスト
*今週は米国の雇用統計と英国の金融政策が大注目となります。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値30,753円 安値26,955円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値35,137ドル 安値32,144ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週は帯が教えてくれることの4つ目を見ていきましょう。
帯が教えてくれることは全部で6つあります。前回までの3つはもう完ぺきでしょうか。では、その3つを復習していきましょう。1つ目は「大局のトレンドが分かる」ということでした。2つ目は「トレンドの方向性と力強さがわかる」でした。3つ目は「トレンドの安定性がわかる」ということでした。大丈夫でしたでしょうか。
では、今週は4つ目の「帯が抵抗帯・支持帯として機能する」という点について見ていきましょう。
なぜ帯が抵抗帯や支持帯として働くのかを見ていきましょう。上昇帯では長期線が上昇し、下降帯では長期線が下降します。そうした局面で、上昇帯のときに価格が下がってきてもそれは一時的なものにすぎません。大転換しない限りは、必ずまた上昇するはずです。つまり、このときの上昇帯は支持帯(サポート)として機能しています。下のページのチャートは『ドイツ(DAX)日足チャート(2010年4月22日~2010年11月8日)』です。
丸印のところで上昇帯が支持帯として機能していることが分かります。
このチャートで確認したいのはもみ合い期の状態です。チャート上では四角で囲んだ部分です。
このもみ合い期の状態も非常に大事なところですので、次回、詳細を解説していきます。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
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