小次郎講師の
週間チャート分析レポート
米上院でインフラ整備法案が可決!NYダウは第1ステージ(上昇期)を継続!!
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。インフラ整備に5年間で総額約1兆ドル(約110兆円)を充てる法案が上院で賛成多数で可決しました。さらに、3兆5,000億ドルの財政支出に関する「予算決議」を可決しました。与党民主党内から巨額の支出規模に異論が出る中で実現は不透明なものの、可決がマーケットを押し上げました。
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。ここから、さらに帯に傾きが出て間隔が広がってくれば更にトレンドに勢いが出てきます。一方で短期移動平均線が帯を下抜ければ上昇相場の終焉である第2ステージへと移行します。
日経225は下降期である第4ステージから下降相場の終焉である第5ステージに移行しましたが、直ぐに下降期である第4ステージに逆行しました。ステージの「4→5→4の戻り売り」パターンとなっています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、再び短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージへと移行します。ここからの短期移動平均線と帯の関係に注目して見ていきましょう。
新型コロナウイルスの変異株で感染力が強いデルタ株が世界的に流行し、中国では感染拡大を阻止するための制限措置が導入される中、景気の先行きをめぐり悲観的な見方が強まりました。また、7月の中国貿易統計で輸出入の伸びが市場予想を下回り、エネルギー需要見通しが悪化したことで原油相場が値を下げました。
米議会上院では、インフラ整備に5年間で総額約1兆ドル(約110兆円)を充てる法案が賛成多数で可決しました。法案の内訳は、予算手当て済みの改修費などを除くと、道路や橋、公共交通機関などに充てる新規分が5,500億ドルとなります。さらに、3兆5,000億ドルの財政支出に関する「予算決議」を可決しました。与党民主党内から巨額の支出規模に異論が出る中で実現は不透明なものの、可決によって株価の追い風となりました。
米労働省が発表した7月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比5.4%上昇し、食品とエネルギーを除いたコアは同4.3%の上昇となり、前月に続き記録的な伸びとなりました。しかし、新型コロナウイルス禍からの景気回復に伴うインフレ加速が「一時的」だとする米連邦準備制度理事会(FRB)や市場の見方に沿う内容だったことから、FRBのゼロ金利解除を急ぐことはないとの安心感が株価を押し上げました。
また、最新週の新規失業保険申請件数は前週比1万2,000件減少の37万5,000件と、3週連続で改善し、雇用情勢回復の期待感が広がりました。一方、7月の卸売物価指数(PPI)は前月比1.0%上昇と、市場予想を上回る内容となり、インフレ懸念が強まりました。さらに、米ミシガン大が発表した8月の米消費者景況感指数が約10年ぶりの低水準に落ち込んだことがマーケットの重石となりました。
週間の概況
注目イベント
8月18日(水)08:50(日本)7月貿易統計
8月18日(水)15:00(英国)7月消費者物価指数
8月18日(水)18:00(ユーロ圏)7月消費者物価指数
8月18日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
8月18日(水)21:30(米国)7月住宅着工件数
8月18日(水)21:30(米国)7月建設許可件数
8月18日(水)27:00(米国)米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨
8月19日(木)10:30(豪国)7月新規雇用者数、7月失業率
8月19日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
8月19日(木)21:30(米国)失業保険継続受給者数
8月19日(木)23:00(米国)7月景気先行指標総合指数
8月20日(金)08:30(日本)7月全国消費者物価指数
8月20日(金)15:00(英国)7月小売売上高
8月23日(月)17:00(ユーロ圏)8月製造業購買担当者景気指数
8月23日(月)17:00(ユーロ圏)8月サービス部門購買担当者景気指数
8月23日(月)17:30(英国)8月製造業購買担当者景気指数
8月23日(月)17:30(英国)8月サービス部門購買担当者景気指数
8月23日(月)22:45(米国)8月製造業購買担当者景気指数
8月23日(月)22:45(米国)8月サービス部門購買担当者景気指数
8月23日(月)22:45(米国)8月総合購買担当者景気指数
8月23日(月)23:00(ユーロ圏)8月消費者信頼感
8月23日(月)23:00(米国)7月中古住宅販売件数
8月24日(火)15:00(独国)4-6月期GDP
8月24日(火)23:00(米国)7月新築住宅販売件数
8月24日(火)23:00(米国)8月リッチモンド連銀製造業指数
*今週はFOMC議事要旨やドイツのGDPが注目となります。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値30,753円 安値26,955円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値36,000ドル 安値33,805ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
先週は帯について見てきました。その帯は移動平均線大循環分析においては「要」となり、6つのことを教えてくれるということを学びました。
では、まず帯が教えてくれる6つを復習していきましょう。すらすらと言葉が出てくれば合格ですが、皆さんいかがでしょうか。
1つ目は、「大局のトレンドがわかる」ということ。2つ目は、「トレンドの方向性と力強さが分かる」ということ。3つ目は、「トレンドの安定性が分かる」ということ。4つ目は、「帯が抵抗帯・支持帯として機能する」ということ。5つ目は、「帯には陽転と陰転がある」ということ。そして、6つ目は、「帯は4つの局面に分かれ、それぞれに売買戦略がある」ということでした。
今週は、6つ目の「帯には4つの局面に分かれ、それぞれに売買戦略がある」というところを深堀していきます。では、その詳細を見ていきましょう。
まず、4つの局面を確認していきましょう。「買い時代」「売り時代」「もみ合い期」「大転換」の4つの局面です。
まずは、「買い時代」を見てきましょう。買いの時代とは、帯が上昇帯になっている局面です。上昇帯とは長期移動平均線の上に中期移動平均線がある状態です。この局面は基本的には買いのタイミングです。大局的にトレンドが安定的に上昇している中でも一時的な価格の下落局面というのがあります。その一時的な価格の下落のことを「押し目」といいますが、そういった一時的な価格の下落局面で買い拾うことを「押し目買い」といい、そういった戦略も活用できます。
次に、「売りの時代」を見ていきましょう。売りの時代とは、帯が下降帯になっている局面です。下降帯とは長期移動平均線の下に中期移動平均線がある状態です。この局面は基本的には売りを仕掛けるタイミングです。大局的にトレンドが安定的に下降している中でも一時的な価格の上昇局面というのがあります。その一時的な価格の上昇のことを「戻り(戻し)」といいますが、そういった一時的な価格の上昇局面で売りを仕掛けることを「戻り売り」といい、買いとは反対の戦略を活用できます。
では、「もみ合い期」の戦略を確認しましょう。通常は帯が抵抗帯や支持帯として働くわけですが、帯が横ばいであったり、細かったりして抵抗帯や支持帯として働かないところの戦略としては「休むも相場」を実践するところとなります。
最後に、上昇帯と下降帯が切り替わる「大転換」では、それまでの流れの反対方向に仕掛けて大きなトレンドを獲るチャンスとなります。
それぞれの局面におけるトレード手法の違いを把握し、移動平均線大循環分析の「要」である帯を正しく理解しましょう。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
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