小次郎講師の
週間チャート分析レポート
パウエルFRB議長が講演!NYダウは第1ステージ(上昇期)を継続!!
皆さん、こんにちは。
移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。米食品医薬品局(FDA)が、米ファイザーと独ビオンテックが共同開発した新型コロナウイルスワクチンを正式承認したことで、経済活動の正常化への進展期待が高まりました。ジャクソンホールシンポジウムでのパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長が、講演で「景気回復が続けば年内の量的緩和縮小開始が適切」との考えを表明した上で、早期利上げには慎重な姿勢を強調したことにより、過度な懸念が後退しました。
NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。ここから、帯に傾きが出て間隔が広がってくれば再びトレンドに勢いが出てきます。一方で短期移動平均線が帯を下抜ければ上昇相場の終焉である第2ステージへと移行します。
日経225は短期移動平均線が帯に接近してきていますが、下降期である第4ステージを維持しています。このまま短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。一方で、再度、短期移動平均線が下向きになり、帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。ここからの短期移動平均線と帯の関係に注目して見ていきましょう。
米不動産業者協会(NAR)が発表した7月の中古住宅販売件数は、前月比2.0%増となり、2カ月連続で増加し、市場予想を上回りました。7月の新築住宅販売件数は前月比1.0%増の70万8,000戸と、市場予想を上回りました。一方で、7月の耐久財受注額は前月比0.1%減と、3カ月ぶりのマイナスを記録しました。4~6月期の米国内総生産(GDP)改定値は前期比6.6%増となり、速報値から小幅に上方修正されました。また、新規失業保険申請件数は5週間ぶりに悪化し、市場予想を小幅に上回りました。
カブールで2回の爆発が起きて米兵や現地の人が多数死亡する事件が発生しました。過激派組織「イスラム国」(IS)が犯行声明を出したと伝わったことで、アフガン情勢のさらなる悪化で、投資家のリスク選好姿勢が後退しました。
ダラス連銀のカプラン総裁は、量的緩和策の縮小を10月以降に始めるべきだと改めて主張しました。カンザスシティー連銀のジョージ総裁やセントルイス連銀のブラード総裁からも、早期の緩和縮小開始を支持する発言が出ました。注目が集まっていたジャクソンホールシンポジウムにおいて、パウエルFRB議長は午前の講演で「景気回復が続けば年内の量的緩和縮小開始が適切」との考えを表明した上で、早期利上げには慎重な姿勢を強調しました。ほぼ予想通りの内容だったことを受けてマーケットの地合いは強まりました。
週間の概況
注目イベント
9月1日(水)08:50(日本)4-6月期四半期法人企業統計調査
9月1日(水)10:30(豪国)4-6月期四半期GDP
9月1日(水)10:45(中国)8月Caixin製造業購買担当者景気指数
9月1日(水)17:00(ユーロ圏)8月製造業購買担当者景気指数
9月1日(水)17:30(英国)8月製造業購買担当者景気指数
9月1日(水)18:00(ユーロ圏)7月失業率
9月1日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
9月1日(水)21:15(米国)8月ADP雇用統計
9月1日(水)22:45(米国)8月製造業購買担当者景気指数
9月1日(水)23:00(米国)8月ISM製造業景況指数
9月2日(木)08:50(日本)8月マネタリーベース
9月2日(木)18:00(ユーロ圏)7月卸売物価指数
9月2日(木)20:30(米国)8月チャレンジャー人員削減数
9月2日(木)21:30(米国)4-6月期四半期非農業部門労働生産性
9月2日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
9月2日(木)21:30(米国)失業保険継続受給者数
9月2日(木)21:30(米国)7月貿易収支
9月2日(木)23:00(米国)7月製造業新規受注
9月3日(金)10:45(中国)8月Caixinサービス部門購買担当者景気指数
9月3日(金)17:00(ユーロ圏)8月サービス部門購買担当者景気指数
9月3日(金)17:30(英国)8月サービス部門購買担当者景気指数
9月3日(金)18:00(ユーロ圏)7月小売売上高
9月3日(金)21:30(米国)8月非農業部門雇用者数変化
9月3日(金)21:30(米国)8月失業率
9月3日(金)21:30(米国)8月平均時給
9月3日(金)22:45(米国)8月サービス部門購買担当者景気指数
9月3日(金)22:45(米国)8月総合購買担当者景気指数
9月3日(金)23:00(米国)8月ISM非製造業景況指数
9月6日(月)米国・加国祝日(レイバー・デー)
9月6日(月)17:30(英国)8月建設業購買担当者景気指数
9月7日(火)未定(中国)8月貿易収支
9月7日(火)08:30(日本)7月全世帯家計調査・消費支出
9月7日(火)13:30(豪国)豪準備銀行(RBA)、政策金利発表
9月7日(火)14:00(日本)7月景気先行指数(CI)・7月景気一致指数(CI)
9月7日(火)18:00(ユーロ圏)9月ZEW景況感調査
9月7日(火)18:00(ユーロ圏)4-6月期四半期域内GDP
*今週は米国の雇用統計とユーロ圏のGDPに注目しましょう。
チャート分析による銘柄診断
日経225分析
現在のステージ
第4ステージ
第4ステージは下降期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値30,753円 安値26,500円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。
NYダウ分析
現在のステージ
第1ステージ
第1ステージは上昇期です。
今後を読み取る鍵
短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。
そこに注目していきましょう。
重要な価格
高値36,000ドル 安値33,805ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。
小次郎講師のVトレーダー養成講座
今週は移動平均線大循環分析の手仕舞いについて見ていきましょう。
手仕舞いの基本的な考え方は、仕掛けの逆であるということです。
ステージが1になれば買いを仕掛けていきますが、第1ステージが終了すれば買いを手仕舞いします。売りの手仕舞いは第4ステージの終了です。
このときに注意したい点があります。それは、帯は安定して広い右肩上がりにもかかわらず、短期線と中期線がクロスして第1ステージの終了となった場合です。こういうことが時々発生します。
帯の幅が広くて、かつ上向きだから川は渡りにくいけれども試してみたい、そんな状況です。そういうときに無理に渡っても、深みにはまったり、急流に呑まれそうになるものです。結局、価格は帯に跳ね返されるでしょう。
そのような場合は押し目買いで対応します。第1ステージから第2ステージに移行しても、またすぐに第1ステージに戻ります。
では、すでに買っていて、利益もそれなりに出ていたとしたらどうでしょうか。第2ステージに移行したなら、基本は手仕舞いです。しかし、安定性が高く、とても良い帯の渦中にいたとしたら、その場合の手仕舞いは勧めません。
つまり、第1ステージから第2ステージに移行したら必ず手仕舞いしなければならないというものではないのです。あくまでも、基本は手仕舞いというだけの話です。
手仕舞いは、帯の傾きと広がり、移動平均線の安定的な右肩上がりなどといった複数の要素を加味して考えるべきです。
移動平均線大循環分析の見方(簡易版)
移動平均線大循環分析とは?
移動平均線大循環分析
ステージとは?
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。
売買チャンス
帯
帯による分析
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。
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