小次郎講師の
週間チャート分析レポート

日本株がクラッシュ!日経225は第4ステージ(下降期)へ移行!

2024/8/6

週間変動ランキング

取引日:2024/7/29~2024/8/2
順位 商品 終値(取引日:8月2日) 前週比 前週比率 高値 安値
1 FTSE100リセット付証拠金取引 8,215 -91 -1.10% 8,403 8,151
2 NYダウリセット付証拠金取引 39,685 -916 -2.26% 41,210 39,322
3 銀ETFリセット付証拠金取引 3,845.7 -98.8 -2.50% 4,049.3 3,763.2
4 プラチナETFリセット付証拠金取引 12,927 -350 -2.64% 13,702 12,849
5 金ETFリセット付証拠金取引 33,012 -968 -2.85% 34,429 32,669
6 NASDAQ-100リセット付証拠金取引 18,420 -614 -3.23% 19,591 18,249
7 DAX®リセット付証拠金取引 17,694 -707 -3.84% 18,542 17,592
8 ラッセル2000リセット付証拠金取引 2,105.6 -154.6 -6.84% 2,307.1 2,084.1
9 原油ETFリセット付証拠金取引 2,937 -271 -8.45% 3,244 2,902
10 日経225リセット付証拠金取引 35,007 -3,294 -8.60% 39,328 34,394

皆さん、こんにちは。

移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。

日本株が急落しています。週末に発表された米雇用統計が悪化したことで米国の景気減速懸念が高まったことと、それに伴う急激な円高で米国市場以上の下落となっています。クラッシュのような動きで売りが売りを呼んでいる動きになっています。

NASDAQ-100は下降相場の入口である第3ステージから下降期である第4ステージに移行してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。

NYダウは上昇期である第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージに移行してきました。ここから短期移動平均線が帯を下抜ければ下降相場の入口である第3ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇期である第1ステージに逆行します。

日経225は下降相場の入口である第3ステージから下降期である第4ステージに移行してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。

原油ETFは下降期である第4ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくるとトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行してきます。

7月の米消費者信頼感指数は100.3と6月改定値の97.8から改善し、市場予想も上回りました。米景気が底堅さを保っているとの見方につながりました。6月の米雇用動態調査(JOLTS)では非農業部門の求人件数が818万4000件と、市場予想を上回りました。

7月31日に日銀は金融政策決定会合で追加利上げを決め、政策金利を0.25%に引き上げました。マーケットは、さらなる利上げが意識され、円高・ドル安が進行し、日経平均株価は8月1日に急落、翌2日は米景気後退の可能性が意識され大幅下落となりました。

米連邦準備制度理事会(FRB)は米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を5.25〜5.5%に据え置きました。パウエル議長は記者会見で、金融政策について「経済は利下げが適切な位置に近づいている」との認識を示しました。今後の物価や労働市場の動きによっては「早ければ9月に利下げする可能性がある」とも述べ、投資家心理が強気に傾きました。

ISM製造業指数は46.8と、6月の48.5から低下し、市場予想(48.9)も下回りました。項目別では「雇用」などの低下が目立ちました。週間の米新規失業保険申請件数は24万9,000件と、市場予想を上回り、2023年8月以来の高水準となりました。この結果を受けて、米景気や労働市場が想定以上のペースで減速する可能性が意識され、米債券相場が上昇(金利は低下)し、米長期金利は約半年ぶりに4%を割り込みました。また、米経済指標で景気の冷え込みに対する不安が高まると、株式市場は大幅下落となりました。

7月の米雇用統計は非農業部門の雇用者数が前月比11万4,000人増と、市場予想を下回りました。6月分が下方修正されたほか、7月の失業率は4.3%と前月の4.1%から上昇しました。市場関係者の間では、直近3カ月間の平均失業率が過去1年の最低値を0.5ポイント上回ると景気後退が始まった可能性が高いという経験則である「サーム・ルール」が意識されました。この結果を受けて、労働市場が軟化しているとの懸念が広がり、相対的に安全な資産とされる米国債に買いが入ったことから長期金利は大幅に低下し、およそ7カ月ぶりの低水準を付けました。また、「恐怖指数」とも呼ばれる米株の変動性指数(VIX)は不安心理が高まった状態を示すとされる20を上回って23台に上昇し、2023年3月以来の高水準を付けました。

5日の東京株式市場で日経平均株価が連日の急落となりました。下げ幅は過去最大だった米株が急落したブラックマンデーの翌日、1987年10月20日の3836円を上回りました。米国に飛び火するかどうかも含めて注意していきましょう。

週間の概況

注目イベント

8月7日(水) 14:00(日本)6月景気先行指数・6月景気一致指数
8月7日(水) 20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
8月8日(木) 08:50(日本)6月国際収支・経常収支・貿易収支
8月8日(木) 14:00(日本)7月景気ウオッチャー調査
8月8日(木) 21:30(米国)新規失業保険申請件数
8月8日(木) 23:00(米国)6月卸売売上高
8月9日(金) 08:50(日本)7月マネーストックM2
8月9日(金) 15:00(独国)7月消費者物価指数
8月12日(月)日本祝日(山の日の振替休日)
8月13日(火) 08:50(日本)7月国内企業物価指数
8月13日(火) 15:00(英国)7月失業保険申請件数、7月失業率
8月13日(火) 18:00(ユーロ圏)8月ZEW景況感調査
8月13日(火) 21:30(米国)7月卸売物価指数


*今週は米国の新規失業保険申請件数に注目しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第4ステージ
第4ステージは下降期です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。

重要な価格

高値39,328円 安値30,000円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第2ステージ
第2ステージは上昇相場の終焉です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。

重要な価格

高値41,356ドル 安値37,202ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

NASDAQ-100分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第4ステージ
第4ステージは下降期です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。

重要な価格

高値20,762ドル 安値16,954ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

原油ETF分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第4ステージ
第4ステージは下降期です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。

重要な価格

高値3,646円 安値2,700円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

では、先週の宿題を見ていきましょう。

宿題は「2024年の「日経225の日足」チャートに20日移動平均線を入れて、ゴールデンクロス、デッドクロスを探し出し、価格がどういう変化をしているか、また、その際の投資家心理がどう変化しているのかを考察してみましょう。」というものでした。

では、さっそく見ていきましょう。

2024年が始まってすぐにゴールデンクロスしてきました。(①のところ)買い方の心理は損益がプラスになってきたことで期待感が高まります。そして、20日移動平均線が右肩上がりになっていきましたので買い方は利益が増えて益々期待感が高まると同時に利益確定をどうするか検討します。

②のところでは、デッドクロスしてきました。買い方は利益確定をするかどうか真剣に検討するところです。ここで決済する方も出てくるところで悩ましいところです。しかし、その後、再度ゴールデンクロスしてきました。決済しなかった方はホットしているところです。

③のところでは、デッドクロスしてから価格が下落しました。投資家心理に明確に変化が起きたところです。買い方は決済をするところです。

今週は①から③まで見てきましたが、④から⑥は宿題とします。しっかりと考えてみましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

移動平均線大循環分析

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

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