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小次郎講師の
週間チャート分析レポート

雇用統計ショックは落ち着いたのか?日経225は第4ステージ(下降期)を維持!

2024/8/13

週間変動ランキング

取引日:2024/8/5~2024/8/9
順位 商品 終値(取引日:8月9日) 前週比 前週比率 高値 安値
1 原油ETFリセット付証拠金取引 3,067 130 4.43% 3,080 2,752
2 日経225リセット付証拠金取引 35,310 303 0.87% 35,966 30,395
3 NASDAQ-100リセット付証拠金取引 18,527 107 0.58% 18,570 17,219
4 DAX®リセット付証拠金取引 17,749 55 0.31% 17,751 16,996
5 金ETFリセット付証拠金取引 32,935 -77 -0.23% 33,116 30,947
6 FTSE100リセット付証拠金取引 8,194 -21 -0.26% 8,197 7,903
7 NYダウリセット付証拠金取引 39,485 -200 -0.50% 39,621 38,354
8 ラッセル2000リセット付証拠金取引 2,078.5 -27.1 -1.29% 2,104.1 1,982
9 プラチナETFリセット付証拠金取引 12,466 -461 -3.57% 12,781 11,870
10 銀ETFリセット付証拠金取引 3,704 -141.7 -3.68% 3,816.9 3,448

皆さん、こんにちは。

移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。

雇用統計ショック以降、マーケットは不安定な動きになっていましたが、米景気に対する過度な不安は和らぎ、市場はおおむね落ち着きを取り戻したようです。市場関係者の間では、利下げの有無よりも景気の状況に対する関心が高まっているとの見方もあるようです。

NASDAQ-100は下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。

NYダウは上昇相場の終焉である第2ステージから下降相場の入口である第3ステージに移行してきました。ここから中期移動平均線が長期移動平均線を下抜ければ下降期である第4ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに逆行します。

日経225は下降期である第4ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。

原油ETFは下降期である第4ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくるとトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行してきます。

5日の東京株式市場では、米雇用統計が弱材料視され、日経平均株価が史上最大の下げ幅を記録しました。弱地合いはアジア、欧州、NY市場にも波及し、世界的に株安が連鎖しました。動揺が広がった市場では、米連邦準備制度理事会(FRB)が対策として緊急利下げを行うとの観測まで浮上しました。投資家の不安心理を示す「恐怖指数」として知られる米シカゴ・オプション取引所のVIX指数は一時、2020年3月以来の高水準を記録しました。

米サプライ管理協会(ISM)が5日発表したサービス業購買担当者景況指数(PMI)は前月から上昇し節目の50を超え、市場予想も上回りましたが、地合いの大幅な改善にはつながりませんでした。市場関係者の間では、雇用統計を受けて米国の景気後退懸念が払拭されておらず、市場がパニックのような状態になっているとの見方もあるようです。

6日の東京株式市場では、米景気の減速懸念を受けて前日に史上最大の下げ幅となった日経平均株価は一転し、過去最大の上げ幅を記録しました。欧州、NY市場もおおむね上昇し、世界同時株安はひとまず収まった格好です。

7日の東京株式市場で日経平均株価が上昇しました。理由は、日銀の内田真一副総裁が追加利上げに慎重な姿勢を示したことで市場に安心感が広がったからでした。

米新規失業保険申請件数は23万3,000件と、2週ぶりに改善し、市場予想を下回ったことで労働市場が急速に冷え込んでいるとの懸念が後退し、株式市場に安心感が広がりました。

雇用統計以降、マーケットは不安定な動きになっていましたが、米景気に対する過度な不安は和らぎ、市場はおおむね落ち着きを取り戻したようです。市場関係者の間では、インフレよりも景気の状況に対する関心が高まっているとの声が聞かれています。また、急激な円高進行の原因となった円キャリートレードの巻き戻しも既に7割ほど完了し、落ち着いたと見る市場関係者もいるようです。

週間の概況

注目イベント

8月14日(水) 15:00(英国)7月消費者物価指数
8月14日(水) 18:00(ユーロ圏)4-6月期四半期GDP
8月14日(水) 18:00(ユーロ圏)6月鉱工業生産
8月14日(水) 20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
8月14日(水) 21:30(米国)7月消費者物価指数
8月15日(木) 08:50(日本)4-6月期四半期実質GDP
8月15日(木) 13:30(日本)6月鉱工業生産
8月15日(木) 15:00(英国)4-6月期四半期GDP
8月15日(木) 15:00(英国)6月貿易収支
8月15日(木) 21:30(米国)7月小売売上高
8月15日(木) 21:30(米国)8月ニューヨーク連銀製造業景気指数
8月15日(木) 21:30(米国)8月フィラデルフィア連銀製造業景気指数
8月15日(木) 21:30(米国)新規失業保険申請件数
8月15日(木) 22:15(米国)7月鉱工業生産
8月15日(木) 23:00(米国)8月NAHB住宅市場指数
8月16日(金) 15:00(英国)7月小売売上高
8月16日(金) 18:00(ユーロ圏)6月貿易収支
8月16日(金) 21:30(米国)7月住宅着工件数
8月16日(金) 21:30(米国)7月建設許可件数
8月16日(金) 21:30(米国)8月ミシガン大学消費者態度指数
8月19日(月) 08:50(日本)6月機械受注
8月19日(月) 23:00(米国)7月景気先行指標総合指数
8月20日(火) 15:00(独国)7月生産者物価指数
8月20日(火) 18:00(ユーロ圏)7月消費者物価指数


*今週は日欧英のGDPに注目しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

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現在のステージ

第4ステージ

第4ステージは下降期です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。

・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。

・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。

重要な価格

高値39,328円 安値30,000円

※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

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現在のステージ

第3ステージ

第3ステージは下降相場の入口です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。

・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。

・下降トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けていきます。

重要な価格

高値41,356ドル 安値37,202ドル

※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

NASDAQ-100分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

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現在のステージ

第4ステージ

第4ステージは下降期です。

今後を読み取る鍵

 短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。

・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。

・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。

重要な価格

高値20,762ドル 安値16,954ドル

※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

原油ETF分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

image

現在のステージ

第4ステージ

第4ステージは下降期です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。

・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。

・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。

重要な価格

高値3,646円 安値2,700円

※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

④のところは、20日移動平均線が横ばいになっています。しかも、価格はゴールデンクロス、デッドクロスを小刻みに繰り返しています。買い方の心理としては、損益がプラスになったりマイナスになったりして、慌ただしい心理の変化が起きています。とはいえ、決済を検討するほどの大きな動きではありません。ということは、決済をするというよりは、もみ合い相場になっていますので様子を見る流れになっています。

それが、⑤になってゴールデンクロスしてきたため均衡が崩れました。買い方は一気に期待感が高まります。

その後、⑥になり、デッドクロスしてきたことで、買い方は損切りを検討する動きとなりました。

このように買い方の心理状態を意識してチャートを見ることで、買い方の心理の変化がわかるようになります。

では、今週の宿題です。今までは買い方の心理状態を見てきました。今度は売り方の心理状態の変化を①から⑥で考えてみましょう。「私は(売り)はしません」、という方もいらっしゃるかもしれません。しかし、売り方目線でチャートを見ることは非常に重要です。なぜなら、相手側の心理状態を理解しなければ戦いには勝てないからです。しっかりと考えてみましょう。

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移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

移動平均線大循環分析

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ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

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売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

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