小次郎講師の
週間チャート分析レポート

景気減速懸念が嫌気!NASDAQ-100は第4ステージ(下降期)へ!!

2024/9/10

週間変動ランキング

取引日:2024/9/2~2024/9/6
順位 商品 終値(取引日:9月6日) 前週比 前週比率 高値 安値
1 金ETFリセット付証拠金取引 32,873 -937 -2.77% 34,001 32,730
2 FTSE100リセット付証拠金取引 8,164 -244 -2.90% 8,389 8,164
3 プラチナETFリセット付証拠金取引 12,129 -363 -2.91% 12,604 12,028
4 NYダウリセット付証拠金取引 40,317 -1,211 -2.92% 41,553 40,269
5 DAX®リセット付証拠金取引 18,241 -677 -3.58% 18,957 18,235
6 ラッセル2000リセット付証拠金取引 2,093.1 -123.4 -5.57% 2,219.1 2,087.1
7 NASDAQ-100リセット付証拠金取引 18,415 -1,162 -5.94% 19,620 18,386
8 銀ETFリセット付証拠金取引 3,655.7 -234 -6.02% 3,910.6 3,628.5
9 原油ETFリセット付証拠金取引 2,710 -269 -9.03% 3,034 2,666
10 日経225リセット付証拠金取引 35,287 -3,719 -9.53% 39,265 35,134

皆さん、こんにちは。

移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。

8月の雇用統計は、非農業部門の就業者数は前月から14万2,000人増となるものの市場予想は下回りました。また、8月の失業率は4.2%と予想通り低下しました。景気減速懸念などからIT関連銘柄が軟調な動きとなりました。

NASDAQ-100は上昇期である第1ステージから下降期である第4ステージに移行してきました。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。

NYダウは上昇期である第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージに移行してきました。ここから短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇期である第1ステージに逆行します。一方で、短期移動平均線が帯を下抜ければ下降相場の入口である第3ステージに移行します。

日経225は上昇相場の入口である第6ステージから下降期である第4ステージに逆行してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行します。

原油ETFは下降期である第4ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくるとトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行してきます。

米サプライ管理協会(ISM)が発表した8月の米製造業購買担当者景況指数(PMI)は47.2となり、市場予想をわずかに下回りました。

民主党のハリス副大統領は2日、11月の大統領選に向け開かれた選挙集会で、日本製鉄によるUSスチールの買収計画に反対を表明しました。また、米紙によると、バイデン政権が日本製鉄によるUSスチール買収を正式に阻止する方向で準備に入ったと報じたことで嫌気され、USスチールの株価は大きく下落しました。

7月の雇用動態調査が市場予想を下回ったことを受け、米連邦準備制度理事会(FRB)が今月、0.5%の大幅利下げに踏み切るとの観測が高まりました。ただし、FRBが一段の景気鈍化を示す全米12地区の連銀景況報告(ベージュブック)を公表したことが重荷となりました。

米民間雇用サービス会社ADPが発表した8月の全米雇用報告によると、非農業部門の民間就業者数は前月比9万9,000人増と、市場予想を下回り、5カ月連続で伸びが鈍化しました。一方、米労働省が発表した新規失業保険申請は、前週比5,000件減の22万7,000件と2週連続で改善しました。

米労働省が6日発表した8月の雇用統計によると、非農業部門の就業者数は前月から14万2,000人増となるものの市場予想は下回りました。また、8月の失業率は4.2%と予想通り低下しました。米連邦準備制度理事会(FRB)のウォラー理事は、今月に政策金利の引き下げを始めるだけでなく、それ以降も連続して利下げを行うことが適切との見方を示しました。ただ、市場関係者の間では、それだけ景気減速が意識されているとの見方となり株式市場の売り材料となりました。

週間の概況

注目イベント

9月11日(水)15:00(英国)7月月次GDP
9月11日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
9月11日(水)21:30(米国)8月消費者物価指数
9月12日(木)08:50(日本)7-9月期四半期法人企業景気予測調査
9月12日(木)08:50(日本)8月国内企業物価指数
9月12日(木)21:15(ユーロ圏)欧州中央銀行(ECB)政策金利
9月12日(木)21:30(米国)8月卸売物価指数
9月12日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
9月12日(木)21:45(ユーロ圏)ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁、定例記者会見
9月13日(金)13:30(日本)7月鉱工業生産
9月13日(金)18:00(ユーロ圏)7月鉱工業生産
9月13日(金)23:00(米国)9月ミシガン大学消費者態度指数
9月16日(月)日本祝日(敬老の日)
9月16日(月) 18:00(ユーロ圏)7月貿易収支
9月16日(月) 21:30(米国)9月ニューヨーク連銀製造業景気指数
9月17日(火) 13:30(日本)7月第三次産業活動指数
9月17日(火) 18:00(独国)9月ZEW景況感調査
9月17日(火) 18:00(ユーロ圏)9月ZEW景況感調査
9月17日(火) 21:30(米国)8月小売売上高
9月17日(火) 22:15(米国)8月鉱工業生産
9月17日(火) 23:00(米国)9月NAHB住宅市場指数


*今週はECBの金融政策に注目しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第4ステージ

第4ステージは下降期です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。

・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。

・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。

重要な価格

高値39,265円 安値30,395円

※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第2ステージ

第2ステージは上昇相場の終焉です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。

・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。

・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。

重要な価格

高値41,594ドル 安値38,354ドル

※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

NASDAQ-100分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第4ステージ

第4ステージは下降期です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。

・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。

・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。

重要な価格

高値19,952ドル 安値17,219ドル

※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

原油ETF分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第4ステージ

第4ステージは下降期です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。

・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。

・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。

重要な価格

高値3,230円 安値2,565円

※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

先週はグランビルの法則の買いシグナル4つを紹介しました。
「その4つのシグナルがどうして買いシグナルとなるのか。」という内容が先週の宿題でした。

まず、①から見ていきます。それまで移動平均線の下で価格が推移していました。それが、やっとゴールデンクロスしてきたのです。今まで損失だった買い手がやっとプラスになってきたところですから、買い手の心理は一気に改善します。だからこそ、買いにエッジが発生した今こそ、買いの仕掛け時となるのです。

では、②はどうでしょうか。①で買いにエッジが発生したものの、価格は移動平均線に対してデッドクロスし、再度、ゴールデンクロスしました。一時的に買いのエッジが無くなったものの、再び買いにエッジが発生したのです。無くなったように見えたエッジは一過性で再び買いにエッジが発生したのですから買いを仕掛けます。また、その時の移動平均線の傾きも重要です。価格はデッドクロスしたものの、移動平均線が右肩上がりであれば、完全には買いのエッジは無くなっていないという事です。

次の③は買いにエッジがある状態で一時的に下がっているだけです。このような動きを押し目といいますが、ここは押し目買いだから買いシグナルとなります。

最後に、④は移動平均線と価格の乖離が非常に大きいためにその反動を狙う買いのシグナルとなります。

いかがでしょうか。このように、それぞれのシグナルの意味を理解するとさらに深い分析ができるようになります。

では、今週の宿題です。①から④のシグナルの意味を理解しましたので、今度はあなたならどのシグナルでの仕掛けを重要視するか、ご自身の判断で順位をつけてみましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

移動平均線大循環分析

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

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