小次郎講師の
週間チャート分析レポート

自民党総裁選でマーケット大荒れ!日経225は第6ステージ(上昇相場の入口)へ

2024/10/1

週間変動ランキング

取引日:2024/9/23~2024/9/27
順位 商品 終値(取引日:9月27日) 前週比 前週比率 高値 安値
1 DAX®リセット付証拠金取引 19,386 698 3.74% 19,472 18,681
2 プラチナETFリセット付証拠金取引 13,056 166 1.29% 13,500 12,569
3 NASDAQ-100リセット付証拠金取引 20,011 217 1.10% 20,316 19,719
4 FTSE100リセット付証拠金取引 8,300 89 1.08% 8,334 8,220
5 NYダウリセット付証拠金取引 42,289 260 0.62% 42,644 41,816
6 銀ETFリセット付証拠金取引 4,129 6.1 0.15% 4,330.6 4,004.2
7 金ETFリセット付証拠金取引 34,776 -17 -0.05% 36,048 34,638
8 ラッセル2000リセット付証拠金取引 2,219.9 -10.7 -0.48% 2,246.6 2,197.8
9 日経225リセット付証拠金取引 37,412 -808 -2.11% 39,945 37,275
10 原油ETFリセット付証拠金取引 2,760 -113 -3.93% 2,931 2,695

皆さん、こんにちは。

移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。

自民党総裁選で、石破茂氏が高市早苗氏を打ち破り逆転勝利をおさめました。高市氏への景気刺激策への期待から株高、円安に振れていましたが、石破氏が勝利したことで、高市氏への期待がはがれ、強烈な巻き戻しが起きました。

NASDAQ-100は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。

NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。

日経225は上昇相場の入口である第6ステージを維持しています。ここから中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けてくれば上昇期である第1ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに逆行します。

原油ETFは下降期である第4ステージを維持しています。このまま帯に傾きが出て間隔が広がってくるとトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば下降相場の終焉である第5ステージに移行してきます。

シカゴ連邦準備銀行のグールズビー総裁は、23日に開催されたイベントで、雇用へのリスクを踏まえれば、来年にかけてより多くの利下げが行われる可能性があるとの見解を示しました。

米紙によると、22日、半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)と韓国のサムスン電子が、アラブ首長国連邦(UAE)に半導体工場を建設する可能性について協議していると報じられました。報道が好感されて半導体銘柄に買いが入りました。

中国政府は24日、追加の大規模金融緩和や不動産、株式市場の支援策を発表しました。中国株が大幅上昇となったことで、米景気にも寄与するとの見方が広がりました。

民間有力調査会社コンファレンス・ボードが発表した9月の米消費者景気信頼感指数は、市場予想を下回りました。雇用情勢が弱含んでいることを示唆する内容だったことが嫌気されました。

4~6月期の米実質GDP(国内総生産)確定値は、前期比3.0%増となり、改定値と変わらなかったものの、景気が堅調さを保っているとの見方が台頭しました。

米新規失業保険の申請件数は前週比4,000件減の21万8,000件と2週連続で改善しました。雇用情勢が想定ほど弱含んでいないと受け止められたことも相場を下支えしました。米商務省が発表した8月の米個人消費支出(PCE)物価指数は、前年同月比2.2%上昇と、伸びは前月の2.5%から縮小し、2021年2月以来約3年半ぶりの低水準となりました。この結果を受けて、市場関係者の間では、11月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で、再び0.50%の大幅利下げが決定されるとの見方が浮上しました。また、米ミシガン大学が発表した消費者調査では、9月の景況感指数(確報値)は70.1と、前月の67.9と市場予想を上回ったことで、米景気の底堅さを裏付ける内容となりました。

9月27日に行われた自民党総裁選は、1回目の投票では決まらず決選投票となりました。石破茂氏は高市早苗氏を打ち破り逆転勝利をおさめました。高市氏への景気刺激策への期待から株高、円安に振れていましたが、石破氏が勝利したことで、高市氏への期待がはがれ、石破氏の経済政策への懸念から強烈な円高、株安となりました。

週間の概況

注目イベント

10月2日(水)08:50(日本)9月マネタリーベース
10月2日(水)14:00(日本)9月消費者態度指数
10月2日(水)18:00(ユーロ圏)8月失業率
10月2日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
10月2日(水)21:15(米国)9月ADP雇用統計
10月3日(木)17:00(ユーロ圏)9月サービス部門購買担当者景気指数
10月3日(木)17:30(英国)9月サービス部門購買担当者景気指数
10月3日(木)18:00(ユーロ圏)8月卸売物価指数
10月3日(木)20:30(米国)9月チャレンジャー人員削減数
10月3日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
10月3日(木)22:45(米国)9月サービス部門購買担当者景気指数
10月3日(木)22:45(米国)9月総合購買担当者景気指数
10月3日(木)23:00(米国)9月ISM非製造業景況指数
10月3日(木)23:00(米国)8月製造業新規受注
10月4日(金)17:30(英国)9月建設業購買担当者景気指数
10月4日(金)21:30(米国)9月非農業部門雇用者数変化
10月4日(金)21:30(米国)9月失業率
10月4日(金)21:30(米国)9月平均時給
10月7日(月)14:00(日本)8月景気先行指数・8月景気一致指数
10月7日(月)18:00(ユーロ圏)8月小売売上高
10月8日(火)08:30(日本)8月全世帯家計調査・消費支出
10月8日(火)08:50(日本)8月国際収支・経常収支・貿易収支
10月8日(火)14:00(日本)9月景気ウオッチャー調査
10月8日(火)21:30(米国)8月貿易収支


*今週は米国の雇用統計に注目しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第6ステージ

第6ステージは上昇相場の入口です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。

・上昇トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を上抜けていきます。

・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けてきます。

重要な価格

高値39,990円 安値35,120円

※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第1ステージ

第1ステージは上昇期です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。

・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。

・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。

重要な価格

高値43,000ドル 安値39,978ドル

※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

NASDAQ-100分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第1ステージ

第1ステージは上昇期です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。

・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。

・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。

重要な価格

高値20,762ドル 安値18,386ドル

※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

原油ETF分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第4ステージ

第4ステージは下降期です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。

・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。

・下降トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。

重要な価格

高値3,230円 安値2,593円

※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

今週は、今まで学んだグランビルの法則の買い4つ、売り4つのシグナルを深堀していきます。

まずは買いシグナルの「①」について見ていきますが、どこのシグナルか直ぐにイメージできたでしょうか。もし、イメージがわかない方は、宿題ができていないということになりますので、前回までのところをしっかりと復習しましょう。

「①」は、移動平均線がある程度の期間下降した後で、横ばい状態、もしくは少し上昇基調に転じたときに、移動平均線を価格が下から上に抜けてクロスしたところでした。

これが、最も典型的なゴールデンクロスとなります。典型的ということはどういうことかというと、価格がしばらく下降して下降トレンドがあります。つまり、移動平均線を見ると、移動平均線もしばらく下降しているということです。

次に、その移動平均線が下げ止まりを予兆させるものであるというところがポイントとなります。移動平均線が下向きから横ばいに移行することで下げ止まりの予兆となります。

この2つの条件が揃っているというのが大前提としてあり、その条件が揃っている状態で、移動平均線の下にあった価格が、移動平均線を上向きにはっきりとクロスする形になったところが、典型的なゴールデンクロスであり、買いシグナルになります。

買い方の損益はずっと計算上マイナスだったところから、ゴールデンクロスになったことで、損益がプラスに移行してきます。買い方は勢いが出てきますし、売り方は焦りだすところです。

では、今週の宿題です。ゴールデンクロスしたところが買いシグナルとなりますが、成功しやすいケースと失敗になるケースの違いがどこにあるかを考えてみましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

移動平均線大循環分析

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

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