小次郎講師の
週間チャート分析レポート

利下げ期待が後退か!?NYダウは第2ステージ(上昇相場の終焉)へ移行!

2024/10/29

週間変動ランキング

取引日:2024/10/21~2024/10/25
順位 商品 終値(取引日:10月25日) 前週比 前週比率 高値 安値
1 原油ETFリセット付証拠金取引 3,105 169 5.76% 3,133 2,921
2 金ETFリセット付証拠金取引 38,549 1,035 2.76% 38,886 37,516
3 プラチナETFリセット付証拠金取引 14,242 338 2.43% 14,500 13,866
4 銀ETFリセット付証拠金取引 4,698.6 84.6 1.83% 4,860.8 4,583.7
5 NASDAQ-100リセット付証拠金取引 20,347 26 0.13% 20,565 19,931
6 DAX®リセット付証拠金取引 19,380 -256 -1.30% 19,625 19,290
7 FTSE100リセット付証拠金取引 8,249 -109 -1.30% 8,377 8,236
8 NYダウリセット付証拠金取引 42,117 -1,143 -2.64% 43,331 42,041
9 日経225リセット付証拠金取引 38,083 -1,067 -2.73% 39,198 37,626
10 日経225マイクロリセット付証拠金取引 38,118.8 -1,075.2 -2.74% 39,234 37,663.3
11 ラッセル2000リセット付証拠金取引 2,207.6 -68.3 -3.00% 2,283 2,195.8

皆さん、こんにちは。

移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。

ミシガン大学が発表した10月の景況感指数(確報値)は市場予想を上回るなど、景気の堅調さが改めて認識される中、米長期金利が上昇し利下げ期待が後退したことで株式市場は売りが優勢となりました。

NASDAQ-100は上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。

NYダウは上昇期である第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージへ移行してきました。ここから短期移動平均線が帯を下抜ければ下降相場の入口である第3ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇期である第1ステージに逆行します。

日経225は上昇期である第1ステージから下降相場の入口である第3ステージへ移行してきました。ここから中期移動平均線が長期移動線を下抜ければ下降期である第4ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに逆行します。

原油ETFは上昇相場の終焉である第2ステージから上昇期である第1ステージへ逆行してきました。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。

金融関連企業の好調な決算を受けて、18日までNYダウの終値は3日連続で史上最高値を記録し、米連邦準備制度理事会(FRB)による利下げペースが鈍るとの見方を背景に米長期金利が上昇しました。

マイクロソフトは、人工知能(AI)エージェントのサービスを発表し、市場関係者の間では、対話型AIより高度な製品として期待が集まっているようです。

最近発表された一連の経済指標で米景気の堅調さが示され、市場関係者の間ではFRBによる利下げペースが緩やかになるとの見方が強まる中、米長期金利の指標である10年債利回りはこの日一段と上昇しました。金利の影響を受けやすいハイテク銘柄の売りが目立ちました。

米疾病対策センター(CDC)は22日、マクドナルドが販売したハンバーガーに関連した集団食中毒で、高齢者が腸管出血性大腸菌O157感染症により死亡したと発表しました。

米コンピューターサービス大手IBMは、決算発表が期待外れだったために、株価が大幅安となりました。また、労働組合が賃上げ案を拒否し、ストライキ継続が決まった米航空機大手ボーイングも売りが先行しました。一方で、強気な販売見通しを示したことに好感が広がった米電気自動車(EV)大手テスラは大幅高となりました。

週間の概況

注目イベント

10月30日(水)15:30(日本)9月消費支出
10月30日(水)15:30(日本)7-9月期GDP
10月30日(水)17:55(独国)10月失業者数、10月失業率
10月30日(水)18:00(独国)7-9月期GDP
10月30日(水)19:00(ユーロ圏)10月消費者信頼感
10月30日(水)19:00(ユーロ圏)10月経済信頼感
10月30日(水)19:00(ユーロ圏)7-9月期四半期GDP
10月30日(水)20:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
10月30日(水)21:15(米国)10月ADP雇用統計
10月30日(水)21:30(米国)7-9月期四半期実質GDP
10月30日(水)21:30(米国)7-9月期四半期GDP個人消費
10月30日(水)21:30(米国)7-9月期四半期コアPCE
10月30日(水)22:00(独国)10月消費者物価指数
10月30日(水)23:00(米国)9月住宅販売保留指数
10月31日(木)未定(日本)日銀金融政策決定会合、終了後政策金利発表
10月31日(木)未定(日本)日銀展望レポート
10月31日(木)08:50(日本)9月鉱工業生産
10月31日(木)14:00(日本)9月新設住宅着工戸数
10月31日(木)15:30(日本)植田和男日銀総裁、定例記者会見
10月31日(木)19:00(ユーロ圏)10月消費者物価指数
10月31日(木)19:00(ユーロ圏)9月失業率
10月31日(木)20:30(米国)10月チャレンジャー人員削減数
10月31日(木)21:30(米国)7-9月期四半期単位労働コスト
10月31日(木)21:30(米国)9月個人所得
10月31日(木)21:30(米国)9月個人消費支出
10月31日(木)21:30(米国)新規失業保険申請件数
10月31日(木)22:45(米国)10月シカゴ購買部協会景気指数
11月1日(金)18:30(英国)10月製造業購買担当者景気指数
11月1日(金)21:30(米国)10月非農業部門雇用者数変化
11月1日(金)21:30(米国)10月失業率
11月1日(金)21:30(米国)10月平均時給
11月1日(金)22:45(米国)10月製造業購買担当者景気指数
11月1日(金)23:00(米国)10月ISM製造業景況指数
11月4日(月)日本祝日(文化の日の振替休日)
11月4日(月) 18:00(ユーロ圏)10月製造業購買担当者景気指数
11月4日(月) 24:00(米国)9月製造業新規受注
11月5日(火) 18:30(英国)10月サービス部門購買担当者景気指数
11月5日(火) 22:30(米国)9月貿易収支
11月5日(火) 24:00(米国)10月ISM非製造業景況指数(総合)


*今週は米雇用統計と日銀金融政策決定会合に注目しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第3ステージ

第3ステージは下降相場の入口です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。

・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けてきます。

・下降トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けていきます。

重要な価格

高値41,000円 安値35,120円

※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第2ステージ

第2ステージは上昇相場の終焉です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。

・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。

・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。

重要な価格

高値44,000ドル 安値39,978ドル

※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

NASDAQ-100分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第1ステージ

第1ステージは上昇期です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。

・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。

・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。

重要な価格

高値20,762ドル 安値18,386ドル

※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

原油ETF分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第1ステージ

第1ステージは上昇期です。

今後を読み取る鍵

短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。

・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。

・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。

重要な価格

高値3,300円 安値2,593円

※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

先週の宿題はグランビルの買いシグナル「④」がどういうものだったのか、また、成功しやすいケースと失敗につながるケースの違いがどこにあるのかを考えてみましょう。というものでした。

買いシグナル④は今までの①から③までとはシグナルの出る理由が違います。どのように違うかというと、①から③は上昇トレンドに絡んだシグナルであるということです。一方で、④のシグナルは下降の流れの時に出てくるシグナルとなっています。

では、どういうことかを見ていきましょう。このシグナルは価格が大きく下がった後に、価格と移動平均線が大きく乖離した時の自律反発を狙うものです。移動平均線は文字どおり「平均」ですから、価格が平均から乖離すると、その後、価格は移動平均線に向けて戻ってくる性質があります。そのことを、平均に回帰するといいます。その性質を利用して売買のシグナルにしています。

もし、価格が一定の角度で下降し、移動平均線もそれに並行して、同じ角度で下降していくとしたら、価格と移動平均線の乖離は一定です。

ここで下降していた価格が急落すれば、価格は移動平均線から乖離することになります。通常はそうした状態はいつまでも続くものではありません。急落した相場にはいずれリバウンドが入ります。それにより価格は、移動平均線に近づきます。そうはいっても、どの程度乖離すれば、どの程度リバウンドするのかというのは判断が難しいところです。

この点においても、買いシグナル①から③とは違うところです。

では、成功しやすいケースと失敗につながるケースを考えてみましょう。成功しやすいケースは、大きく乖離した価格と移動平均線に対して、価格が鋭く切り返していくケースです。失敗につながるケースは価格の切り返しが緩やかなケースです。この切り返し方がポイントになります。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

移動平均線大循環分析

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

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