小次郎講師の
週間チャート分析レポート

トランプ関税発動か!?日経225は第3ステージ(下降相場の入口)へ!

2025/2/4

週間変動ランキング

取引日:2025/1/27~2025/1/31
順位 商品 終値(取引日:1月31日) 前週比 前週比率 高値 安値
1 プラチナETFリセット付証拠金取引 13,973 359 2.64% 13,991 13,387
2 FTSE100リセット付証拠金取引 8,640 156 1.84% 8,696 8,443
3 銀ETFリセット付証拠金取引 4,478.6 70.6 1.60% 4,516.3 4,229.3
4 DAX®リセット付証拠金取引 21,609 272 1.27% 21,778 21,047
5 金ETFリセット付証拠金取引 39,994 106 0.27% 40,134 38,980
6 原油ETFリセット付証拠金取引 3,311 7 0.21% 3,334 3,221
7 NYダウリセット付証拠金取引 44,555 83 0.19% 45,088 43,864
8 ラッセル2000リセット付証拠金取引 2,288 -22.9 -0.99% 2,326 2,269.5
9 NASDAQ-100リセット付証拠金取引 21,515 -314 -1.44% 21,876 20,638
10 日経225リセット付証拠金取引 39,436 -1,107 -2.73% 40,420 38,733
11 日経225マイクロリセット付証拠金取引 39,426.4 -1,115.8 -2.75% 40,407.7 38,750

皆さん、こんにちは。

移動平均線大循環分析でくりっく株365の銘柄を見てみましょう。

米国は、カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税、中国への10%の追加関税を2月4日から課すと説明しました。関税政策が輸入品価格の上昇を通じてインフレ再燃を招くとの懸念から、株式市場が反落しました。

NASDAQ-100は上昇期である第1ステージから上昇相場の終焉である第2ステージに移行してきました。ここから短期移動平均線が帯を下抜ければ下降相場の入口である第3ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯を上抜けていけば上昇期である第1ステージに逆行します。

NYダウは上昇期である第1ステージを維持しています。ここから帯に傾きが出て間隔が広がってくればトレンドに勢いが出てきます。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに移行します。

日経225は上昇期である第1ステージから下降相場の入口である第3ステージに移行してきました。ここから中期移動平均線が長期移動平均線を下回れば下降期である第4ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯に突入すれば上昇相場の終焉である第2ステージに逆行します。

原油ETFは上昇相場の終焉である第2ステージを維持しています。ここから短期移動平均線が帯を下抜ければ下降相場の入口である第3ステージに移行します。一方で、短期移動平均線が帯を上抜ければ上昇期である第1ステージに逆行します。

中国の人工知能(AI)開発企業「ディープシーク」が手掛ける生成AIサービスの人気急上昇を受け、米競合が想定していたよりも低コストの半導体や少ないデータでAIを開発、運用できるのではないかとの観測が高まりました。その影響から、AI半導体をけん引するエヌビディアの1/27終値は前週末比17.0%安となり、関連銘柄が軒並み売られました。

米連邦準備制度理事会(FRB)は29日、この日開催した連邦公開市場委員会(FOMC)で、予想されていた通り、政策金利の据え置きを決定しました。会合後に発表された声明で、インフレ率が2%の目標に向かって進展したとの文言がなかったため、物価高再燃への警戒感が高まりました。ただ、その後のパウエルFRB議長の会見を受けて懸念は弱まりました。

昨年10~12月期の実質GDP(国内総生産)速報値は、年率換算で前期比2.3%増となり、伸び率は前期の3.1%から縮小したものの、個人消費が好調で、11四半期連続のプラス成長となりました。また、新規失業保険申請件数も25日までの1週間で前週比1万6,000件減の20万7,000件と、低水準にとどまりました。

子会社が運航する旅客機で衝突事故が発生したアメリカン航空の株価は下落しましたが、株式市場全体の影響は限定的でした。

レビット大統領報道官は31日の記者会見で、カナダとメキシコからの輸入品に25%の関税、中国への10%の追加関税を2月4日から課すと説明しました。関税政策が輸入品価格の上昇を通じてインフレ再燃を招くとの懸念から、小売りや日用品など幅広い銘柄に売りが出ました。市場関係者の間にあった関税引き上げが回避されるとの楽観論がはく落しました。

米商務省が発表した昨年12月の個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月比2.6%上昇と、伸びが前月の2.4%上昇から拡大したものの、市場予想と一致し、相場に大きな影響を与える材料とはなりませんでした。

週間の概況

注目イベント

2月5日(水)08:30(日本)12月毎月勤労統計調査
2月5日(水)18:00(ユーロ圏)1月サービス部門購買担当者景気指数
2月5日(水)19:00(ユーロ圏)12月卸売物価指数
2月5日(水)21:00(米国)MBA住宅ローン申請指数
2月5日(水)22:15(米国)1月ADP雇用統計
2月5日(水)22:30(米国)12月貿易収支
2月5日(水)23:45(米国)1月サービス部門購買担当者景気指数
2月5日(水)23:45(米国)1月総合購買担当者景気指数
2月5日(水)24:00(米国)1月ISM非製造業景況指数
2月6日(木)19:00(ユーロ圏)12月小売売上高
2月6日(木)21:00(英国)イングランド銀行(BOE)金利発表
2月6日(木)21:30(米国)1月チャレンジャー人員削減数
2月6日(木)22:30(米国)10-12月期四半期非農業部門労働生産性
2月6日(木)22:30(米国)10-12月期四半期単位労働コスト
2月6日(木)22:30(米国)新規失業保険申請件数
2月7日(金)08:30(日本)12月全世帯家計調査・消費支出
2月7日(金)14:00(日本)12月景気先行指数・12月景気一致指数
2月7日(金)22:30(米国)1月非農業部門雇用者数変化
2月7日(金)22:30(米国)1月失業率
2月7日(金)22:30(米国)1月平均時給
2月7日(金)24:00(米国)2月ミシガン大学消費者態度指数
2月7日(金)24:00(米国)12月卸売売上高
2月10日(月)08:50(日本)12月国際収支・経常収支・貿易収支
2月10日(月)14:00(日本)1月景気ウォッチャー調査
2月11日(火)日本祝日(建国記念の日)


*今週は米国の雇用統計に注目しましょう。

チャート分析による銘柄診断

日経225分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第3ステージ
第3ステージは下降相場の入口です。

今後を読み取る鍵

 短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、中期移動平均線が長期移動平均線を下抜けていきます。

重要な価格

高値41,000円 安値37,398円
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

NYダウ分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第1ステージ
第1ステージは上昇期です。

今後を読み取る鍵

 短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに勢いが出る場合は、帯に傾きが出て間隔が広がってきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。

重要な価格

高値45,500ドル 安値41,872ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

NASDAQ-100分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第2ステージ
第2ステージは上昇相場の終焉です。

今後を読み取る鍵

 短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。

重要な価格

高値22,155ドル 安値19,888ドル
※抵抗線・支持線となりやすい価格です。そこを突破することに意味があります。

原油ETF分析

※移動平均線大循環分析の見方はこのレポートの最後にまとめてあります。ご参照ください。

現在のステージ

第2ステージ
第2ステージは上昇相場の終焉です。

今後を読み取る鍵

 短期移動平均線と帯の関係に注目していきましょう。
・上昇トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を上抜けていきます。
・下降トレンドに移行する場合は、短期移動平均線が帯を下抜けていきます。

重要な価格

高値3,563円 安値2,894円
※抵抗線・支持線となりやすい価格、そこを突破することに意味があります。

小次郎講師のVトレーダー養成講座

先週の宿題は、下記のチャートにおいてエッジが浮き彫りになっているところを探してみましょう、というものでした。

では、確認していきましょう。

赤い枠で囲んでいるところが、買いのエッジが浮き彫りになっているところでした。この宿題は非常に簡単だったのではないでしょうか。

赤枠のところは上昇トレンドが明確に表れています。

上昇トレンドが発生しているときには、3本の移動平均線には、“ある特徴”が見られます。“ある特徴”を明確にするために注目すべきポイントは、3本の移動平均線の並び順と傾き、そして間隔です。

まず、並び順を見てみましょう。3本の線の並びが、上から順に「短期線・中期線・長期線」となっています。並び順を見ると、現状の状況が分かります。

次に傾きを見てみましょう。3本の線の傾きは、すべて上向き(右肩上がり)になっています。傾きを見ると、トレンドの強さが分かります。

最後に、間隔を見てみましょう。順調に値が伸びてきているときは、移動平均線と移動平均線の間隔も徐々に広がっていきます。間隔を見ると、トレンドの継続性が分かります。

このように、3本の移動平均線の並び順・傾き・間隔に注目することで、買い及び売りに有利な局面を探すやり方が移動平均線大循環分析です。

では、今週の宿題です。
買いにエッジがある局面を今週は確認しました。その買いにエッジがある局面の特徴を考えてみましょう。

移動平均線大循環分析の見方(簡易版)

移動平均線大循環分析とは?

3本の移動平均線の並び順と傾きで現状を分析し、今後の展開を予測する指標です。価格変動の中で買いにエッジ(優位性)が発生する局面、売りにエッジが発生する局面を見つけ出すことができます。

移動平均線大循環分析

ステージとは?

3本の線の並び順は全部で6種類。それをステージ1から6と名付けました。(下図参照)
価格変動の中でステージは基本的に時計回りで推移し、ときに一時的に反時計回りで推移します。
つまり現在がステージ1だとすると、次に移行するのはステージ2というのが基本で、ときにステージ6に戻ることがあるということです。これ以外の展開はありません。これにより今後の展開が読みやすくなります。

売買チャンス

ステージ1で3本の線が右肩上がりのときは買いトレードにエッジ(優位性)があります。ステージ4で3本の線が右肩下がりのときは売りトレードにエッジがあります。

移動平均線大循環分析において中期移動平均線と長期移動平均線の間を「帯(おび)」と言います。帯は大局トレンドの状態を示します。

帯による分析

帯が傾きを持ち間隔が広がっている状態が、トレンドが勢いを持っている状態です。間隔が狭まったり傾きが緩やかになるとトレンドが勢いを失ったことがわかります。またもみあい相場では帯は横這いとなり、細くなります。
価格及び短期移動平均線が帯の上にいるのが買い時代、帯の下にいるのが売り時代を表します。

※3本の移動平均線は短期5日、中期20日、長期40日のEMA(指数平滑移動平均線)を利用しています。

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