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フラッシュ~決算速報:ウーバー テクノロジーズ(UBER)+5.66%~

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2020/2/7
商品開発部 中川 潤一

決算速報(現地2/6引け後発表)

●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):39.19ドル(+5.66%)

●調整後売上高:37.3億ドル(予想37.0億ドル)〇市場予想を上回った

●EPS:-0.64ドル(予想-0.65ドル)〇市場予想よりも良好

2019年10-12月期の業績が市場予想よりも良好だったことや、黒字化の達成時期(調整後EBITDAベース)が2020年10-12月期へと1年前倒しされたことなどが好感され、株価は時間外取引で大幅高となっています。

決算発表直前までの、過去1年間のチャート

※出所:トムソン・ロイター(現地2月6日までの過去1年間、移動平均線は52週)

決算のポイント

●ライドシェアサービスやフードデリバリーサービス、その他事業の収入総額を示すグロスブッキングは181.3億ドルとなり、市場予想の180.3億ドルを上回りました。

●従来は2021年末の黒字化達成(調整後EBITDAベース)を目指していましたが、2020年10-12月期には黒字化を達成し、2021年は通期で黒字になるとコメント。黒字化達成時期の見通しを1年前倒ししています。

経営陣の主なコメント

●2019年は「変革の年」だった。

●2021年の黒字化達成に向け、十分な流動性がある。

●2020年10-12月期に黒字化(調整後EBITDAベース)を達成できる見通し。

●4-6月期には赤字が縮小し始めると考えている。

●「多大なコスト」を支払って成長する時期は終わった。

●「Uber Eats」事業で、市場シェアを獲得するための「良い案件」があれば「前向きに」考える。

決算を受けたマーケットの反応

黒字化(調整後EBITDAベース)の達成時期が1年前倒しされたことをマーケットは好感しているようです。

昨年は赤字が続くIPO(新規株式公開)銘柄に厳しい視線が注がれた年となり、赤字が続いているウーバーも1年を通して株価が軟調な展開となりました。同業のリフト A(LYFT)などとの競争が激化するなかで、「そもそも黒字化できないのでは」との見方もIPO前からありましたが、こうして従来よりも早期に黒字化する見通しが示されたことで、市場センチメントは強気に転じるかもしれません。

Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:46.03ドル(2/6時点)

銘柄情報

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