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フラッシュ~決算速報:アップル(AAPL)+6.44%~
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エクイティ部 中川 潤一
決算速報(現地7/30引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間9:00時点):409.55ドル(+6.44%)
●売上高:596.9億ドル(予想523.0億ドル)〇市場予想を上回った
●EPS:2.58ドル(予想2.07ドル)〇市場予想を上回った
新型コロナの感染が広がるなかでも売上高が市場予想を大きく上回りアップル製品への強い需要が示唆されたほか、1対4の株式分割が発表されたことなどを受け、株価は時間外取引で6%を超える上昇となりました。
決算のポイント
●4-6月期のiPhoneの売上高は264.2億ドルとなり、市場予想の213.1億ドルを上回りました。
●4-6月期のサービス部門の売上高は131.6億ドルとなり、市場予想の131.2億ドルとほぼ一致しました。
●1株当たりの配当は0.82ドルで据え置きとされました。
●1対4の株式分割が発表されました。現地8/24の引け後時点の株主は保有する株式1株につき新規に3株を受け取ることになり、株式分割後ベースの取引は8/31に始まるとしています(こちらはあくまでアップル社の発表であり、当社を含む日本国内での取扱いは異なるかもしれませんので、ご注意ください)。
経営陣の主なコメント
●4-6月期の記録的な業績は、製品の売上高とサービスの売上高が共に2桁成長となったことが要因だ。
●この不確かな時期に、人々の生活にとって当社のサービスや製品が重要なものであることが示唆された。
●政府の経済対策が販売を押し上げた。
●ウェアラブル端末の「多くの可能性」にとても期待している。
●新型コロナの影響は4月の最初の3週間が最も大きく、5月と6月は改善してきている。
●新型iPhoneの投入は「通常よりも数週間遅れる」見通し。
●新学期シーズンの販売は非常に好調になると予想している。
●株式分割により、当社株式に投資できる投資家層が広がるだろう。
決算を受けたマーケットの反応
新型コロナの感染拡大が続くなかでも消費者がiPhoneやiPadなどの製品を求めていたことが示唆され、株価は時間外取引で400ドルの大台に乗せています。
株式分割もセンチメントの追い風となり株価は時間外取引で6%を超える上昇となっていますが、売上高とEPSが市場予想を大きく上回り、新型iPhoneの投入時期もそれほど大きく後ずれしなかったことなどから、株価は当面の間、堅調な推移となるかもしれません。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:374.78ドル(7/30時点)
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