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フラッシュ~決算速報:アップル(AAPL)-4.22%~
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エクイティ部 中川 潤一
決算速報(現地10/29引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間9:00時点):110.45ドル(-4.22%)
●売上高:647.0億ドル(予想634.7億ドル)〇市場予想を上回った
●EPS:0.73ドル(予想0.70ドル)〇市場予想を上回った
●iPhone売上高:264.4億ドル(予想270.6億ドル)×市場予想を下回った
7-9月期の売上高とEPSは市場予想を上回ったものの、iPhoneの売上高が市場予想を下回ったことで株価は急落しました。
決算のポイント
●7-9月期の売上高とEPSは市場予想をともに上回りました。
●7-9月期のiPhone売上高が市場予想を下回りました。
●7-9月期のサービス部門(App Store、Apple Music、iCloudなど)の売上高は史上最高となる145.5億ドルとなり、市場予想の138.7億ドルを上回りました。
●10-12月期の業績見通しは示されませんでした。
●経営陣は「iPhone 12」について前向きなコメントを出しています。
経営陣の主なコメント
●「iPhone 12」は10年に一度の機会をもたらす。
●「iPhone 12」について非常に前向きだ。
●年内にまだいくつかエキサイティングなことが残っている。
●10-12月期はiPhone売上高がプラスとなるほか、サービスやその他製品の売上高も2桁台の成長になる見込み。
●アップルは5G市場にちょうど良いタイミングで参入したと考えている。通信業者のサービスエリアも毎週拡大していくだろう。
決算を受けたマーケットの反応
決算発表直後から株価は急落し、時間外取引で株価は一時5%を超える下落となりました。
マーケットは引き続きiPhoneの動向を最も注視しているようで、全体の売上高やEPSは市場予想を上回ったものの、iPhoneの売上高が市場予想を下回ったことをマーケットは嫌気したようです。また、10-12月期の業績見通しが示されなかったことで年末商戦シーズンに向けて不透明感がただよったことも重しとなった可能性があります。
もっとも、売りが一巡した後は「iPhone 12」の動向にマーケット関係者の関心が向くと思われますので、今回の決算を受けてそこまで悲観する必要はないのかもしれません。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:122.84ドル(10/29時点)
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