米国株決算速報
フラッシュ～決算速報：ペイパル ホールディングス（PYPL）+4.65%～
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エクイティ部 中川 潤一
決算速報（現地5/5引け後発表）
●決算発表後の時間外取引（日本時間9:00時点）：258.90ドル（+4.65%）
●売上高：60.3億ドル（予想58.8億ドル）〇市場予想を上回った
●調整後EPS：1.22ドル（予想1.01ドル）〇市場予想を上回った
●新規アクティブアカウント数：1,450万（予想1,420万）〇市場予想を上回った
●総取扱高：2,854.5億ドル（予想2,651.3億ドル）〇市場予想を上回った
●4-6月期売上高見通し：約62.5億ドル（予想61.6億ドル）〇市場予想を上回った
●2021/12期通期売上高見通し：従来予想の約255.0億ドルから約257.5億ドルへと引き上げた（予想257.2億ドル）〇市場予想を上回った
1-3月期の総取扱高や新規アクティブアカウント数が市場予想を上回ったことなどを受け、株価は時間外取引で上昇しました。
※出所：BloombergのデータよりSBI証券作成
決算のポイント
●1-3月期の売上高や調整後EPS、総取扱高、新規アクティブアカウント数など主要指標が揃って市場予想を上回りました。
●通期売上高見通しが上方修正され、市場予想を上回りました。
●新型コロナの感染が収束したとしても、堅調な業績の伸びが続くことが示唆されました。
経営陣の主なコメント
●店舗の営業が再開され、レストランがオープンし、各種イベントが始まったとしても、人々はそれらについてデジタルで支払いを行うだろう。
●新型コロナ後の世界でも、消費者がデジタルへと移行する流れは基本的には変わらないと今では考えている。
●後払いシステムや暗号資産（仮想通貨）、「Venmo」のクレジットカードなどの新しいサービスや製品は非常に好調で、期待以上の動向となっている。
決算を受けたマーケットの反応
良好な決算発表を受け、株価は5%近い上昇となりました。
同社のようないわゆる「在宅勤務銘柄」は新型コロナが収束した場合業績が落ち込むのではないかとの懸念がありましたが、1-3月期の業績が市場予想を上回ったことや、前向きな業績見通しが示されたことで、そうした懸念の一部が払しょくされた形となりました。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均：313.45ドル（5/5時点）
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