米国株決算速報

エヌビディア(NVDA)決算良好、AI向け攻勢目立つ

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エヌビディア(NVDA)は2023年2月時点で買・売建可能銘柄となっております

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2023/2/24
マーケティング部 谷 健一郎

4Q(11-1月期)決算速報(現地2/22引け後発表)

●決算発表翌日の株価終値:236.64ドル(+14.02%)

●売上高:60.5億ドル(予想60.2億ドル)〇市場予想を上回った

●調整後EPS:0.88ドル(予想0.81ドル)〇市場予想を上回った

●フリーキャッシュフロー:17.4億ドル、前四半期は-1.56億ドル(予想21.6億ドル)×市場予想を下回った

●調整後粗利益率:66.1%、前四半期は56.1%(予想65.8%)〇市場予想を上回った

●調整後営業経費:17.8億ドル、前年同期比23%増、(予想17.8億ドル)△市場予想と一致した

 

●2-4月期売上高見通し:65億ドル±2%(予想63.5億ドル)〇市場予想を大きく上回った

●2-4月期調整後粗利益率見通し:66.0~67.0%(予想65.8%)〇市場予想を上回った

●2-4月期調整後営業経費見通し:17.8億ドル(予想17.9億ドル)〇市場予想より少なかった

4Q(11-1月期)の売上高、調整後EPS、1Q(2-4月期)の売上高見通しなどが市場予想を上回った。AI向け成長に自信を示した経営陣のコメントも好感、株価は14%の大幅上昇となった。AI関連銘柄と目されるAMDやMRVLなどにも人気は波及した

決算発表翌日のチャート

※通常、決算発表当日引け後のチャートを使用しますが、今回は日本の祝日と重なったため翌営業日の通常取引の日中足チャートを使用しております

決算のポイント

●データセンター向け売上高:36.2億ドル、前年同期比+11.0%(予想38.6億ドル)x市場予想を下回った

●ゲーム向け売上高:18.3億ドル、前年同期比-46.0%(予想16.0億ドル)〇市場予想を上回った

●プロフェッショナル・ビジュアライゼーション売上高:2.26億ドル、前年同期比-65.0%(予想1.95億ドル)〇市場予想を大きく上回った

●オートモーティブ売上高:2.94億ドル、前年同期比+135.2%(予想2.68億ドル)〇市場予想を大きく上回った

●R&D(研究開発)費用:19.5億ドル、前年同期比+33.0%(予想19.5億ドル)△市場予想と一致した

 

●23/1月期通期のデータセンター向け売上高は前年比41.0%増の150億ドルで過去最高

●23/1月期通期のオートモーティブ売上高は前年比60.0%増の9.03億ドルで過去最高

●クラウド事業をリードするパートナー企業よりAI-as-a-serviceの提案を受けた

●11-1月期は11.5億ドルを配当金、自社株買いを通じて株主に還元した(前四半期は37.5億ドル)。23年12月時点で約70億ドルの自社株買い枠がある

経営陣の主なコメント

●データセンター向け売上高は一部のクラウド向けサービス・プロバイダーが設備投資計画を年末に一時停止。ハイパースケーラー(AWSやアジュールなど超大口)顧客の収益は当社の予想に到達しなかったが、売上は伸びており通年では過去最高だった

●データセンター向けはGPUとAI向けインフラに対する需要強く、成長トレンドに変化はない

●AIの導入はいままさに変曲点にあろう。OpenAIのChatGPTは世界中で関心を集めており、人々が直接 AI を体験、生成 AI の大きな可能性を示唆するものだ

●金融サービスにおける AI 使用を促進するためドイツ銀行とパートナーシップを発表した

●ドイツ銀とは当社技術を活用して、バーチャル・カスタマー・サービス、音声 AI、不正検出、銀行プロセスの自動化などのアプリケーションを共同開発

自動車向け売上高は過去最高の2.94億ドル。前期比 17% 増、前年比 135% 増。AI オートモーティブ・ソリューションが貢献した

●EV向け、従来型向けとも良好。CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)ではフォックスコンとの戦略的パートナーシップを発表、自動化された自律型車両プラットフォームを開発した

決算を受けたマーケットの反応

4Q(11-1月期)決算では稼ぎ頭であるデータセンター向けは市場予想に届きませんでした。ただ投資家は、不振は一時的な要因で23年には正常化、下期の成長を織り込みつつあるようです。またAI向けでは決算内容や大手企業との提携実績、経営陣のコメントは成長期待を感じさせる内容。それらを好感し株価は買い先行の展開となりました。しかし昨年末増加した空売りの買戻しも一定程度含まれているとみられ、留意が必要でしょう

エヌビディアは3/20-23(米現地)に毎年恒例のGTCを開催、最先端のAIテクノロジーを発表予定としております。昨年11/16にはマイクロソフトとAIコンピューティングでコラボレーションを発表。本年2/21にはゲーム分野で大規模契約も発表しました。ファンCEOによる積極攻勢が続くエヌビディア。同社からしばらく目が離せそうもありません

Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:247ドル(2/23時点)

銘柄情報

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

※本ページでご紹介している銘柄は、当社内売買代金ランキング上位30社(2022/10/1~2022/12/30)の銘柄となります。

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