米国株決算速報
アップル、コインベース・グローバルが決算発表!
デジタル営業部 谷 健一郎
お知らせ
アップル(AAPL) 5/2 2Q(1-3月)決算速報 引け後
時価総額約2.81兆ドル(5/3現在)、マイクロソフトに次ぐ世界第二位の企業。売上高の半分以上をiPhoneが占める。22億を超える稼働端末を武器にアプリやミュージックなどを提供するサービス事業が成長。バフェット氏が率いるバークシャーが大株主の3位に名を連ねます。
●決算発表翌日の取引:183.38ドル(+5.98%)
●売上高:907.5億ドル、前年同期比-4.3%(予想903.3億ドル)〇市場予想を上回った
●EPS:1.53ドル、前年同期は1.52ドル(予想1.50ドル)〇市場予想を上回った
●売上高総利益率:46.58%(予想46.61%)x市場予想をわずかに下回った
【決算のポイント】
製品別売上高
●iPhone 459.6億ドル、(予想457.6億ドル)〇市場予想を上回った
●ウェアラブル・家電79.1億ドル(予想82.9億ドル)x市場予想を下回った
地域別売上高
●アメリカ:372.7億ドル(予想370.4億ドル)〇市場予想を上回った
●欧州:241.2億ドル(予想227.6億ドル)〇市場予想を上回った
●大中華圏:163.7億ドル(予想158.7億ドル)〇市場予想を上回った
サービス収入
●238.7億ドル(予想232.8億ドル)〇市場予想を上回った
その他
●取締役会が1,100億ドル(時価総額比約3.9%、5/3終値時点)相当の追加自社株買いを承認
●サービス収入は過去最高
●Vision Proは法人の採用が進む、フォーチュン100企業のうち半数以上が購入
●生成AIに関する取組みに大きな投資を進めている、近日中に発表予定
【決算を受けたマーケットの反応】
最近では面白みに欠けるとの声も散見される同社株。バリュー株化しつつあるとの声もあるが、アイフォーンをはじめ22億台超の端末が稼働すると見られる「Apple帝国」を築く同社。潜在力は非常に魅力がある。収益力の高い経営に定評のある同社。生成AIでの展開次第ではグロース株回帰も期待できよう。同分野で存在感を発揮できるのか? 6月の世界開発者会議(WWDC)や「近日中」とのAI向け発表に期待が高まる。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:202.38ドル、アナリスト・レーティングは5段階評価の4.07
最低投資金額:27,900円(5/6終値時点、1ドル153円換算)
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コインベース・グローバル(COIN) 5/2 1Q(1-3月)決算速報 引け後
世界的大手の暗号資産取引所を運営する企業です。2021年、NASDAQ市場で暗号資産交換業を行う会社として初の上場を果たしました。同社取引所は、100カ国以上で展開、8割以上の取引が米国外で行われています(23.12末時点)。
●決算発表翌日の取引:223.25ドル(-2.45%)
●売上高:16.4億ドル、前年同期は7.7億ドル(予想13.2億ドル)〇市場予想を大きく上回った
●EPS:4.40ドル、前年同期は-0.34ドル(予想1.07ドル)〇市場予想を大きく上回った
●調整後EBITDA:10.1億ドル(予想6.1億ドル)〇市場予想を大きく上回った
●取引収入:10.8億ドル(予想:7.8億ドル)〇市場予想を大きく上回った
●サブスク&サービス:5.1億ドル(予想:4.6億ドル)〇市場予想を大きく上回った
●総取扱高:3,120億ドル(予想:2,958億ドル)〇市場予想を上回った
●4-6月期サブスク&サービス見通し:5.25~6.00億ドル(予想:4.89億ドル)〇市場予想を大きく上回った
【決算を受けたマーケットの反応】
売上高は市場予想を大幅に上回り、EPSは市場予想を約4倍も上回る好調なものでした。ただ株価は好決算には反応しませんでした。市場では同社の決算を、4-6月期以降の暗号資産相場は1-3月期のように上昇相場が続かないと予想されること、売り上げの増加と合わせてコストも上昇していること、年初からの大幅な株価上昇でバリュエーションが既に高いこと、などを指摘していました。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:238.70ドル、アナリスト・レーティングは5段階評価の3.26
最低投資金額:34,800円(5/6終値時点、1ドル153円換算)
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