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フラッシュ~決算速報:クアルコム(QCOM)-1.99%~

2020/2/6
商品開発部 中川 潤一

決算速報(現地2/5引け後発表)

●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):89.10ドル(-1.99%)

●調整後売上高:50.6億ドル(予想48.3億ドル)〇市場予想を上回った

●調整後EPS:0.99ドル(予想0.85ドル)〇市場予想を上回った

10-12月期の業績や1-3月期の見通しは市場予想を上回ったものの、経営陣が4-6月期についての慎重なコメントをしたことなどが重しとなり、時間外取引で株価は下落しました。

決算発表直前までの、過去1年間のチャート

※出所:トムソン・ロイター(現地2月5日までの過去1年間、移動平均線は52週)

決算のポイント

●10-12月期の調整後売上高・調整後EPSは共に市場予想を上回り、1-3月期の見通しも中央値が市場予想を上回りました。

●1-3月期の調整後売上高見通しは49億~57億ドル(市場予想50.6億ドル)、調整後EPS見通しは0.80~0.95ドル(市場予想0.85ドル)となりました。

●10-12月期の通信用チップ出荷数量は1.55億個となり、市場予想の1.54億個とほぼ同水準となりました。

●1-3月期の通信用チップ出荷数量見通しは1.25億~1.45億個となり、市場予想の1.54億個を下回りました。

●決算発表後のカンファレンスコールで、経営陣は4-6月期についてやや慎重なコメントをしています。

経営陣の主なコメント

●1-3月期の業績見通しは中国で感染が広がっている新型コロナウイルスによる潜在的な影響を反映したものとなっているが、実際の影響は現時点の予想よりも大幅なものとなる可能性はある。

●4-6月期の売上高は1-3月期と比較して同程度になると考えている。

●7-9月期については、「5G」対応の新型スマートフォンの普及などにより改善すると考える。

決算を受けたマーケットの反応

株価は時間外取引で当初上昇していたものの、4-6月期について慎重なコメントが出たことで、市場は「5G」の恩恵が「期待されていたほどではない」のかもしれないと、弱気に傾いているようです。

一部市場関係者の間では「5G」の追い風を受けて業績が毎四半期押し上げられていくとの期待があったようですが、4-6月期が1-3月期と比較して売上高がほぼ変わらずになるとの見通しが示されたことで、そうした期待が裏切られた形となっています。ただ、経営陣は同時に7-9月期には業績が上向くともコメントしており、それほど悲観するような内容ではないともいえます。

Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:99.42ドル(2/5時点)

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