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フラッシュ～決算速報：阿里巴巴集団（アリババ グループ）ADR（BABA）-1.76%～
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商品開発部 中川 潤一
決算速報（現地2/13寄り前発表）
●決算発表当日の終値：220.36ドル（-1.76%）
●売上高：1,614.6億人民元（予想1,595.1億人民元）〇市場予想を上回った
●調整後EPS：18.19人民元（予想15.35人民元）〇市場予想を上回った
10-12月期の業績は市場予想を上回ったものの、新型コロナウイルスが1-3月期の業績に悪影響を与える見込みであると経営陣がコメントしたことなどを受け、決算発表当日の株価は下落となりました。
※出所：トムソン・ロイター（現地2月13日までの過去1年間、移動平均線は52週）
決算のポイント
●10-12月期のモバイルユーザーのMAU（月間アクティブユーザー数）は8.2億人となり、市場予想の8.0億人を上回りました。
●10-12月期のクラウド関連の売上高は107.2億人民元となり、市場予想の106.8億人民元を上回りました。
経営陣の主なコメント
●10-12月期は素晴らしい業績となった。
●新型コロナウイルスは目先「非常に大きな困難」をもたらしている。
●新型コロナウイルスの影響を見極めるには、まだ早すぎる。
●1-3月期の売上高の伸びは、新型コロナウイルスの影響を受け「大幅に減速」している。
●新型コロナウイルスは中国経済全体に悪影響を与えている。
●商品の配送にも遅れが生じている。
決算を受けたマーケットの反応
10-12月期の業績は好調なものとなったものの、新型コロナウイルスが今後の業績に「大きな悪影響を与える」と経営陣がコメントしたことを、マーケットは嫌気しているようです。
新型コロナウイルスの感染が広がるなか、その影響についてどういったコメントがでるかが注目されていましたが、思ったよりもネガティブなコメントがでたという印象です。もっとも、決算発表を受けたアナリストのコメントでは「年後半には回復を見込む」、「中長期的には成長が続く見込み」、「株価が下落した局面は買いの好機」といったものも出ていますので、悪影響はそれほど長引かない可能性もあります。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均：251.46ドル（2/13時点）
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