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フラッシュ~決算速報:マスターカード A(MA)-0.10%~

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2020/7/31
エクイティ部 中川 潤一

決算速報(現地7/30寄り前発表)

決算発表当日の終値:309.00ドル(-0.10%)

純売上高:33.4億ドル(予想32.5億ドル)〇市場予想を上回った

調整後EPS:1.36ドル(予想1.15ドル)〇市場予想を上回った

4-6月期の純売上高と調整後EPSは市場予想を上回ったものの、特に大きなサプライズと言えるようなものはなく、株価は前日比ほぼ変わらずで引けました。

決算発表当日を含む、過去1年間のチャート

※出所:トムソン・ロイター(現地7月30日までの過去1年間、移動平均線は52週)

決算のポイント

●カード利用額は1.04兆ドルとなり、市場予想の1.00兆ドルを上回りました。

●クロスボーダー取引は為替の影響を除いたベースで前年同期比-45%となりました。

●7-9月期や通期業績見通しは示されませんでした。

●自社株買いは4-6月期の終わりに再開されたとしています。

経営陣の主なコメント

●破綻したオンライン決済サービスを手掛けるドイツのワイヤーカードの状況については注視している。

●非接触決済の普及は拡大している。

●回復ペースは良好で、7月に入りカード利用額はプラスになっている。

●旅行を通じた消費は回復してきており、ロードトリップや国内旅行の回復が特に顕著だ。

決算を受けたマーケットの反応

概ね予想の範囲内の決算発表であるとマーケットでは受け止められ、小動きの展開となりました。

ビザ A(V)の決算発表同様に非接触決済が普及してきているといったコメントや、カード利用額が7月に入り回復傾向にあるとのコメントなどがありましたが、マーケットではそれほど注目されず、株価は小幅安で引けました。

Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:337.15ドル(7/29時点)

銘柄情報

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