米国株決算速報
フラッシュ~決算速報:アップル(AAPL)-3.26%~
wachiwit - stock.adobe.com
エクイティ部 中川 潤一
決算速報(現地1/27引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):137.43ドル(-3.26%)
●売上高:1,114.4億ドル(予想1,031.2億ドル)〇市場予想を上回った
●EPS:1.68ドル(予想1.42ドル)〇市場予想を上回った
●iPhone売上高:656.0億ドル(予想603.3億ドル)〇市場予想を上回った
●サービス部門(App Store、Apple Music、iCloudなど)の売上高:157.6億ドル(予想148.9億ドル)〇市場予想を上回った
「iPhone 12」の販売が好調となり売上高が1,000億ドルの大台を初めて超えましたが、業績見通しが示されなかったことや、経営陣のコメントがやや慎重なトーンだったことなどから株価は時間外取引で売りに押されました。
決算のポイント
●10-12月期の売上高とEPSは市場予想を共に上回りました。
●10-12月期のiPhone売上高やサービス部門の売上高も市場予想を上回りました。
●今後の業績見通しは引き続き示されませんでした。
経営陣の主なコメント
●「iPhone」のインストールベースは10億台を超えた。
●10-12月期については「iPhone 12 Pro」と「iPhone 12 Pro Max」が好調だった。
●「iPhone」やその他デバイスは中国で非常に好調だった。
●サービス事業については非常に前向きだ。
●製品とサービスについて素晴らしい将来の開発パイプラインがある。
●サービス事業や「AirPods」などのウェアラブル端末については、1-3月期にやや減速する可能性がある。
●「Mac」の新しいチップ(M1)はこれまでにない成長ラインをもたらしている。
決算を受けたマーケットの反応
決算発表直後は終値を挟んでもみ合う展開が続きましたが、カンファレンスコールが進むにつれて株価は時間外取引で売りに押されました。
10-12月期の業績は市場予想を上回ったものの、引き続き今後の業績見通しが示されなかったことや、決算発表後のカンファレンスコールでサービス事業や「AirPods」などのウェアラブル端末が1-3月期に減速する可能性があるといったコメントがでたことなどが嫌気された模様です。
しかし一部では「iPhone」のインストールベースが10億台を超えたことや、「Mac」用の新型チップ(M1)に経営陣が前向きだったことを評価する向きもあり、それほど悪い決算ではなかったとも言えるかもしれません。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:134.32ドル(1/27時点)
米国株式
総合口座をお持ちでないお客さまはこちら
米国株式取引をはじめるには
米国株式取引には、外国株式取引専用口座の開設が必要です。最短でお申し込み完了と同時に口座開設が完了し、即日で取引可能となります。
(PCからの開設を推奨しております)
米国株式関連ページ
免責事項・注意事項
-
- ・本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。
-
・投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。
・万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。
・本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。 - もっと見る 閉じる