米国株決算速報
フラッシュ~決算速報:マイクロソフト(MSFT)+0.16%~
エクイティ部 中川 潤一
決算速報(現地7/27引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間9:00時点):287.00ドル(+0.16%)
●売上高:461.5億ドル(予想442.6億ドル)〇市場予想を上回った
●EPS:2.17ドル(予想1.92ドル)〇市場予想を上回った
●クラウドサービス「Azure」の売上高成長率:前年同期比+51% ※為替の影響を除いたベースでは同+45%
「Azure」が減速しているのではないかとの懸念で一時下落する場面もありましたが、時間外取引は終値からほぼ変わらずで引けました。
決算のポイント
●クラウドサービスの「Azure」とサーバー関連のソフトウェアで構成されるインテリジェント・クラウド部門の4-6月期の売上高は173.8億ドルとなり、市場予想の164.3億ドルを上回りました。
●同部門の7-9月期の売上高見通しは164.0億~166.5億ドルとしています。
●主に「オフィス」関連のソフトウェアが占めるプロダクティビティ・アンド・ビジネス・プロセス部門の4-6月期の売上高は146.9億ドルとなり、市場予想の139.7億ドルを上回りました。
●同部門の7-9月期の売上高見通しは145.0億~147.5億ドルとしています。
●「Windows」やノートPCの「Microsoft Surface(サーフェイス)」のほかゲーム関連が含まれるモア・パーソナル・コンピューティング部門の4-6月期の売上高は140.9億ドルとなり、市場予想の138.7億ドルを上回りました。
●同部門の7-9月期の売上高見通しは124.0億~128.0億ドルとしています。
●4-6月期の「Azure」の売上高成長率は前年同期比+51%となり1-3月期の同+50%から上昇したものの、為替の影響を除いたベースでは4-6月期の売上高成長率は同+45%となり1-3月期の同+46%から減速しました。
●4-6月期には配当と自社株買いで104億ドルが株主に還元されました。
経営陣の主なコメント
●2022/6期についても半導体不足問題は「いくらか」影響が残るだろう。
●企業、消費者のPC需要は引き続き堅調。
●クラウドの需要を受け引き続き設備投資を行っていく。
●「Microsoft Teams」の月間アクティブユーザー数は2.5億人程度いる。
●「Azure」の売上高成長率は「比較的堅調」なものになるだろう。
決算を受けたマーケットの反応
決算発表直後は売りに押されたものの、経営陣が業績見通しを発表すると値を戻しました。
時間外取引では当初、「Azure」の成長ペースが減速しているのではないかとの懸念から3%を超える下落率となりました。しかしながら、その後経営陣が今後の業績見通しを発表し、「Azure」の売上高成長率についても「比較的堅調」になるとのコメントが出ると株価は急速に値を戻し、ほぼ変わらずで時間外取引を終えました。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:305.88ドル(7/27時点)
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