米国株決算速報
エヌビディア(NVDA)驚異的な決算、AIゴールド・ラッシュの勝者に!?

お知らせ
エヌビディア(NVDA)は2023年5月時点で買・売建可能銘柄となっております
SBI証券 米国株式信用取引 取扱対象銘柄一覧はこちら
マーケティング部 谷 健一郎
1Q(2-4月期)決算速報(現地5/24引け後発表)
●決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):380.80ドル(+24.7%)
●売上高:71.9億ドル(予想65.2億ドル)〇市場予想を大きく上回った
●調整後EPS:1.09ドル(予想0.92ドル)〇市場予想を上回った
●フリーキャッシュフロー:26.4億ドル(予想29.4億ドル)×市場予想を下回った
●調整後粗利益率:66.8%(予想66.6%)〇市場予想を上回った
●調整後営業経費:17.5億ドル(予想17.8億ドル)〇市場予想よりやや少なかった
●5-7月期売上高見通し:110億ドル±2%(予想71.8億ドル)〇市場予想を大きく上回った
●5-7月期調整後粗利益率見通し:69.5~70.5%(予想66.9%)〇市場予想を大きく上回った
●5-7月期調整後営業経費見通し:19.0億ドル(予想18.2億ドル)×市場予想よりやや多かった
前回決算発表で市場予想を上回る売上ガイダンスを発表。注目された着地だが、売上高は市場予想を大きく上回った。くわえて2Qの売上高見通しは市場予想を約5割上回る驚異的な内容。粗利益率見通しも良好。引け後の取引で株価は24%の急騰となった。
決算のポイント
●データセンター向け売上高:42.8億ドル(予想39.1億ドル)〇市場予想を上回った
●ゲーム向け売上高:22.4億ドル(予想19.8億ドル)〇市場予想を大きく上回った
●プロフェッショナル・ビジュアライゼーション売上高:2.95億ドル(予想2.47億ドル)〇市場予想を大きく上回った
●オートモーティブ売上高:2.96億ドル、前年同期比+114%(予想3.10億ドル)x市場予想を下回った
●R&D(研究開発)費用:18.8億ドル(予想19.2億ドル)市場予想よりやや少なかった
●1Qのデータセンター向け売上高は前年同期比14%増の42.8億ドルで過去最高を更新した。
●データセンター向けの製品群 (H100、Grace CPU、Grace Hopper Superchip、NVLink、Quantum 400 InfiniBand、BlueField-3 DPU) が本格的に稼働。需要急増に対応するため、供給増加対応中。
●プロフェッショナル・ビジュアライゼーション事業ではマイクロソフトと協業拡大。Microsoft 365のオムニバース(仮想空間)中心。
●1Qのオートモーティブ売上高は前年同期比114%増の2.96億ドルで過去最高を更新した。
経営陣の主なコメント
●コンピューター業界は 2 つの分野で大きく成長、変化している。アクセラレーティッド・コンピューティング(いわゆる高速化)と生成 AIだ。コンピューティングの需要は強い。
●今後は1 兆ドル規模のデータセンター・インフラが現在の汎用的な運用から、アクセラレーティッド・コンピューティング、生成 AIを活用したものに移行しよう。それは様々なビジネス分野、サービスにおいてだ。
●これは10年サイクルの初期段階であろう。
●データセンター向けのオーダー引合いは 「Incredible」(とてつもない)だ。
●下期の供給を大幅に増加する計画。
●マイクロソフトとの協業拡大。Microsoft 365とエヌビディア・オムニバースを接続。企業産業用メタバースへの取り組み、生成AI などのトレーニング能力が大幅に向上しよう。
決算を受けたマーケットの反応
1Q決算では売上高、利益とも市場予想を上回りました。2Qの売上高見通しは市場予想を約5割上回る驚異的な内容。粗利益率見通しも市場予想を大きく上回り申し分のない決算発表でした。引け後の取引で株価は24%の急騰、一時395ドルまで上昇しており史上最高値である22年11月の346ドルを上回って取引されました。
今までは期待先行の感もあったが、いよいよ決算実績で証明するステージに突入したか。アマゾン、マイクロソフト、グーグル、オラクルなどクラウド大手企業のデータセンター向け需要に応える体制で先行する同社。ジェンスン・ファンCEOは「10年サイクルの初期段階」との見解を示します。AIのゴールド・ラッシュにおいて「ツルハシやジーンズ」を売るかの存在感を示す、エヌビディアへの投資は待ったなしかもしれません。
Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:354.23ドル、アナリスト・レーティングは5段階評価の4.51(5/24時点)
※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。
※本ページでご紹介している銘柄は、当社内売買代金ランキング上位30社(2022/10/1~2023/3/31)の銘柄となります。
※本資料の内容は作成時点のものであり、信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成したものですが、正確性、完全性を保証するものではありません。本資料に記載の情報、意見等は予告なく変更される可能性があります。
米国株式
総合口座をお持ちでないお客さまはこちら
米国株式取引をはじめるには
米国株式取引には、外国株式取引専用口座の開設が必要です。最短でお申し込み完了と同時に口座開設が完了し、即日で取引可能となります。
(PCからの開設を推奨しております)
米国株式関連ページ
免責事項・注意事項
-
- ・本資料は投資判断の参考となる情報提供のみを目的として作成されたもので、個々の投資家の特定の投資目的、または要望を考慮しているものではありません。
-
・投資に関する最終決定は投資家ご自身の判断と責任でなされるようお願いします。
・万一、本資料に基づいてお客さまが損害を被ったとしても当社及び情報発信元は一切その責任を負うものではありません。
・本資料は著作権によって保護されており、無断で転用、複製又は販売等を行うことは固く禁じます。 - もっと見る 閉じる