米国株決算速報

エヌビディア(NVDA)好決算、市場予想大幅に上回るも市場の反応は‥

お知らせ

エヌビディア(NVDA)は2023年11月時点で買・売建可能銘柄となっております

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2023/11/22
デジタル営業部 谷 健一郎

3Q(8-10月期)決算速報(現地11/21引け後発表)

  同社はAIコンピューティングの世界トップ企業の一社。ChatGPTなど革命的なプラットフォームがサービスを開始するなかGAFAを筆頭に企業がこぞってAI化に取組む。同社は半導体開発やAI向けのソリューションで業界をリードする企業として存在感を放っています。

 

決算発表後の時間外取引(日本時間10:00時点):490.79ドル(-1.73%)

●売上高:181.2億ドル、前四半期は135.1億ドル(予想160.9億ドル)〇市場予想を大きく上回った

●調整後EPS:4.02ドル、前四半期は2.70ドル(予想3.36ドル)〇市場予想を大きく上回った

●調整後粗利益率:75.0%、前四半期は71.2%(予想72.5%)〇市場予想を上回った

●調整後営業経費:20.3億ドル、前四半期は18.4億ドル(予想19.1億ドル)市場予想より多かった

 

●11-1月期売上高見通し:200億ドル±2%(予想179億ドル)〇市場予想を大きく上回った

●11-1月期調整後粗利益率見通し:75.0~76.0%(予想72.6%)〇市場予想を大きく上回った

●11-1月期調整後営業経費見通し:22.0億ドル(予想21.3億ドル)市場予想より多かった

8-10月期の売上高、調整後EPSは市場予想を大きく上回りました。11-1月期売上高見通しや粗利益率見通しも市場予想を上回る満点の決算だったと言えそうです。ただ株価は足元、史上最高値を更新。市場の決算に対する期待値も高かったようで、引け後の取引では小幅安となりました

引け後の時間外取引のチャート

決算のポイント

●データセンター向け売上高:145.1億ドル、前四半期は103.2億ドル(予想128.2億ドル)〇市場予想を大きく上回った

●ゲーム向け売上高:28.6億ドル、前四半期は24.9億ドル(予想27.0億ドル)〇市場予想を上回った

●プロフェッショナル・ビジュアライゼーション売上高:4.2億ドル、前四半期は3.8億ドル(予想4.1億ドル)〇市場予想を上回った

●オートモーティブ売上高:2.61億ドル、前四半期は2.53億ドル、(予想2.67億ドル)x市場予想を小幅下回った

 

●R&D(研究開発)費用:22.9億ドル(予想22.1億ドル)市場予想よりやや多かった

株主還元は3Q39.1億ドル実施。うち38.1億ドルが自社株買い、配当金として9,900万ドルを支払った

現金、現金同等物は182.8億ドル。前年同期は131.4億ドル、前四半期は160.2億ドルだった。売上の大幅増などが貢献した

GAAPベースの営業費用は主に従業員の増加および報酬増、株式報酬などにより前年同期比で16%増、前四半期比12%増となった

経営陣の主なコメント

●売上高は前年同期比200%以上増加した181億ドル、当社の見通しの160億ドルを大きく上回った

●データ センター向けが好調。HGXプラットフォームが牽引。同プラットフォームはAI活用のスーパーコンピューターとデータセンター・インフラにアクセス可能なシステム。 アドビのFirefly、ChatGPT、Microsoft 365 Copilot、サービスナウのNowAssistやZoom AI Companionなど有力生成 AI アプリケーションの一部は当社製品により稼働する

●今四半期に米国政府は中国、ベトナムや中東の一部の国を含むその他市場に対する新たな輸出管理規制を発表した。当社の主力製品も対象となり認可が必要になる。当該国データセンター向けの過去の売上高は約20%~25%程度だ

●11-1月期は当該国向け売上高は大幅減少を見込むが、他地域の成長により十分カバー可能と見ている

●今四半期はHopperファミリの最新製品メンバーである H200もリリースした。大規模言語モデルを実行するうえで前モデルのH100GPU と比較して推論速度は2倍に早まる

●A100(H100の前モデル)と比較してH200はGPT-3などの初期モデルのパフォーマンスが18 倍向上する。アマゾンやグーグル・クラウド、マイクロソフトのアジュール、オラクル・クラウドは来年からH200ベースでサービスを提供する

●製品の供給体制を整えている。ソフトウェア・プロバイダー、各国政府、企業顧客による AI ハードウェアの使用が拡大していることにより、需要は今後も増加する、データセンターは 2025 年まで成長できると確信している

決算を受けたマーケットの反応

1Q、2Qと驚異的な決算を発表したエヌビディア。3Q(8-10月期)も素晴らしい決算でしたが、市場は驚く事になれてしまったようです。またマイクロソフトなど大手プラットフォーマーが半導体の内製化を進めていること、米国政府の対中半導体規制による中国ビジネスの不透明感なども先行きの株価リスクとして意識されている模様。ただ、今回の決算発表では改めて好調な業績と事業内容を確認。株価はスピード調整を経たのちに、上昇トレンドに回帰すると期待されます。

 

Bloombergがまとめたアナリストの目標株価平均:650.08ドル

アナリスト・レーティングは5段階評価の4.89

最低投資金額:74,000円(11/21終値、1ドル148円換算)

銘柄情報

※本ページでご紹介する個別銘柄及び各情報は、投資の勧誘や個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

※本ページでご紹介している銘柄は、当社内売買代金ランキング上位20社(2023/4/1~2023/9/30)の銘柄となります。

※本資料の内容は作成時点のものであり、信頼できると判断した情報源からの情報に基づいて作成したものですが、正確性、完全性を保証するものではありません。本資料に記載の情報、意見等は予告なく変更される可能性があります。

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