特集レポート FX

米労働市場は悪化も、ドル円は堅調な値動きを継続?

2020/4/7
提供:SBIリクイディティ・マーケット社

3月雇用統計結果

  10 11 12 1 2 3
非農業部門 雇用者数(万人) 15.2 26.1 18.4 21.4 27.5 -70.1
失業率(%) 3.6 3.5 3.5 3.6 3.5 4.4
時間給賃金 前月比(%) 0.4 0.3 0.1 0.2 0.3 0.4
時間給賃金 前年比(%) 3.2 3.1 3.0 3.1 3.0 3.1

※出所:SBIリクイディティ・マーケット

3月雇用統計の総括

・雇用者数は2009年10月以来の減少となる70.1万人減
・70.1万人減は2009年3月以来の減少幅
・レジャー、接客関連の雇用が45.9万人減と全体の65%を占める
・3/12に一時閉鎖を決めたディズニー関連施設やブロードウェイの閉鎖が大きく影響?
・失業率は2017年8月以来の水準へ悪化した一方、時間給賃金は28.62ドルへ 上昇(前月比+0.4% 前年比+3.1%)、非熟練など低賃金労働者の失業 が加速した可能性
・労働参加率(62.7%)は2018年8月以来の低水準

4月以降の雇用統計は・・・?

※出所:SBIリクイディティ・マーケット

3月の雇用統計の調査は、3/12週のデータを基に集計されたものです。

新型コロナウイルス感染拡大に収束のメドが立たず、全米で約40州が外出制限などの規制策を講じていることや、新規失業保険申請件数の直近2週間(330.7万件、664.8万件)の合計が約1,000万件に達していることなどから、失業率は今後一段と悪化することが予想されます。

上記のように、テレワークが難しい産業の大半をサービス業が占めていること、失業予備軍が相当な数に達していることを考えると、失業者、失業率がさらに増加する可能性は否定できません。

一方で、米政府の2兆ドルに及ぶ景気・雇用対策では、通常の失業給付に加え、自営業者なども含め毎週600ドルを加算して支給するほか、政府が企業にローンという形でありながらも就業者の給与を2ヵ月分肩代りすることで、経営者が失業を踏みとどまる効果が期待されています。

ここ2ヵ月あまりでウイルスに対する治療薬やワクチン開発にどの程度の進展が見られるか、またウイルスが感染拡大から減少へ転じる兆候を確認できるのかが注目点です。

4/2の新規失業保険申請件数の2週に続く大幅な増加や、4/3の雇用統計の悪化に対しても、市場が冷静に対応して安心感が確認されました。

今週発表される米経済指標(3月消費者物価指数、4月ミシガン大消費者景況指数、新規失業保険申請件数など)に対する円高への耐性が試される場面が想定されるものの、ドル円は3/9の101円18銭と3/24の111円71銭の半値水準(106円45銭)を下値支持線として下げ止まるなど底堅い値動きを継続ており、109円台半ば程度への反発もあるかもしれません。

非農業部門雇用者数(万人)の推移

※出所:米労働局

米時間給賃金(%)の推移

※出所:米労働局

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