特集レポート FX

テクニカルから見た豪ドル円の行方

2021/3/9
提供:SBIリクイディティ・マーケット社

AUDJPY週足チャート

・昨年3月の安値(59円84銭)と昨年10月の安値(73円14銭)を結んだライン①が下値支持線として機能。
・昨年6月の高値(76円79銭)と昨年8月の高値(78円46銭)を結んだライン②を上回る展開を持続することができるか注目。
・週足・転換線(82円08銭)を下値支持線として堅調地合いを維持できるか注目。

豪ドル円の今後の注目点

・昨年10月の安値(73円14銭)と今年1月の安値(79円20銭)を結んだライン③が下値支持線として機能。
・昨年11月の高値(77円10銭)を起点にライン③と平行に引いたライン④が上値抵抗線として意識される展開となっており、このライン④を上抜けることが出来るか注目。
・今年1月の安値(79円20銭)と今年2月26日の安値(81円99銭)を結んだライン⑤が下値支持線として機能するか目先のポイントとして注目。
・オシレーターのMACDでは、両線がクロスして下向きに転換しており、目先の軟調な動きを示唆する形状となっており、注意が必要。

今週の注目材料

(1)先週2日の豪中銀政策委員会での現状維持に加え、豪長期金利の上昇に対し、警戒感が示されなかったこと
(2)3日発表の10-12月期GDPは前期比+3.1%、前年比-1.1%と、市場予想の+2.5%、-1.9%を上回る結果に。2020年通年では-2.5%とマイナス成長ながらも、米国の-3.0%や英国の-10.0%を上回る成長を記録するなど、感染封じ込めの成功を裏付け
(3)4日に発表された2月の貿易収支も中国向け鉄鉱石輸出の拡大を背景に101億4200万豪ドルの黒字となり、前月の+71億豪ドルから黒字が過去最大に。
(4)原油価格が3日続伸し66ドル台まで上昇するなど資源国通貨の一角である豪ドルの上昇を支援。

豪ドル円の動き

一方、4日にパウエルFRB議長がインフレの一時的な上昇に辛抱強く対応するとし、根深い低インフレが速やかに解消される可能性は少ないなどとの考えを明らかにし、市場で警戒された長期金利の抑制についての言及がなかったことで米長期金利が上昇。豪ドルは対ドルで3日の0.7838ドルから先週末5日には0.7621ドルへ下落したこともあり、豪ドル円も3月1日の82円06銭から4日には84円04銭へ反発したものの、5日には一時82円78銭まで下落後の反発も83円40銭までに留まるなど、日足・転換線(83円47銭)が上値抵抗線として意識され、83円30銭で先週末の取引を終了。

今週の注目点

(1)米長期金利の上昇に伴うNY株式市場を中心とした株式市場の調整など、リスク回避志向の流れに一服感が見られるか。
(2)9日発表の豪2月の企業信頼感や10日発表の3月消費者信頼感を受けて感染抑止に成功している豪経済の回復につながるか。
(3)豪長期金利(10年債利回り:1.78%)が一段と上昇するか、豪中銀は国債買いオペを実施するなど長期金利の抑制策を打ち出しており、こうした動きにも注目。

FX口座数国内No.1※1【SBIグループで135万口座突破!※2】SBI証券のFXが選ばれる4つの理由とは?

  • ※1 2019年11月末時点 矢野経済研究所調べ(有力FX企業17社の月間データランキング)
  • ※2 2020年5月末時点 SBIグループのうち、約7割がSBI証券のFX口座

4つの理由を詳しくチェック!

即日取引可能!今すぐFXの口座を開設!

FX口座開設

今すぐFXアプリで取引

口座開設前でもレートやチャート機能をご利用いただけます。(無料)

FX

SBI証券のFXの魅力

FXをはじめるには

当社の総合口座をお持ちのお客さまなら、
簡単入力で申込完了から最短1分で開設完了!

ログインして専用口座を開設する

※PCでのお手続きを推奨しております

当社の総合口座をお持ちでないお客さま

総合口座を開設する(無料)

FX関連ページ

ご注意事項

  • ・取引手数料は無料です。
    ・外国為替保証金取引(SBI FX α)の1取引単位は1,000通貨~1,000万通貨単位となります。
    ・個人のお客さまの必要保証金は取引金額に下記のレバレッジコース毎の保証金率を乗じた金額になります。
  • 「ローレバレッジ1倍コース:100%」
    「ローレバレッジ3倍コース:33%」
    「ローレバレッジ5倍コース:20%」
    「スタンダードコース:10%」
    「ハイレバレッジ25コース:4%(※)」
    (必要保証金の額の約1倍~25倍の取引が可能です。)
    ※高レバレッジ取引の可能な通貨ペアは原則として当社が指定する主要通貨ペアに限定されます。
    ・法人のお客さまの必要保証金は金融先物取引業協会、及びNEX Data Servicesが算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率(保証金率)を取引金額に乗じて得た金額になります。
    ・為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第27項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。
    ※保証金率は毎週見直し、適用される保証金率は取引サイト等であらかじめお知らせいたします。
    ・外国為替保証金取引(積立FX)は、1通貨単位から取引が可能です。
    必要保証金は取引金額に保証金率33.334%~100%を乗じた金額になります。(必要保証金の額の約1倍~約3倍までの取引が可能です。)
    本取引は、取引額(約定代金)に対して少額の必要保証金をもとに取引を行うため、必要保証金に比べ多額の利益を得ることもありますが、その一方で短期間のうちに多額の損失を被る可能性があります。
    本取引は、通貨等の価格又は金融指標の数値の変動により損失が生ずるおそれがあり、かつその損失の額が預託した保証金の額を上回ることがあります。
    ・本取引は元本及び利益が保証されるものではありません。
    スワップポイントは金利情勢の変化等により変動しますので、将来にわたり保証されるものではありません。
    ・取引レートは2Way方式で買値と売値は同じでなく差があります。
  • もっと見る 閉じる
page top